- Amazon.co.jp ・本 (435ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334744717
感想・レビュー・書評
-
ついに姫川シリーズにも手を出しました。まず初巻の「ストロベリーナイト」です。
もう、飽きるほど書かれている刑事もので、女性刑事が主人公と言うのも、それほど珍しくない。(と思う) それでも、これは突出していますね。映像化される訳が分かった気がする。
最初に、エグイ死体が発見されて、謎を解き始めると徐々にストーリーが加速していきます。時折、視点が変わり姫川だったり、他の刑事だったり、犯人の記憶だったり。主人公以外の刑事達も、キャラクターの役割がハッキリしているように感じました。
姫川の過去、裁判で主張する場面。傍聴する警察官達が一斉に敬礼するシーンは泣きました。予想外。この本で泣くとは思わなかった。
ドラマ?映画?見て無いですが、このシーンがどう表現されたのか見てみたいです。
深町さんの「アウトバーン」
(http://booklog.jp/users/kickarm/archives/1/4344417062)
に少し似てる感じはありますが、姫川と八神のキャラは全く別。
この二人を同じ1冊で出逢わせると、面白いかも。
なんて妄想を抱きつつ、この姫川シリーズにも確実にハマってしまった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一気読み!
最初からかなりグロく飛ばしてくるが、中だるみもなく最後まで駆けていく。
キャラも立ってるし、シリーズの他のも読んでみたい。
ガンテツの最後はよかった。 -
セクハラの描写がすごい。女性だと読んでいて不快になる方がいるレベルでは。それを横に置いておいて、、展開が早くミステリーものとしては面白く読み進めることができる。主人公の葛藤描写がやや長いのが気になるが、続き物であるなら妥当かな。
-
姫川玲子シリーズの第1作目。ドラマ版を見たことがあるので、主人公は竹内結子さんのイメージ。グロいとか過激な描写とのコメント多々見受けられますが、この手の作品を読み過ぎて耐性ができてしまったせいか、少々物足りなく感じてしまいました。やばいですかね?
-
ストロベリーナイト、ドラマが好きで本も読んでみた。
グロいけど個人的にすごく読みやすいし、ドラマを観たからかもしれないが情景が想像しやすく、主人公の人間性も好きでかなり私の好み。 -
怖いです。こんな死に方は嫌です。読んでいるだけで、ゾゾッとしてしまいました。でも目が離せなくて、イッキ読みでした。
-
何かのシリーズものか、これが最初なのかはわからないけど、登場人物多くても誰が誰だか分かる。キャラが立ってるというのか。なので理解しながら読めた。話は痛いし残酷で怖いけど、刑事の捜査中に散りばめられた日常の会話に救われた。突飛なことも起こるけど、人生っていわゆるつまらないと言われることの積み重ね方で、ジェンカみたいに倒れたり斜めになったりするんでしょうね 85
-
誉田哲也さんの作品は初めて読みました。
描写がグロいと聞いていましたが、冒頭から本当にグロかったです(笑)こんなダイレクトな描写は初めてで、思わず固まりました。
刑事ものとしてはかなりシビアな表現が目立った印象です。警察の階級や減点方式、手柄の立て方など……
好きなシーンは傍聴席で敬礼するところです。不覚にもうるっときました。手柄を立てるために普段は競い合いながらも、身内が危うくなると一丸となる……まあありえないと思いますが、フィクションなので普通にかっこよかったです。
個人的には、ガンテツは最後まで好きになれませんでした……彼なりの信念があることは最後に理解できました。しかしそれはそれ、これはこれ。イタズラに人を傷つける発言(しかも自分じゃどうしようもない過去の揶揄)は最低だと思いますし、離婚した自分はまだまだ現役発言は超イタかったです。