- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396342241
感想・レビュー・書評
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タイトルから想像していたほど子育てメインの話ではなく、1980年代に4大を卒業した3人の女性の、それぞれの生き方のお話だった。
まだ大卒の女性が多くなく、女性の就職口や仕事内容が限られていた時代。
やっと見つけた仕事も、結婚を機にやめてしまう。専業主婦となり子どもを育てる彼女たちの人生とは。
今の時代でも女性は生きづらいなと思うことは多いけど、昭和の時代の比じゃないな。
それでも彼女たちは強い。
実家との確執や、嫁姑問題、学歴問題、お金のことなどなど盛りだくさんで、3人の女性のドキュメンタリーをがっつり見た感じ。 -
ずっとフランス人の夫のことを怠け者だといって毛嫌いしていた紫が、最後には夫の良さを認めるところが個人的には好きだった。
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リアルでした。
時代と共に、自分も歩まねばならないですね。 -
世間体、見栄、自分が後悔した経験からの学びを子供に押し付ける母親。母親の意見はそっちのけで自分のやりたいことを貫き25歳頃現実の厳しさを知り、あの時母親の言うことを聞いておけば…と後悔する子供。
子育て真っ只中の自分には考えさせられる内容だった。 -
子育ての卒業の仕方が面白おかしく書かれているのかなあと期待して読んだが、果たして違った。ただ、昔と違い今の親も子供に何かを期待して子育てをするので、それに反すると感情が昂ってしまい、時には非常に発しては行けない言葉を発してしまうのだなあ、と思った。
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卒業どころかまだ入学したばかりの私ですが、タイトルに興味をひかれて読んでみた。期待していたような斬新な内容ではなかったけど、母親3人の葛藤は共感できた。自分の経験からいろいろ口出ししたくなるだろうけど、結局本人が経験して納得しないとダメなんだろうなぁ。自分は親として何をしてあげられるだろう
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淳子、明美、紫、の3人は大学の同級生。それぞれの17歳から55歳までを順番に綴ってある。結婚して、子供が生まれ、育て、子供が成人してまでの話。女同士比べて、相手を羨み、時には優越感に浸る。自分が誰に一番近いか、わかるか、感情移入してしまう。よくある話のようなところが親近感を持て、よかった。
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子育ては真っ向勝負だ。どうなるか予想もつかないようでいて、自分がにじみ出てるから面白い。子どもが大きくなって、子育ては形を変えるってことを、この頃感じる。