解夏 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
3.76
  • (312)
  • (349)
  • (530)
  • (31)
  • (6)
本棚登録 : 2736
感想 : 373
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (499ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344404649

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 解夏
    段々視力を失っていく

    秋桜
    フィリピン人女性が田舎の農家に嫁いだ話。

    水底の村
    ダムの底に沈んだ村と幼馴染みの話。

    サクラサク
    認知症の父と家族の再生の話。

  • 映画は何回も見るぐらい好きだけど、原作もとても良かった。さだまさし、いいね。


    『ここの百日紅はね、白いんだよ』
    故郷の風景が自分の中に刻まれた、と気づいた。

    解夏であった。

  • 個人的に印象に残った順は、「サクラサク」>「水底の村」>「秋桜」>「解夏」かな。

    どの話も物語終了後の続きが気になる感じ。でも決して後味は悪くない。続きは読者の想像の中で、というスタンスなのかな。

    読み終わって、歌の一フレーズを思い出した。「人間って哀しいね だってみんなやさしい それが傷つけあって かばいあって・・・」

  • 全部が解夏だと思っていたら短編だったので、ちょっと意外な気がしました。
    みんな、人の心の弱さや温かさに気づかされる話でした。

    「秋桜」が良いと思いました。

  • 「解夏」「秋桜」「水底の村」「サクラサク」
    の4編。
    生と死とか、扱っているものは重たいんですが、でもやわらかくあたたかい言葉と文章で、気持ちがゆったりするお話ばかりでした。
    人が生きるということについて、考えさせられました。
    人のあったかさって泣けるよね…。
    心が弱ってるときに読むと、ほんまにしみると思う。

  • 短編ってイマイチ感情移入できないことが多いんだけど、これは結構感情移入できた。
    さださんの本って、幸せは日常の中にあるんだよ。というのをいつも教えてくれてる気がする。

    お気に入りは「秋桜」と「サクラサク」でした。(^^)

  • 『夏解』読了。タイトル作は映画やドラマで見ていたけれど、こんなに短編だったとは意外で驚き。すべての作品に、景色とその匂いが鮮やかに浮かび上がる。心に沁みます。

  • 解夏 秋桜 サクラサク

  • どれも「じーん」ってくる。特に秋桜がきた。
    仏教に関わる言葉がたくさん出てくるけど、どれも心地良い。
    大きな川の流れみたいなものを感じるよーな話だなぁ…て思った。

全373件中 91 - 100件を表示

著者プロフィール

一九五二年長崎市生まれ。シンガーソングライター。二〇〇一年、初小説『精霊流し』がベストセラーとなる。『精霊流し』をはじめ、『解夏』『眉山』アントキノイノチ』『風に立つライオン』はいずれも映画化され、ベストセラーとなる。その他の小説に『はかぼんさん―空蝉風土記』『かすていら』ラストレター』『銀河食堂の夜』など。

「2021年 『緊急事態宣言の夜に ボクたちの新型コロナ戦記2020』 で使われていた紹介文から引用しています。」

さだまさしの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×