成功のコンセプト (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344414006

感想・レビュー・書評

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  • P49 そもそも会議の目的は何なのか。会議の目的は説明することではなくて、決断することだ。事前に読んでおけば説明なんていらない、ということで、こういうシステムになったわけだが、その結果として膨大な時間が節約できている。
     時間の節約だけではない。このやり方を続けていると徐々にフォーマットがきまってくる。説明しなくてはならないポイント、ディスカッションしなくてはならないポイント、そして判断をしなくてはならないぽいんとは基本的にほとんど変わらない。この会議の方法になれるにつれて、各自がポイントを押させた資料を用意できるようになるから、効率はどんどん良くなる。

    p92 ぼくたちの目の前には、いつも上るべき山があった。それも、自分たちの能力では登り切るのが不可能に思える高い山が。
    リーダーの役割は、そういう山をいつも見つけることだと思う。「大丈夫だよ、俺たちなら登れる。」

  • 【読み方:精読~流し読み】 【周回数:4】 【収集メトリクス:理解】 【時間:10時間ほど】 【媒体:実物】 【メモ ■一部におすすめできる。R社に入りたい人の導入本か、目標の立て方を改善したい人、起業家、会社の文化を作る人 ■達成欲・目標指向の権化な方が書いたものなので、モチベーション・プラクティスとして利用可 ■プラクティスとしては冗長だが、解像度が高いのでなぜ実践する必要があるのかも理解できる。 ■出版されて10年以上経過しても変わらないコンセプトで良書 ■うまくいった例なので、例外があることに注意■これによって自身のマインドを変えて実践できるようになった人は間違いなく一流の道を歩むだろう。そのくらい人のポテンシャルを変える可能性のある本。一方で、達成欲・目標指向が他の資質に比べて相対的に低い人にはウケないと思う。著書に書いてある通り失うものもあるので。

  • ■読んだ日付: 2021/8/31

    ■読もうとおもった理由:
    ビズリーチ創業の経緯について描かれた「突き抜けるまで問い続けろ」を読み、三木谷氏に興味を持ったから。

    ■読んだ後に得たいと思ったこと:
    一つでも心に残る一文を見つける。

    ■目的は達成出来たかを4段階で(×,△,○,◎):◎

    ■心に残った箇所:
    ・「面白い仕事があるわけではない。仕事を面白くする人間がいるだけなのだ」
    ・「仮説にも良い仮説と、悪い仮説がある。どうすれば、良い仮説が立てられるか。僕はまず『そもそも論』を考えるべきだと思う。」
    ・「スピードが未来を決めるのだ。」


    ■感想:
    三木谷氏の著作は初めて読んだ。本書は三木谷氏が考える5つの成功のコンセプトについて語っているが、この中に目新しいものがあるかと言われればそうでは無いと思う。ただ、一つ決定的に違うことは体験があるかどうかだ。誰が言ったかもわからない成功のコンセプトより、日本を代表するような企業を作り上げた著者の経験に基づく、リアルな成功のコンセプトの方がやはり腹落ちしやすい。読みやすい一冊だったので、未読の人は一章だけ読むなどして合うか決めれば良いと思う。

  • 読んでいて、三木谷さんの仕事に対する熱い想いが伝染するような感覚で、じんわり感動しながら読み進めた。
    仕事を心から楽しむこと、目標を高く持つこと、夢を描くこと。仕事に対するモチベーションが薄れたときに再読したい。

  • 三木谷さんの仕事に対する考え方が、自身の前職、そして楽天の創成期からの具体的事象と絡めて描かれている。いわゆるビジネス本に書かれている事と重複する部分が多いが、具体例とともに書かれているので、分かりやすく、納得感がある。

    2007年の本だが、そのコンセプトは今も色褪せず、定期的に自身を見つめ直す際に読むのにいいと思う。

  • 楽天独自の哲学、働く上での成功のコンセプト5つについて述べた本

    2007年の本だけど全く色褪せないしあらゆる企業が参考にできるのでは

  • 少しタイトルと中身がずれている部分があるような気もするが、三木谷さんが作ってきた楽天市場の初期段階からスケールまでのストーリーが事細かに書かれている。

    また、会社を作るときに大事なこととして、自分たちで何でもやるからこそ、それが血肉となって会社の資産になるということにはとても共感した。
    昨今の楽天の物流業界を見てもこの点は一貫しているのだろう。

    2007年時点で、この本を書いているが2021年現在でかなり三木谷さんの未来予測と一致している点も多く、次の10年の予測も自分自身でやってみたいと思う

  • 楽天の立ち上げなどが分かる

  • 仕事とは?を再度見直す良い本。何度も読み返すのにも良い。

  • PDCAを早く回し、改善をものすごいスピードでこなしていくこと。
    従業員は当事者意識を持つこと。
    この本から13年たった今、インターネットが当たり前になり、世界最大の企業はインターネットに関する企業になるというのは当たっている。楽天ではないけど・・・。

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著者プロフィール

三木谷浩史(みきたに・ひろし)
1965年神戸市生まれ。88年一橋大学卒業後、日本興業銀行に入行。93年ハーバード大学にてMBA取得。興銀を退職後、96年クリムゾングループを設立。97年2月エム・ディー・エム(現・楽天)設立、代表取締役就任。同年5月インターネット・ショッピングモール「楽天市場」を開設。2000年には日本証券業協会へ株式を店頭登録(ジャスダック上場)。04年にJリーグ・ヴィッセル神戸のオーナーに就任。同年、50年ぶりの新規球団(東北楽天ゴールデンイーグルス)誕生となるプロ野球界に参入。11年より東京フィルハーモニー交響楽団理事長も務める。現在、楽天株式会社代表取締役会長兼社長。

「2014年 『楽天流』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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