宇宙は何でできているのか (幻冬舎新書)

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著者 : 村山斉
  • 幻冬舎 (2010年9月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344981881

宇宙は何でできているのか (幻冬舎新書)の感想・レビュー・書評

  • 3.5 広大な宇宙の謎を超微細な素粒子の正解より説明してくれます。面白かった。

  • ニュートリノは毎秒何十兆個も私たちの体を通り抜けるが、他の物質とはほとんど衝突せずに通り抜けてしまうので、探知するのが至難のわざ。全ての星を集めても宇宙全体の重さの0.5%。23%を占める暗黒物質の重力が太陽系を銀河に引き留めている。73%を占める暗黒エネルギーは宇宙が膨張しているのに薄まらない。宇宙は加速しながら膨張している。ビッグバンの瞬間には反粒子、反物質が物質と同じだけ生まれたはずだが、現在の宇宙にはない。/宇宙の誕生は137億年前。誕生から38万年間はあまりに熱く原子核と電子がバラバラに飛び交う火の玉状態。物質の根源を調べることは宇宙の始まりを調べること。加速器で誕生直後の宇宙の状態を作り出せる。宇宙誕生で3元素まで、恒星の中で鉄まででき、超新星爆発でばらまかれた。/相対性理論。重力が空間を曲げる。質量はエネルギーに変えられる。E=mc2。量子力学。粒子は波であり、波は粒子である。電子の位置は確率的にしか分からない。二重スリット実験。位置と力の曖昧さは反比例する。位置が近いほど力が強い。/素粒子の標準模型は20世紀物理学の金字塔。クォーク→陽子中性子→原子核。電子は素粒子。素粒子は物質を構成する3世代12種類と力を伝える4種類。4つの力、重力、電磁気力、強い力、弱い力。力は粒子のやりとりで生じる。前2者は日常生活で感知できる。強い力はクォークをくっつけて原子核をまとめている。弱い力は放射性崩壊を引き起こす。対象性の破れ。素粒子はヒグス粒子にぶつかって質量を得る。/超ひも理論が大統一理論になる?。時空は10次元まである?/アマゾン科学本レビュー多、村山氏。図書館2017.3。

  • 分かりやすい!難しい専門分野のことを、こんなに分かりやすく書ける先生を尊敬します。

  • そうか、この本は「素粒子物理学で解く宇宙の謎」が主題だったのか。
    「宇宙は何でできているのか?」が主題の本だと思っていたので、大半が物質について分かったことの説明だったことが残念だったのですが、残念なのは早合点して本書を手に取った自分でした。
    ま、それはそれとして、素粒子についてこんなに分かり易く書かれた本に初めて出会いました。
    「ミクロな世界に興味はあるけど何から読んでいいか分からない」って人は、本書を選んでおけば間違いないでしょう。

  • 2010年刊。著者はカリフォルニア大学バークレー校教授。現在、宇宙論につき一般向き著作で著者の右に出る者はいまい。まぁ、昨今なら、宇宙論(ビッグバン、インフレーション仮説、ダークマター、ダークエネルギー、宇宙空間の加速膨張)なら、BS等の良質ドキュメンタリーで、本書程度の内容は、より判り易い形で知りうるだろう。が、素粒子物理学は一筋縄ではいかない。簡明著作が新書で読めるのは非常に有意義であり、本書もその有力な一書。また、素粒子物理学の概要のみならず、その発見・研究史まで言及しているのは特筆すべきか。
    なお、本書ではヒッグス粒子未発見とあるところ、その発見報告がなされたのは昨年。ただ、確定的かは未見でもあり、かつ、仮にヒッグス粒子だとしてもその性質や分類など未確認部分は多いらしく、まだまだこれからの分野。加え、個人的には、量子色力学の説明が秀逸に感じた(なお、小林・益川理論のさわりも)。ホント判りやすかった。ちなみに、著者は東京大学数物連携宇宙研究機構初代機構長でもある。

  • 東大数物連携宇宙研究機構の機構長による2010年時点での現状報告.
    ほとんど数式はなく,イメージだけで説明が進む.ライターが書いただけあって,説明は素人向けでわかりやすいけど,まあわかった気になるだけ.それでもありがたいか.

  • 自然科学の通史を含めた基礎的な本。また再読したい。仮説→検証→定理→新しい仮説→新しい定理の繰り返しの歴史的発展には ワクワクする


    物理学の本を ここまで 読み込めたのは 初めて。自然科学の本を読むと「わかっていること」と 「わかっていないこと」の両方に驚く


    物理学の目標は 極小のものから、極大までの世界をすべて支配する基本法則を発見すること。難しいけど 面白い。望遠鏡では見れない宇宙初期の姿を素粒子物理学により見ることができる


    宇宙は何でできているのか→12種類のフェルミオン素粒子でできている

  • IPMUの先生の本。ものすごくストレートなタイトルの本だけど中身も直球。でも剛速球じゃなくて素人で容易に捕球できる優しい球だ。リンゴが落ちたので重力があり、救急車が通り過ぎる際に音が変るので宇宙が広がり続けていて、ゴム膜に錘が落ちて凹むから光も曲がるという、お決まりの数学・物理・宇宙の関係性入門をおさらいした後に、素粒子を中心にした最新の宇宙観が平易な言葉で説明されている。自発的対象の破れについての説明は、ちゃんと読んだことが無かったのでためになったし、、他の本ではさらっとスルーされがちな「弱い力」の解説にも字数を割いてくれているのが良い。

  • 比喩にも数式にも頼らずに、たまに耳にする素粒子やノーベル賞受賞の研究に出てくる言葉がなんとなくわかる。途中から難しくなるけど、それでもなんとなく読み続けて!なんとなくわかるのがすごい。

  • 分からないことが面白い。
    難しいことをわかりやすく。
    ノーベル賞受賞理由がわかる
    分かったつもりになれる幸せ

  • 一般向けに、素粒子物理学の観点から、宇宙の謎を解説している本でした。序盤はとっつきやすいですが、中盤以降は様々な理論の説明がちょっと難解でした。
    本書が発売されたのが2010年ですが、それからまだ6年しか経ってないのに、さらにいろいろなことが明らかになっている現状にも驚かされました。

  • 解ったような解らないような、知的忍耐の愉悦。ありがたや!

  • アインシュタインは重力と電磁力の統一をはかろうとした?それができずに後悔していた?
     
    宇宙の法則、標準型はなにか?

  • 非常に読みやすい。
    素粒子勉強のきっかけになる一冊。

  • 素粒子は物質の「素」となる粒子。
    宇宙も物質であり、物理学では素粒子の世界から宇宙の正体を考えている。
    現在は素粒子の標準模型という、クォークやニュートリノ、ボソン等を並べて分類したものが最先端。
    物理学では、ある粒子の存在が予言され、その予言を確かめるように実験が行われている?
    その繰り返しの中でノーベル賞が与えられている。予言者、先に発見した者…。競争が行われている。
    ヒグス粒子はまだ発見されていないが、弱い力を運ぶウィークボソンが当たるもの。それで遠くまで力が伝わらない。
    暗黒物質や暗黒エネルギーなど、まだ解明できていない。

  • 近年の宇宙物理・素粒子理論の発展をたどったもの。「ノーベル賞」という言葉が何度でてきただろう。
    目新しい情報はなかったが、電子が「とびとびの値」になることについて、はじめてイメージで納得できたかも。

  • ボゾンとフェルミオンの性質の違いを明確にしてもらえたのが収穫だった。この辺の話は何度読んでもなかなか理解できなかったので、知識が一歩進んだ。他の本でも改めてたしかめてみたい。
    本の内容は出版されてからまだ5年程度しか経っていないにも関わらず既に古くなっているものもあり、逆に物理学の進歩の速さに驚いた。
    先日、多田将氏の「すごい実験」で読んだ実験のことにも触れられており宇宙を真理を調べる大変さがわかったがこれからも頑張って欲しいと思う。IPMUのこれからにも注目して行きたい。

  • 映像制作演習の赤城先生より寄贈いただいた図書です。
    閲覧用PCの側にコーナーがあります。

  • 相対論はシンプルだけど、量子論は複雑という印象を受けた。4つの力までの内容は何となく分かったような気になれたけど、CP対称性の破れとか出てくるとイメージがわかなかった。
    物理学はシンプルを是とする(理想とする)学問だと思っているけど、量子論は複雑過ぎる気がする。理論の綻びを解消するために新たな理論を積み重ねている姿は、地動説で惑星やその衛星の軌道を複雑な計算式で求めていった姿にダブって見える。いづれブレイクスルーが起こるのかもと想像するとワクワクもする。
    反物質0.25g作るのに電気代が1兆円の1億倍かかるという話は面白かった。普通に発電した方が経済的

  • 第3章あたりから難しい…。時々「もうお気づきと思いますが」みたいな言い回しが出てくるけど、全く何も気づけてないし、「詳細は後述」とあっても、いつ後述されたのかもよくわからず。何でそうなるの?って考え出すと全く先に進まないので、「そんなもんなんだ」と無理やり自分を納得させながら、一応、最後まで読んだ。

    結局細かい理論はさっぱりわからず悔しいが、何となく概要が掴めたのは、筆者がとても頭の良い人で、素人のために噛み砕いて説明する努力をしてくれたからだろう。ある程度理解できた第2章まではとっても面白かった!

  • 一言で言うと難しい ガリレオの言葉:宇宙という書物は数字の言葉で書かれている 宇宙に存在するニュートリノをすべて集めると、宇宙にあるすべての星とほぼ同じ質量になるすべての星を集めても宇宙全体の重さの0.5% 私たちの身体は超新星爆発の星くずでできている 太陽から飛んできたニュートリノは、そこで核融合反応が起きていることーつまり質量がエネルギーに変換されていることーを明確に物語っています

  • 科学についての知識はほぼ0だったのですが、なかなか楽しく読めました。ちょっと専門的すぎて理解できないところもあったのですが、ミクロの世界や壮大な宇宙まで、普段は考えが及ばない世界について少しでも知れたのは良かったと思います。

  • すごく分かりやすい本です。
    なんでノーベル物理学賞を3人も受賞したのかが分かりました。

    物質は素粒子からできている。すごーく小さい単位で。
    宇宙は一体どこまでかがいつか分かるといいのだが。

  • 「サイエンス・ブック・トラベル」から。

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