ソウルケイジ (光文社文庫 ほ 4-3)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 9843
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  • Amazon.co.jp ・本 (438ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334746681

感想・レビュー・書評

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  • ドラマで見ていたので脳内ではバッチリ竹内結子の姫川班に変換されているのだけど,だからこそ菊田に対する玲子の態度の描写は違和感しかなくて困った。
    あらら,本当の姫川玲子ってこういう人なのね。ストロベリーナイトの時よりも更にガッカリ感…。
    ストーリーは,父性をテーマにしていて,救いようがないのだけど,悲しい過去を持った人間が一生懸命くっついて生きている様相に虚しさや温かみを感じ,良い意味で読み終わった後にぐったりする。
    私の中でベストオブなドラマだからこそ,これ以上原作読むの止めようと思う。
    映像化作品と原作の関係ってどんなに逆立ちしても原作に敵わないって思っていたけど(見る順番は関係なく),そうではない例外的な作品がドラマのストロベリーナイトなんだなぁ。もちろん,私の好みにハマっているだけだけど。

  • 前作より面白かった!
    が、姫川のイメージがどうも・・
    仕事中に戯れで菊田にキスをしたりするようなそんな人ではなくもっとかっこいいイメージだったので残念。

  • わかりやすい、おもしろい!「シンメトリー」に進みます。

  • 姫川シリーズ2作目。
    1作目のストロベリーナイトが怖くて、この2作目を読むか悩んだが、推理小説のシリーズ系が好きなので、意を決して読んだ。
    相変わらずグロいところがある。
    でもこの2作目を読んだことによって、姫川シリーズにどっぶりはまっていく。

  • 私の姫川シリーズの2つ目として読んだ。相変わらずぐいぐいと引き込まれるストーリー。事件の本筋とその脇にある姫川と菊田の進展の遅い恋の行方。終盤近くの姫川のひらめきから畳みかけるように話が進んでいくのは読んでいて楽しかった。また、別の姫川玲子シリーズを読んでみたいと思った。

  • 前回(ストロベリーナイト)とは打って変わって、グロさの少ない人情味のある物語でした。今回はガンテツとのモヤモヤするバトルもなく、姫川がバトる相手(刑事)はちゃんとした仕事人なので、むしろ姫川の子供っぽさが目についてしまった。そこが可愛いのですが(笑)。菊田との距離も縮み、二人の関係が今後どう展開するのかも楽しみです(ドラマ観てないので)。謎解きは易しいものの、一人の男の父性が次々と自分を追い詰めて行く過程が悲しく、切ない物語でした。面白かった。

  • 姫川玲子シリーズ第2弾、今作で個人的シリーズ評価は大きく上がった。

    冒頭から手首だけの発見、消えた容疑者、と読者の引き寄せ方が巧い。結果を見ればさして複雑ではない事件だったのに、登場人物みんなにそれぞれの一幕が用意されていて最後には、人間を描くという点で前作を凌ぐ奥行きを感じることができた。

    日下警部補はけっこう好きなタイプである。

  • なんかあったかい気持ちになる。

  • 目を覆いたくなるような描写があった。
    怖すぎてじっくりは読めなかった。想像すると、なんでもない自分の体が痛み出すような気持ちにさえなった。それほどの文章だった。

    性的な虐待のような描写は相変わらず苦手。
    世の中にこんなことをしたり言ったりする人がいるのか、出会ったことがない私は想像の域を出ない。

    父性、というのはここまで強いものだろうか。自分の周りでは父親より母親が子供に強く関わっている人が多くて、子供のためにここまで犠牲を払える人がいるのだろうか。トリックはすごい、思い付かないようなものだった。紅生姜、という表現がとても印象的だった。

    姫川玲子シリーズといえば、竹内結子さんのドラマ。彼女の演技も声もスタイルも全て素晴らしかったなと思い出した。私の中では姫川玲子は竹内結子さんのまま、ドラマを見返したいと思った。

  • ドラマでこのシリーズ知ったクチです。
    ですので、登場人物が、竹内結子さん始めとするドラマのキャストで脳内補完されながら読みました。
    犯人は、キャバクラでの血液型の話で、何となく分かってしまい、後半は答え合わせしてるような感じで読んでました。
    耕介が、グルでなくて良かったと思うのと、フィクションですが彼の今後の人生が幸多いものでありますようにと思ってしまうのは、私も子を持つ父親だからなのかな?と考えてしまいました。

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著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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