- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403522628
感想・レビュー・書評
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これがデビュー作とは!
最近の作品を読んだことがありますが、同じ雰囲気でした。基本的にそんな感じの作品を書く人なんですね。他のも読みたいかも。
登山にはまったく興味ないけど、清々しい山の様子は手に取るように感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
購入履歴にあるが、読んだ記憶がない(爆)
作者の登録もなかったし・・・どこにあるんだぁ~???
探し出して読みたいと思いま・す・ -
特別な一冊。切なくて泣いて幸せになれる。死ぬ前に1冊読めるなら天国に手が届くを読みたいくらい好き。
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★3・5
読みたいと思ってた作品!
良かった~!二人の出会いから心情の変化、そして想いが通じるまでの過程が丁寧に描かれていて読みごたえがありました。すごく読みやすかったです!文章がすんなり入ってくる感じ。新人さんとはびっくりです。これから注目の作家さまになりそう~ -
4寄り3.5。2作目が良かったのでデビュー作も買ってみました。総合的にはこっちの方が好き。好みでした。
どこかで、攻がいつ好きになったか判らないとか見た気がするので、多分スルーしてたのだと思うのですが、全然そんな事はなかったです。確かにクライマックス部分で多少唐突な感じはありましたが、今言うの?ていう方の唐突さで、好きだったの?ではなかったです。あれはでも惚れるしかないよねぇ。もう定石でしょー王道でしょーと何の疑問も持たない辺り脳みそがBL仕様になってるのかもしれません(笑)でも真面目に、表面上はにこやかでも頑なに1人でいいと他人を拒んでた人間が、言葉を使わなくてもペースが同じで、通じ合って、息をするのが楽で、楽しくて、なくしたくなくなってて、惚れる惚れないとかじゃなく、一生側に居たいと思うのは普通の事なのじゃないかなと。それに結構判りやすかったと思います。あの電話をしてきた場面から。あぁこれは傾いてるよなぁと。嫉妬もしてたし。なので攻が受を好きな事については全く疑問はありませんでした。受に関しては受視点なので問題なく。
タイトルの使い方がすごく良かったなと思いました。読み始めて、あれ?これタイトルの言葉は言ったらいけないんじゃないの?と思ってたのですが、やっぱりその通りで、でも最後の最後に塗り替えて、うまいなと思いました。一番最後の言葉。じわっときました。笑い泣きしそうな。幸せな終わり方だった。
ありがとうと涙を零す場面が印象的でした。泣きそうだった。描写が時々すごく繊細だなぁと。泣きたくなる感じ。髪をなでるところも冷えた指先がというのがすごく印象的でした。でもずっと繊細てわけではないので読みにくくはないです。程よい。
中盤からは非常ににやにやしました。主人公に対してだけとにかく邪険だった攻が、少しずつこころを開いて懐いていくのとか、にやにやします。目だけで会話したりさ。仲良いなおいっていう。
泣いてる人をよしよしする話は好きです。しかも泣いてるのがいい大人の、大きい攻とかね!つられて泣いちゃうのとかもかわいい。さみしそうな人を癒す話が好きなんだと思います。更に泣いてる人が大きいと萌えますね。と新たな萌えに気づいたり。撫でてやりたいってずっと思っててやっと撫でたとこはきゅんとしました。そして切なかった。
発売時、木下けいこさんの絵で気になりつつスルーしたのですが、さっさと買えば良かったなと思いました。 -
これがデビュー作とは驚きのうまさです。
特別に大きな事件が起こるわけではないのですが地道に山を登るようにコツコツと二人の距離が近づいていくところが凄くいい。
散歩すらしない私が山に登ったような気になっちゃいました。 -
気に入りました!すごく文章も読みやすくて、新人様とは思えぬ出来栄えでしたね。 二人の距離が反発から徐々に寄り添っていく部分をじっくり書いていて、切なさもあったし、何よりも山と下界とどちらもバランスよく書かれていて、登山の時だけではない時も二人で過ごせるっていうのが見えて、とても良かったです。 佐和ではないですが、私もあの小田切の言葉が愛の言葉とは分からなかったですね。