脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体 (幻冬舎新書)

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  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344983359

感想・レビュー・書評

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  • 快楽をもたらす物質ドーパミン モルヒネは阿片の成分を精製して作る モルヒネから合成されるヘロインは薬物の王様 モルヒネは覚醒剤のドーパミンの作用を強めるのではなく、神経に直接作用します。俗にウォームアップと呼ばれるものでランナーズハイとは異なる 苦痛を和らげるオピオイドによる現象 βエンドルフィンその作用は本家のモルヒネの6.5倍 芥子→アヘン→モルヒネ→ヘロイン コカ→コカイン 大麻→マリファナ 麻黄→覚醒剤 化学合成麻薬LSD それがもたらす幸福感と禁断症状の苦しみ ベトナム戦争 マジックマッシュルーム西表島 カクテル アルカロイド 精神を解放する サイケデリック トランキライザー=精神安定剤 クリントン タイガーウッズ ミュウヒハウゼン症候群 ゲームにハマる理由それはいかにして報酬系を活性させ、ドーパミンを分泌させ続けるかということ 承認や評価をするときに、効果が高いのがIメッセージ 顔が笑う形になる事で表情筋が動き、脳の報酬系が刺激される。マズローの欲求段階説 自己実現=自分の持つ能力や可能性が充分に発揮され具現化する、つまり自分が理想とする姿になるという欲求 脳科学的なエビデンスが得られていないのが現状

  • 2015/1/3読了。

  • よくあるドーパミンの話から、今どきの脳科学でわかった話もちらほら出てきて面白かったのだが、軽いさわり程度で、もう少し詳しく書いてほしい。
    性格は環境が決めるのではなく遺伝的に決まるとあった。
    全ては遺伝子なのか?進化の過程の必要条件なのでしょうか?

  •  人の脳には、様々なストレスや葛藤を克服するために、快楽物質という「ご褒美」が用意されています。人は長い時間をかけて、遠い目標に向けて頑張っているとき、それらが分泌されるしくみを築き上げました。
     本書は、快楽を感じる仕組みやその源になっている科学物質(脳内麻薬)の働きについて、わかりやすくまとめた1冊です。

     詳細なレビューはこちらです↓
    http://maemuki-blog.com/?p=3032

  • 図書館で予約して読んだんだけど、けっこうな人気で、数十人待ちだった。
    おもしろかった。

  • タイトル的に気になって手に取ったら、知り合いの脳科学者の方が書いていた本だったので、熟読する。生きていくことは辛い。そして、生き延びて種を残すことが生物の使命だとしても何にもないとやる気もしない。そういう辛い人生の中で目的を達成するために生み出された"ご褒美"がドーパミンをはじめとした脳内麻薬である。この本ではこの脳内麻薬がどういうもので、どのような時に分泌され、人間の繁栄を支えているのか、あるいはこれを人工的に作り出して摂取した際(麻薬)や、目的と手段が主役転倒して手段のほうのみを求めだすと(いわゆる**依存症)どういうことになるのか、そのあたり冷静客観、そして平易に解説してくれる。

    特に昨今、インターネットやソーシャルメディアの登場により増幅されている"承認欲求"、つまりは社会的報酬についての解説が興味深い。この承認欲求は満たされれば金銭あるいはそれ以上の効用(高揚)が得られ、幸せとなる。そして、人の幸せは寿命にまで影響してくるというのだから、実に奥深い。

    本書を読んで、脳内麻薬の正しい分泌方法と用途(?)を理解すれば、更に成果がでて幸せな人生を歩めるような気がします。(それに過度に依存しすぎないという意味でも)

  • ”脳内麻薬”というタイトルに惹かれて読んだがガッカリ。だからどうしたらいいのかということを、わかりやすく知りたかったので。

  • セルフコントロールの足しに。

  • 分かりやすく、読みやすいのに、内容は高度。
    脳内麻薬に支配されて来た、人類の歴史に説得力がありました。

  • ドーパミンが何によって分泌されるか少し理解出来た。

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著者プロフィール

脳科学者、医学博士、認知科学者。1975年、東京都に生まれる。東京大学工学部卒業後、同大学院医学系研究科修了、脳神経医学博士号取得。フランス国立研究所ニューロスピンに博士研究員として勤務後、帰国。現在は、東日本国際大学教授として教鞭を執るほか、脳科学や心理学の知見を活かし、マスメディアにおいても社会現象や事件に対する解説やコメント活動を行っている。著書に『サイコパス』『不倫』(ともに文藝春秋)、『人は、なぜ他人を許せないのか?』(アスコム)、『脳の闇』(新潮社)などがある。

「2023年 『賢くしなやかに生きる脳の使い方100』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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