- Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
- / ISBN・EAN: 9784434023965
感想・レビュー・書評
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高校生の頃、衝撃だった。いろんな意味で。
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子どもになっていくなんてきっとありえない。
でも、切ない。守りたいのに守れない辛さを2つのストーリーで
上手に表現している。 -
2003年9月17日読了
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市川さんを知るきっかけになった作品、当時学校の図書館にあって
特に知ってる作者でもなく、でも何となく手にとって見てみて
読んでぼたぼたと泣いてしまいました。
そのあとドラマ化されて、内容が本と若干違うのがとても残念でした
(主題歌はとても雰囲気があっていてよかった)
市川さんらしい優しくて柔らかな表現で心地の良い文章
それでいて愛しくて切なくて
市川さんの作品を読むと昔の恋のような感覚になります(笑)
他作品ももちろん好きですがやはり一作目のコレが一番好きです。
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この作者さんの書く作品ってフィクションのはずなのに、ノンフィクションな印象をうけるんだよね。
誰かひとりのために、本を書いてるみたいな。 -
ネット上に公開した「VOICE」と「きみはぼくの」が収録されており、「きみはぼくの」が表題作「separetionーきみが還る場所」の原題だそうです。
僕が市川拓司を知ったのは、映画「今、君に会いにゆきます」の原作を読んでからですが、この「VOICE」「Separetion」は会いにゆきますの基本部分という感じ。ネットでは不特定多数が対象になりますが、彼は彼女の為だけに書いたとコメントしています。それが、小説家デヴューして、読者の為という「今、会いにゆきます」に進展したんでしょう。
市川さんは、どうしても超常現象というか。SF的なものを盛り込みたいらしい。「Separetion」は若返り、「voice」はテレパシー、「今、君に会いにゆきます」は時間移動ですし、「彼に会ったらよろしく」は・・ネタバレになりそうだからよそう(^^;
あくまでも、純愛小説です。切ないというより、痛い。パターンが似てるだけに、変えてくれと言いたいな〜・・「今、会いにゆきます」を読んだ方には、お勧めではありません〜
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デビュー作にふさわしいピュアな涙が流せるお話。
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「ねえ」
彼女が言った。風に運ばれた声は、世界の果てから呼びかけられてるような感じがした。
「もし、人が少しずつ命と引き替えに思い出を手に入れていくんだとしたら・・」
「うん」
「私の残りの命全てをこの夜と引き替えにしちゃ、いけないかしら・・・」
僕は無性に悲しくなった。 -
小さくなっていくのをとめられない。
けど、見守ることはできる。
VOICEもよかったです。