ストロベリ-ナイト (光文社文庫 ほ 4-1)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (435ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334744717

感想・レビュー・書評

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  • 軽い気持ちで読み始めたら、思いの外グロテスクな表現が多かった。身構えてなかった分ショックを受ける。

    傍聴席からの敬礼には胸にくるものがある。
    大塚くんは最推しになった途端死ぬ。やり切れない。

    全体的には面白いんだけど、
    主人公に引っ掛かる部分がちょこちょこ。
    おじさんが考えた女像って感じ。
    「女ってこう思うんだろ?分かるよ」みたいな。
    そんなに理解がないなら主人公を女にしなきゃ良かったのに。

  • ドラマから観たがそれでも面白かった

  • 読みやすいけどそれなりに読み応えもある。いいエンタメ小説でした。

  • 2.8

    主人公の過去を扱うのは別に良い。
    でもやっぱり作ったのは男。
    男が好きな姫川玲子が出来上がり、過去はちょっとした惣菜。
    スパイスにもならない。 ただの惣菜。
    あぁ…男性からしたらスパイスかもね。
    カッコ良く憧れる女性でもない、男が好きな女。
    ちゃんと隙もつくってますよ。っていうやつ。
    つまんないなぁ。

    この作者が苦手だった。
    ドラマや映画の世界。こんな人いないよ、ってのだらけ。
    そして
    良く使われない言葉で、本の良さを出そうとするけど
    比喩は一切なし。サラッサラで読みやすい。
    そして、「訝る」が大好き。 何度も登場する台詞。
    どんだけ、皆同じ表情してんだよ、って突っ込みたくなる。

    どう収集着けるのか気になってすぐ読み終わった。
    中盤が一番面白く、終盤に差し掛かるにつれて、詰まらなくなり、ラストは萎んで終わり。
    まぁ、想像通りだったから良い。

    好きな所は、ラストのセリフ。

    姫川が犯人と同じ思考回路だから、勘が当たるんだって。
    姫川は正義感溢れる強い女性。
    一見程遠いと思われる犯罪者とは、紙一重。
    良いね。好き。

    物語のラストは微妙。
    敵とされる人に助けて貰うなんてどんだけ王道でつまらないラストなんだよ。


    これ……ドラマの方が面白いかもしれない。

  • やっぱりドラマより本の方がよかった。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    溜め池近くの植え込みから、ビニールシートに包まれた男の惨殺死体が発見された。警視庁捜査一課の警部補・姫川玲子は、これが単独の殺人事件で終わらないことに気づく。捜査で浮上した謎の言葉「ストロベリーナイト」が意味するものは?クセ者揃いの刑事たちとともに悪戦苦闘の末、辿り着いたのは、あまりにも衝撃的な事実だった。人気シリーズ、待望の文庫化始動。

  • 私の中でストロベリー・ナイト=竹内結子の姫川班なのだけど,原作の姫川は思ったよりも柔らかい印象だった。
    そして菊田との関係もクスッと笑ってしまう微笑ましいもの。そして,想像よりもサーガの二階堂ふみの姫川もなかなか原作に忠実だと知った。
    内容について,顛末を知ってはいながらも,心ごと抉られるようなグロい描写が多くて好み。

  • 竹内結子が姫川玲子を演じていたシリーズが好きで、いよいよ原作をと思って借りてきました。しかしこれはテレビでやってたかなぁ?もしやってたらかなり場面がきついなぁ、と思いつつ私は楽しく読みました。
    次はソウルケイジです。

  • たまたま暇つぶしでみた「インビジブルレイン」で姫川の過去とかが気になったのでブコフの100円棚で購入。その答えはありきたりなのであるが伏線が何重にも張り巡らされておりこの誉田さんのテクニックは「上手いな〜」と納得せざるを得ない。はっきり言ってこの手の血飛沫上がるような猟奇モノは苦手、嫌いなのだが作品としては圧倒的に面白かった。突っ走るスリリングな展開はもちろんだが、ブレないようでブレまくる姫川のキャラを潰しにかかるように見えて実は救いの手を差し伸べる一癖も二癖もある刑事たちの人間ドラマとしてもまた読ませる。エンタテインメントを徹底的に意識しての作り込みはそれはそれでありなのだろうと思った

  • 誉田哲也の描く女性刑事、姫川玲子が活躍する三部作からなるクライムサスペンスシリーズの第一弾。一件の遺体遺棄事件から連続猟奇殺人事件へと発展するサスペンス、警察内の階級社会や複雑に絡み合う刑事達の群像と事件の意外性を緻密に描きながら、感動的なエピソードと陰惨な犯行描写という真逆のディテールギャップも見事。畳み掛けるスピーディーな展開は章毎に止める事が出来ず、読んでいる時間を忘れさせる。玲子のライバル「ガンテツ」こと勝俣の超アウトロー、玲子にぞっこんな関西弁の井岡巡査長など、魅力的なキャラクターも愉しい。

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著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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