カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)

  • 光文社
3.70
  • (367)
  • (354)
  • (612)
  • (59)
  • (19)
本棚登録 : 5751
感想 : 428
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (443ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334751067

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 電車の行き帰りにゆっくり読み進めていたら途中から分からなくなり、一からまた読み始めた
    段々とドストエフスキーらしいぐちゃぐちゃした展開になっていき、良かった
    三兄弟一人一人の個性が良い

  • 宗教的な内容や人の呼称など、日本人には取っ付きにくい内容が多いが、内容は面白い。
    続きを読みたいと思う。

  • 宗教と科学に揺れ動く世の中を、癖のある登場人物とサスペンスで駆け抜ける名著。

  • カラマーゾフ家の3兄弟と父と二人の女性(グルーシェニカ、カテリーナ)をめぐる愛と憎しみの話。どの人物もとても人間的で憎めないキャラクターだ。誰からも愛されるキャラクターのアレクセイという三男が中心になって展開される。ドミトリーとイワンがこの先アリューシャとどう絡んでいくか興味深い。

  • 昔のロシア文学って読みづらくて難しくて堅苦しいものだと思ってたけど読んでみたらめちゃくちゃ面白い。亀山先生の訳もいいのかな?やっと1/5読んだ。続きが楽しみです。

  • NHKの100分で名著を見て、再読。前回、新潮文庫で読んだときに比べて、何か、エネルギーを感じる翻訳で、ワクワクしながら読んでいる。

  • 想像力が必要で疲れるが面白い

  • 「世界最高の小説は何か」という問いに対する答えとして、筆頭に挙げられることも多い作品。
    第1巻読了時点ではまだ全体像は見えてこないものの、確かにこれは「世界最高」かもしれないと思わせる凄味がある。

    また同時に「挫折しがちな小説」にも挙げられることが多いとか。400ページ越えの全5巻本ゆえ当然とも思えるが、その第一の関門となるのが、おそらく本書の第2編「場違いな会合」だろう。
    第1編で最低限の登場人物紹介だけをすませた状態で、いきなり十数人の人物による会話劇が始まる。しかも教会と国家のあるべき関係性という非常に抽象度が高く難解な議論が延々と続く。挫折者の何割かはここで読むのをやめたのではないだろうか。

    なんとか先に進んでも、その後のいわば本題である、カラマーゾフ家の「会合」の意味するところはここでは分からず、要領を得ないままやり取りを追っていくことになる。というのも、彼らがなぜ憎しみあい争っているのかは続く第3編ではじめて詳細に明かされるからである。これがめちゃくちゃに面白い。
    だからこれから第1巻を読む人には、飛ばし読みでもいいから第2編を越えて、第3編の3以降の「熱い心の告白」まで読み進めてみてほしい。人間の心理の目まぐるしさと不合理さ、そして悲惨さ。第1巻を読み終わった時点で言えるのはそんなところだが、主人公アリョーシャの最後のページでの独白がこれをよく表しているように思う。
    「神よ、どうか今日出あったすべての人々を憐れんでください、心の安らぎを知らない、あの幸薄い人たちをお守りくださり、どうか正しい道をお示しください」。



    余談だが、この光文社古典新訳文庫版のいわゆる「亀山訳」には文法上・文脈上の誤訳だらけだとの批判がネット上で散見される。
    しかし少し調べればわかるが、これらはある一人のロシア文学者とその界隈が(偏執的な、あえて言えば学術的な正義感に溢れた)批判を長大な論考として自身のホームページに掲載したのがその発端であり、専門家同士の意見対立にしては断定的・粘着的なやり口は素人目にもいかがなものかという気がする。
    これまでとは違うスタンスだからこその「新訳」なわけだし、少なくとも一般読者が初めて手に取るには読み通しやすい亀山訳でまず間違いはないはず。

  • ティーンズのコーナーにあり、気になり調べたら、村上春樹さん曰く、人類は2通りに分かれるらしい。カラマーゾフの兄弟を読んだ者と読まない者。
    それは、、読んだ側にいきたい!そして最近は、少し洋書ブームが自分の中できてるので、読んでみた。
    結果、他の方がレビューされてる通り、難しい!先に、巻末の読書のための前知識や、別でロシアの宗教の歴史について読んではみたのだけど。
    怒濤のセリフ量。登場人物たちが自分の考えをとにかく話す。本当に思いつくままに語るので、本心はどこか?何を言いたいのかが、ぼんやり読んでいるとわからなくなる。そして、これがロシア人なのか、みんな気性が激しい。いろいろな事が起きるため、どんどん読み進めてしまうが、全体として何が起こったのかというと、何もそんなには進んでいないような。でも、主要人物の人となりは分かったかなあという、一冊目。とりあえず、続きを読んでいこうと思う。

  • 途中からよくわからなくなりかけたけど、何とか読了。

全428件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

(Fyodor Mikhaylovich Dostoevskiy)1821年モスクワ生まれ。19世紀ロシアを代表する作家。主な長篇に『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』『悪霊』『未成年』があり、『白痴』とともに5大小説とされる。ほかに『地下室の手記』『死の家の記録』など。

「2010年 『白痴 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ドストエフスキーの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
遠藤 周作
ドストエフスキー
カズオ イシグロ
フランツ・カフカ
ヘミングウェイ
宮部みゆき
有川 浩
ドストエフスキー
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×