アスペルガー症候群 (幻冬舎新書 お 6-2)

著者 :
  • 幻冬舎
3.52
  • (34)
  • (123)
  • (101)
  • (25)
  • (7)
本棚登録 : 1227
感想 : 130
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344981423

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • [ 内容 ]
    こだわりが強く、対人関係が不器用なアスペルガー症候群。
    他人の気持ちや常識を理解しにくいため、突然失礼なことを言って、相手を面食らわせることも多い。
    子どもだけでなく、働き盛りの大人にも見られるが、自覚がないまま、生きづらさを抱えているケースがほとんど。
    日本でも激増し、深刻な問題となっているが、シリコンバレーでは一割の人が該当するとも。
    家庭や学校、職場で、どう接したらいいのか?
    改善し、特性を活かすには?
    すべてを網羅した一冊。

    [ 目次 ]
    第1章 アスペルガー症候群とはどんなものか
    第2章 アスペルガー症候群の症状はどのようなものか
    第3章 アスペルガー症候群を診断する
    第4章 アスペルガー症候群の脳で何が起きているのか
    第5章 アスペルガー症候群が増えている原因は何か
    第6章 アスペルガー症候群と七つのパーソナリティ・タイプ
    第7章 アスペルガー症候群とうまく付き合う
    第8章 学校や家庭で、学力と自立能力を伸ばすには
    第9章 進路や職業、恋愛でどのように特性を活かせるのか
    第10章 アスペルガー症候群を改善する

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • アスペルガーの典型的な症状が幾度も繰り返され退屈した。こんなに薄い内容ならネットで情報収集した方が時間帯効果が望めたはずだ。もう少し焦点絞ってほしかった。

  • 身の回りの、あの人もこの人も、アスペルガー症候群の可能性があることがわかった。生まれ持ったものなら、目くじらたてずに、対処していこう。
    才能は、環境で劇的に進化する。

  • おれもそうかも…と思わせる一冊。

  • アスペルガー症候群について270ページにわたり述べてあるが、結局アスペルガー症候群ってなんなのか、というのがわかりにくかった。

    本書には『○○のこういうところはまさにアスペルガー症候群タイプである。』
    みたいな記述が100回くらい出てくる。(○○にはエジソン、ウォルトディズニーなど著名人が入る。)
    ただ、それはその人物の一部分をとらえてそういっているだけ。
    こういうアスペルガーっぽさは誰もがある程度は持っているものだと思う。

    アスペルガー症候群っぽいとはどういうことかわかっても、アスペルガー症候群がなんなのか、というのは結局よくわからない。

  • アスペルガー症候群と思われる人たちが私の職場にも見受けられるが、そういった人たちの症例を並べるだけでなく、その対処法にも詳しく触れてあり、事例も豊富に挙げられている。自分自身のアスペルガーの特質を再発見したり、子どもたちにもいくつか存在している特質について、その対応方法を知り得るという点で大変優れた書籍である。
    アスペルガー症候群の人々が社会に貢献できることを肯定的にとらえ、応援するために我々が知っておくべきことがたくさん書かれている。

  • 「おわりに」を読むと、著者がどのような思いでこの本を書いたのかがよくわかります。相手を理解するとき、いろいろな視点からのアプローチが考えられます。そのひとつが「ひょっとしてアスペルガー症候群かも?」です。アスペルガー症候群かもしれないとしたら、どうやって支援したらいいのか。そのヒントがこの本に書かれています。新書で読みやすいです。

  • 新聞の記事であってから、家族にそっくりだと言われたので興味が湧き読んでみた。勉強になりました。気になったのが文体が英語のようだということ。英語が苦手な私が英文を訳した時と同じリズム。読みにくいわけではない。が、違和感。

  • こだわりが強く、対人関係が不器用なアスペルガー症候群。「もしかしてわが子が」と思って借りてきたが、読んでみると「もしかして自分が」と思った。

    長いこと一人でいても孤独を感じないとか、柔軟性がなく頑なでいじめられるとか、習うより独学を好むとか、子供の頃の自分にやたら当てはまる。

    こういう子には普通の子供と比較して型にはめるとストレスになり、その子の才能を潰すことになるそうだが、まさに自分の両親がそういうタイプだった。

    本書を読んだからと言って、わが子も自分もアスペルガーかどうかは、わからない。

    しかし、わが子や自分との付き合い方の参考書として使える。

  • うまく付き合うには、
    具体的な指示と相談。
    相手の不安を聞いてあげる。
    こだわりの部分とは対立しない。
    相手の長所を伸ばす。

全130件中 71 - 80件を表示

著者プロフィール

岡田尊司(おかだ・たかし)
1960年香川県生まれ。精神科医、作家。東京大学文学部哲学科中退。京都大学医学部卒業。同大学院医学研究科修了。医学博士。京都医療少年院勤務などを経て、2013年より岡田クリニック(大阪府枚方市)院長。日本心理教育センター顧問。パーソナリティ障害、発達障害、愛着障害を専門とし、治療とケアの最前線で現代人の心の問題に向き合う。著書『悲しみの子どもたち』(集英社新書)、『愛着障害』『愛着障害の克服』(いずれも光文社新書)、『愛着アプローチ』(角川選書)、『母という病』(ポプラ新書)、『母親を失うということ』(光文社)など多数。

「2022年 『病める母親とその子どもたち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岡田尊司の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×