あの頃の誰か (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
2.88
  • (51)
  • (273)
  • (1120)
  • (466)
  • (78)
本棚登録 : 7527
感想 : 595
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334748975

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「再生魔術の女」、追い詰めていく感じがゾクゾクと怖かった。

  • 昨日『秘密』を読んですぐ『さよならお父さん』を読んだので、全く同じ文章がたくさん出てきたのがわかって面白かった。

  • 東野圭吾さんが20年ほど前に書いてお蔵入りになった作品の短編集です。

    お蔵入りになった理由は読めば分かる感じですが(笑)、それでもやっぱり読みやすいですし、東野圭吾さんの代表作である「秘密」の原型になった短編(「秘密」と全く同じ内容なのですが、こちらの方はページ数も少なくかなり荒削りで淡々としており、「切り口は良いのに何か勿体無いな」という感じ)もあるので、ファンにとっては楽しめる作品かも知れません。・・・逆に言うとファン以外は読まない方が良いかも^^;?

    ちなみに、ひとまず僕は、あとがきにあった東野圭吾氏さんの各エピソードに関する私見が一番面白かったです(笑)。あと、「眠りたい死にたくない」は、若干クオリティは低いですが「△笑小説」シリーズに入れても良いような出来栄えだったと思います☆

  • 某Y先生のMという作品やA先生のYという作品を思い浮かべるようなラストにちょっと「こわッ」となる作品が多かった。
    あの『秘密』の原型である作品も含まれますが、私としてはショートショートになる『女も虎も』『眠りたい死にたくない』に注目しました。
    この短さで激しい展開が起きていて面白かったです。
    『レイコと玲子』『再生魔術の女』も女の怖さが描かれていて、面白かった。
    東野先生大好き人間だからか私個人としては結構好きで、思ったよりここでの評価が低く驚きました(全ての作品を敢えて無評価にしている(そんな大それた事が出来る人間ではないと考えています)私が言える立場ではありませんが(苦笑))

  • この短編集の中の「玲子とレイコ」がすごく面白かった。人を殺した高校生の玲子が、記憶喪失を患いレイコとなるが、最終的には玲子は記憶喪失など患っておらず、記憶喪失を演じた殺人犯だというストーリーにはすごくゾクっとした。

  • いつもの東野短編集。相変わらずのブラックな内容があったり、予想を裏切る結論のものがあったりで楽しめました。
    が、これまで読んだ短編集の中では少し物足りなかったかな。あとがきで東野さんも、「これで良いのかな」と思って出したものもあるって書いてましたね。

  • 短編小説集
    再生魔術の女がよかったねー。
    なんか犯人の精子を冷凍保存して、それと自分の卵子で子どもを作り養子と犯人に渡すって怖すぎんか。
    生き地獄なんだな。
    結局悪いことをしたら返ってくるんだよなー。


  • よーやく
    読み終わった
    長かった

    話は
    サクサク読めるんだけど
    読む時間がなかなかなくて

    短編集なので
    軽い気持ちで
    読めました

  • 東野圭吾の短編集。どの作品も読みやすく、あっという間に読み終えてしまった。『再生魔術の女』と「さよならお父さん』が印象的だった。
    『再生魔術の女』では、中尾章代のあたかも事実であるかのような語り口によって男に復讐する様が面白く、彼女の賢さに恨みを果たすという思いの恐ろしさを感じた。
    『さよならお父さん』は、娘の体に妻の魂が宿ってしまった事態への父の葛藤が描かれており、娘(妻)が結婚してしまう場面は何とも言えず切なかった。

  • バブル時代を舞台にした短編を含む短編集。再生魔術の女が1番面白かった。名探偵退場は、ギャグぽいやつで、歪笑小説とかのスタンスに近いのかな。

全595件中 61 - 70件を表示

著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

東野圭吾の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×