- Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334751166
感想・レビュー・書評
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摩訶不思議なできごとが起こるのですが、節々に風刺的なものをかんじるので、なんだかちぐはぐしています。でもその奇妙さや、まるで読者を嘲るかのような奇抜な展開や突飛な終わりかたがこの小説の癖になるところだとおもいました。『査察官』は展開は読めてしまうものの、すべてを知ったうえで登場人物たちの微妙に噛み合わないやりとりを読むのはおもしろかったです。落語調の訳というのが新鮮でしたが、違和感なく素直に楽しめました。
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これが19世紀の写実文学とすると、2世紀経った今も世界は変わらないな~と率直に感じた。翻訳を落語的に試みたところが良かったんだと思う。「査察官」については現代の私たちにっては、若干物足りなく展開はある程度読めてしまうが、当時は非常に斬新で、また物議を醸したのだろうと思う。外套は人間味が良かったが、最後の幽霊の展開は予想できなかった。
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2月にバーゲンで、定価の1/3で外套を購入。
ロシアで着ても大丈夫な位暖かいですが、でーじ重い。
1.5kgもあります。
この外套に身に包んだ瞬間、何故か、ゴーゴリの『外套』を読みたくなりました。
この作品は、悲喜劇なんですが、プロレタリア兼人望の無い、しがない安サラリーマンには、身につまされて笑えませんでした。
昨日も、永年勤続で賞金を貰いましたが、お偉いさんから、会社に返せとかチクチク嫌がらせを受けたし。。。
これって、パワハラじゃないかと憤りながらも、しっかり返しませんでした。
そこで一句、やせ蛙、負けるなまるま(○ま=一色の碧い彗星の略称)、ここにあり。パクリ。
感動したっ!以上!!(毎度お馴染み、小泉元総理のパクリ) -
外套が一番好き
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なんとも不思議なお話。
社会に対する批判なのか何なのか。
なんというか。
もやもやとした気持ちが抜けない感じ。
で、なんなのよ?なんかいいたいことは他にあるんじゃないの?
って聞きたくなる。 -
ナンセンスの極み。
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同僚に借りた。
光文社古典新訳文庫、素晴らしい。
この新訳については賛否両論だと思うが
こういった試みそのものは評価されるべき。 -
途中で挫折。
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なんだかへんてこでした。「マジな顔で」とか「どえりゃー寒さ」とか、違和感がすごくありました。 言っちゃえば、今の時代には合うけれど、時代が過ぎれば価値を失いそう。。。
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鼻/「こんなことはありえない」「でもありうるかもしれない」