アスペルガー症候群 (幻冬舎新書 お 6-2)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344981423

感想・レビュー・書評

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  • 不安定な日が続いているので。

  • いろんな有名人のケースが取り上げられており、社会的な才能を開花させる環境や教育について興味深かったです。

  • 相手の視点で相手の心の動きを想像する能力=心の理論

  • 16.jan.13

    誰もが知っている有名人を含めた具体的な症例を多く紹介していて、読みやすかった。
    アスペルガー症候群と一口にいっても個人に合わせて多様な特徴があることがわかる。

  • とてもわかりやすく、知りたいことにまっすぐ答えて(応えて)くれた。新書の鑑みたいな本。
    アスペルガー症候群とはなにか?特徴的な症状、診断基準、医学的(脳や神経の生理学的)な観点からみた事象や考えられる原因が前半で、後半はアスペルガー症候群の人とどう付き合えばいいのか?親、教師、同僚(上司)の観点からアドバイスしている。

    印象的なのは、アスペルガー症候群に特徴的な行動や発想が現代社会ではイノベーションとして強く必要とされていること、そのためにアスペルガー症候群ならではの長所を活かしつつ周りとうまくやっていくためにどうすればよいかを具体的に挙げていること。歴史上の偉人を多くとりあげて「この方もアスペルガー症候群だった、こういう特徴的な行動があった、それをこう活かして偉業を成し遂げた」という記載も多い。

    しかしそれより何より一番の驚きそして収穫は、私自身が本書を読みながら癒しあるいは救いを感じたこと。
    アスペルガー症候群の診断テストをネットでみつけて何度かやってみても該当しないし、本書に載っている診断テストでも「違う」という診断結果になるものの、本書に登場する有名無名の該当者の言動やその背景にあるものの見方や感じ方が驚くほどしっくりくる。読みながら何度も「ああ、分かってもらえている。受けいれられている。」という静かな感動と安心に包まれた。

    おまけ。ビジュアルな工夫や補助はほぼゼロで、文章と構成だけでここまで広く深く易しく分かりやすく的確な解説が可能ということを賞賛したい。岡田尊司さんは過去に5-6冊ほど読んで概ね好意的な印象を持っているのでバイアスがあるのかもしれないが。

  • エジソン、アインシュタインからヒッチコックまで、身近な具体例と共に書かれているので、とてもイメージしやすい。

    そして、対処方法も具体的かつ実践的で分かりやすい。
    実践する場面はすぐにはないですが、一般の育児に当てはめて考えても、とても勉強になる一冊。

  • <目次>
    はじめに
    第1章 アスペルがー症候群とはどんなものか
    第2章 アスペルがー症候群の症状はどのようなものか
    第3章 アスペルがー症候群を診断する
    第4章 アスペルがー症候群の脳で何が起きているのか
    第5章 アスペルがー症候群が飢えている原因は何か
    第6章 アスペルがー症候群と七つのパーソナリティ・タ    イプ
    第7章 アスペルがー症候群とうまく付き合う
    第8章 学校や家庭で、学力と自立能力を伸ばすには
    第9章 進路や職業、恋愛でどのように特性を活かせるの    か
    第10章 アスペルがー症候群を改善する
    おわりに

    <内容>
    かなり丁寧に説明をしてくれている。が、対策などの具体性は表面的かも…。新書なのでしょうがない部分でしょう。また、あの人もこの人もアスペルガーだったかも、という話が多く、驚いたというか納得と言うか…。

  • 職場にアスペルガー症候群の方がいます。言われなければ分からないし、こだわりが強い人、人の気持ちが分からない人、ぐらいで済ましてしまいそうな感じです。

    そういう障害だから仕方ないんだと頭では分かっていても、一見普通の人と変わらないので、どうしてもムカついてしまったり、どう接していいか分からなくなることが多々あります。もっと上手く関わっていくにはどうしたらいいかと思い、読むことにしました。

    程度や症状にもいろいろあるんですね。アスペルガーの中でも正反対の特徴もあるようで、一概にこういう症状だとは言えない感じ。診断するのがとても難しそうな障害だなと思いました。

    接し方や対処の仕方については、教育面の要素が強く、正直私の状況にはほとんど役に立ちそうにありませんでした。50代の方なので、今から性格を直すと言うのは難しいし、年上の方に教育というのは立場的にできないし…

    筆者もこの年代の方が生きづらさを抱えているのではとおっしゃっているので、大人向けの内容や、家族以外の人がどう接したらよいかなど、少し違った見方の内容も是非出して欲しいです。

    アスペルガー症候群のお子様を持つご両親には、とても参考になる内容なのではと思いました。アスペルガー症候群の方が増加傾向にあるとのことなので、世間にもっと理解され、新たな才能が開花することを祈ります。

  • 新書でこの題名
    2014.6月
    アスぺはなくなり、自閉症スペクトラムへ

  • 2014年8冊目

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著者プロフィール

岡田尊司(おかだ・たかし)
1960年香川県生まれ。精神科医、作家。東京大学文学部哲学科中退。京都大学医学部卒業。同大学院医学研究科修了。医学博士。京都医療少年院勤務などを経て、2013年より岡田クリニック(大阪府枚方市)院長。日本心理教育センター顧問。パーソナリティ障害、発達障害、愛着障害を専門とし、治療とケアの最前線で現代人の心の問題に向き合う。著書『悲しみの子どもたち』(集英社新書)、『愛着障害』『愛着障害の克服』(いずれも光文社新書)、『愛着アプローチ』(角川選書)、『母という病』(ポプラ新書)、『母親を失うということ』(光文社)など多数。

「2022年 『病める母親とその子どもたち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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