- Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344980075
感想・レビュー・書評
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※注:著者本人も言ってるけど、「2週間で小説を書きあげられる」本ではなく、「2週間で小説が書けるノウハウを身に着けられる」本。
実践的で解りやすい!
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一般の学校や大学では、論文の書き方は教えてくれるが、創作文の指導は確かになされない。小説を読まない世代が小説家デビューしているというが、実は小説の書き方も論文や作文とあまり変わらず、そこに表現力や想像力をどう加えていくかで決まるものであるから、難しくはなかったりする。そんなわけで、これは小説書き以外の人間にも大いに役立つ本であった。
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何気なく手に取ったけど、分かりやすくて大変面白かった。
物語を考える時の思考が整理され、また読書する時の視点がまた新鮮になる。 -
◎買
物語を読む頭の回転が一気に変わる。読み進めるほど、物語を書くことの魅力を再確認でき、凝り固まった作り方の考えが溶けていく気がする。 -
死ぬまでに一つくらい小説を書いてみたいな、と思いながら借りてみた。なかなか興味深く、特に「活きのよい現代の作品」が私には親しみやすく、また、読んだことのない作品の新たな発見ともなった。
評論家という名前の職業は嫌いだけど、この人はどうも人にものを教える先生としての役割が強いみたいだ。志があるならば書き続けてほしい、というのがなるほどなあと納得。 -
批評家の方が書いた「小説家になる本」で、どうなのかと思っていたが、逆に作家でないからこそ、鋭く見ているところがあり、勉強になった。
2週間でいっぱしの小説家になれるとは思わないが、示されている具体的な実戦練習14日分を実際にやれば、素地くらいはできそうだ。このような本を読んで実際にやるかやらないかが、意外と道を分けそうな気がする。 -
小説家になるための、あるいは、小説を書くのがうまくなるための課題が14紹介されている。1日1つずつやることができれば、全部で2週間というわけだ。もちろん、1週間に1つずつ新しい課題をやってもいいし、同じ課題を何度もやり直しても構わない。そうなると、当然2週間ではなくなってしまうが。
ただ、私のように小説を書かない人間にとっても読む価値のある本だ。なぜなら、文章を書くポイントを知ることができるし、小説を読むときに、作者の意図に気づく道しるべにもなるからである。
実践練習第12日は、職場を書く。ありきたりの日常は、意外と描写するのが難しく、また面白いものなのだそうだ。ブログなどは、まさにこの練習になりそうだ。 -
文芸評論家:清水良典氏の文章術実践的プログラム。
創作メモ(1)ネタ帖(2)忘備録 は参考にしたい。
<それをやったら必ず魅力がランクダウンするストーリーの典型>は耳が痛い。
<描写とは小説と読者をつなぐ魔法の通路>は納得。
いろいろと私なりにメモった部分もあり、今後の創作に生かせればと思う。
兎に角、一つの作品を完成(書き終る)ことが大事だと言うことです。 -
「五感」による追体験によって、私たちは虚構であるはずの小説の世界の中に参加できるのである。しかし五感はよほど気をつけていないと、文章からこぼれ落ちていく
小説はふだん書くのと同じ文章で書かれているのだが、架空の「目」から書くという、ふだんの言葉の使い方とはまったく異なる奇妙な語り方をしているわけである。その「目」の設定をとりあえず決めないことには、一行も書き出せないものだ
個性を強調するのに効果を発揮するのがデフォルメ
①身体的な特徴を誇張する
②性質を誇張する
③特技で誇張する
④履歴で誇張する