置かれた場所で咲きなさい

著者 :
  • 幻冬舎
3.74
  • (590)
  • (822)
  • (734)
  • (153)
  • (55)
本棚登録 : 8825
感想 : 985
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344021747

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ずっと読みたかった本、やっと読めました。
    個人的に印象に残ったのは「2%の余地」。

    お互い別々の人間だから、共通するところもあるけれどもわかり切れないところもある。

    100%相手を信頼するのではなく、2%の余地を残しておくことを心がけていきたいです。

  • 信頼は98%、残りの2%は相手が間違えた時の許しためにとっておく。

  • 修道院に入り、35歳の若さで学長を勤めることになった著者が励ましてくれるエッセイ。

    置かれた場所で咲きなさい…という言葉もそうだが、著者が人からかけてもらった言葉、出会った詩、聞いたエピソードなどを取り混ぜてある。
    タイトルだけみると、とても強気な、ぐいぐいくるような著者なのかと思っていたが、著者自身の言葉ではなく感銘を受けた言葉を集めたもの。

    そういう意味では、完全な宗教観に則って書かれたというよりも、キリスト教の教えに近いところにいた人たちの言葉、近づこうと努力した人たちの言葉が書かれているので、イメージしやすく、いい意味でうまく信仰を日常に取り入れた視点の本だなぁと思われる。

    小さなエピソードや言葉ごとにまとまっている、短いエッセイ集。いちばんなるほど、と思ったのは、生きる意味を見いだす考え方のはなし。
    生きるのが辛ければ、自分が生きることで幸せを感じる人のことを考える。そのために生きる。
    死ぬことが辛ければ、自分の死をもって世の中にふりそそぐ祝福を考える。

    たぶん、一人一人、よいなぁと思う言葉は違うのだろうな、と思う。たまに見返すと、生きるのが辛いことも前向きな気持ちを呼び覚ましてくれる栄養剤のような本。

  • 人生において何度も読み返したい本。
    すでに3回目だが、これほど読み返して飽きる事なく、
    心に響く本はなかなか出会えないと思う。

  • 昔、就活をしていた頃同じグループ面接だった子が座右の銘として、置かれた場所で咲きなさいという言葉を言っていて、ずっと気になっていた本。

    細かく章が区切られて読みやすい。

    同じ現実でもどのように捉えて行動するかは自分次第で、その積み重ねが人生なんだと感じた。

    読み終わるととても励まされ、あたたかい気持ちになる一冊。

  • 前半は、「いい言葉は書いてあるんだけど、ただ紹介されゆくだけで心に響かないなぁ」と思ったが、後半になり心に響くエピソードが増え、いくつか読書記録に残すことにした。著者はとても素敵な人なので、一読の価値あり。

  • 「置かれた場所で咲きなさい」、数年前タイトルを見たときは、我慢の勧めなのかと思っていた。全く違った。人生どんな人でも心が平穏ならぬ時や先を思うと不安で仕方ない時がある。そんな時、どう自分と向き合うと穏やかな自分を取り戻せるのかのヒントが満載だった。

  • 「人に迷惑をかけない」からもう一歩進んで「人のために進んで何かをする」「手を差し伸べる」気持ちが愛の実践

    「いい出会いにするためには、自分が苦労して出会いを育てなければならない。出会っただけでは信頼関係を結べない。このご縁を大事にしようという気持ちを育てていこう。」

    「自分が積極的に動いて、初めて幸せを手に入れることができる。他人任せでは幸せを得られない。自分が光となって世の中を照らそう。」

    この3つの言葉が心に刺さった。

    自分は誰かのために何かしただろうか?仲間のために組織のために何かできただろうか?いつも周りからしてもらってばかりじゃないか?
    普段自分の目の前のやらなければならないこと、自分の生活ばかりを考えてしまい、自己完結してしまうことが多い。それでいて、自分が成長できれば、自分が納得すれば…と自分中心で考えてしまう。

    ふと、もっと大切なことがあるんじゃないか、何か大切なものを失いかけてないかとこの言葉から問い直された気がした。
    もっと周りの人に対していい影響を与えられる人でありたいし、「自分がしてほしいことを人に与えなさい」というこの本の言葉を噛み締めていこうと思った。

  • いいタイミングで読むことができた。心に染み込んだ。
    分かってはいるけどできないことから、考えたこともない考え方まで。
    自分を守ることに汲々としているのが恥ずかしい。
    嫌なことを気にしなくなるのではなく、辛いことを経て成長できるようになりたい。

  • 遅まきながら、ブックオフで見かけたので購入してみた。

    タイトルどおり、「どんな場所に置かれたとしても、花を咲かせる努力をしよう」とあらためて思わせてくれる本。

    しかも、「花が咲けない時は、根を下へ下へと降ろしましょう」という著者の言葉が心に残った。

    本の序盤は非常に参考になる言葉が多かったのだが、中盤以降は私の心にささるエピソードや記述が少なく、★3つとさせていただいた。

全985件中 81 - 90件を表示

著者プロフィール

1927‐2016年。修道者。9歳の時、二・二六事件で父・渡辺錠太郎を目の前で暗殺される。聖心女子大学、上智大学大学院卒業後、ノートルダム修道女会に入り、アメリカに派遣されてボストン・カレッジ大学院で博士号を取得。その後、36歳の若さでノートルダム清心女子大学学長に就任し、のちに同学園理事長、日本カトリック学校連合会理事長となる。『置かれた場所で咲きなさい』(幻冬舎、2012年)は230万部を超えるベストセラーとなる。その他、『面倒だから、しよう』(幻冬舎)、『目に見えないけれど大切なもの』(PHP研究所)、『幸せはあなたの心が決める』(PHP研究所)、『どんな時でも人は笑顔になれる』(PHP研究所)等、数々の名著を世に贈りだした。

「2018年 『あなただけの人生をどう生きるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

渡辺和子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×