だから、僕らはこの働き方を選んだ 東京R不動産のフリーエージェント・スタイル

  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478015261

感想・レビュー・書評

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  • フリーエージェント制度自体も優れているし、次世代の働き方なのだと思う。東京R不動産は、仲介業というビジネスモデルにこの制度を最適な形で取り入れながら、その特長を最も活かすように仕組みと業務フローを作り、差別化につなげられている。
    全関係者が自然と、目標とモチベーションのベクトルが同じところに向くように、しっかり作られている。この点が僕は一番大事だと思っていたけど、それが高度に実践されている事例で、勉強になった。不動産仲介業だから最もフィットする制度でもあるので、この形でなく、アプローチの仕方を参考にしたい。

  • 「働き方3.0」という、会社と独立の中間となるオルタナティブな働き方をしている東京R不動産。フリーエージェント・スタイルの働き方は、読んでいて新鮮であった。

  • 激しく共感する

  • ■ライフマインド
    1.規模でなく影響力で成長する。

  • 働き方だけじゃなく、会社、チーム、組織、コミュニティの運営の仕方でもとても参考になった。

    ・ゆるいながらもマジメに、会社という組織にがんじがらめにされずに、メンバーのコミット感を醸成してく方法
    ・拡大ではなく、価値やビジョンに重きを置く
    ・定量的な目標ではなく、「おもしろいかどうか」「わくわくできるかどうか」といった視点にフォーカス

    などなど、参考になる点が多かった。良書!

  • 東京R不動産の働き方を書いた本。
    それぞれの価値観を実現するための働き方。
    憧れます。
    ただこういった働き方は、ものすごく「こだわり」がしっかりした人
    言い換えると「自分が何者かよくわかってる人」でないと
    実現できない気がする。

  • ビシッと楽しんで、ビシッとゆるい感じが
    伝わってきて、とても雰囲気のいい書でした。

    僕の職場(大組織)では、楽しんだり、相手を尊重したり、
    オトナで良い関係が互いに薄いと痛感しました。
    フリーエージェントのように各々仕事をしっかり任せられたり、
    自由な部分がほぼないのも要因のひとつかもしれませんね。

    今後も自分自身の立て看板ができるよう、日々努力しないと。
    そして将来自分のオフィスを持てたら参考にしたいと思います。

  • 東京R不動産を運営している著者が自分たちの働き方を紹介している本。
    好きを仕事にする。フリーエージェントスタイル。といった理想的な仕事のスタイルを実現しているところが素晴らしい。
    しかし、決して楽をしているわけではなく、ちゃんとお金を稼ぐことも目標としている。みんなが個人事業主として自律した働き方は、普通のサラリーマンである私でも持つべき心構えだと実感した。

  • 『だから、僕らはこの働き方を選んだ』(馬場正尊、林厚見、吉里裕也著/ダイヤモンド社刊/1500円+税)装丁は尾原史和さん(SOUP DESIGN)、本文デザインは本庄浩剛さん(SOUP DESIGN)。

    http://www.diamond.co.jp/book/9784478015261.html

    書店でこの本を目にすると、微妙というと語弊があるが、ささやかな黄色のカバー、そしてそれとちょっと違う暖色系の黄色が、これまたささやかに再現された帯に、なんだか心惹かれて手に取ってしまう。

    すると気づくのが、本の地や天部分、帯裏などから黄色い色が発光しているかのように見えること。慌ててカバーや帯を取ってみると、なるほど、これはカバー、帯の裏側に黄色が刷ってあり、それが紙が若干透けて表に色が見えているのだ。それも、カバー裏は蛍光イエロー、帯裏は暖色系の黄色を刷っているために、カバーと帯が少し違う色に見えていたのだ。

    カバーを取った表紙も、そして見返しも蛍光イエローで刷られ、扉は帯と同じように、裏に暖色系の黄色が刷られている。

    細かいことを話すと、カバーも帯も扉もすべて、包装紙に使われるような「片艶晒クラフト紙」を使っている。この紙は、片面は金属ロールでキュッと潰しているのでかなり平滑、裏は大げさに言うと毛羽立ってガサガサした、表裏差のある紙。カバーと帯は、この紙の裏面を表にして使用し、なおかつその上からPPフィルム貼り加工をしているので、ツルッとしたフィルムの表面ながら、下地の紙のザラザラが影響して、ちょっと不思議な感じになっている。

    本書を読んでも、明確にこのカバーや帯、扉のデザインの意図はわからない。でも、なんだか自由に会社と社会とで働き生きてゆく術が書かれている本書の、その自由な感じが、この自由なデザインに通じているように感じた。なんといっても、一見わからないけど、気づくとなるほどとなるブックデザインはおもしろい。

  • 不動産屋さんって、業界の構造がまったく変わってなくて、胡散臭そうな地元の駅前の業者から、奥から出てくるさらに怪しい担当者から、物件の説明を受けるっていうのが常っていうイメージがあります。

    少なくとも、「住処を変える」って、それなりに当の本人からすれば、ちょっとばかしはワクワクすることだし、新しい街で新しい生活をしてやろうと思って訪れる、おそらく最初の業者がこれだと思うと、がっかりの極みだったりします。

    本書は、そんな業界に風穴を開けたというか、おそらく彼らが『おもしろそう』という視点から物件を紹介するユニークな不動産屋さん『東京R不動産』の代表の方々がまとめた本です。

    不動産屋の大奮闘記とおもいきや、働くっていったいどういうことだろうという、この会社のマネージメントの根源に関わるところから、それを具現化していく際の苦労や、こだわりなどを紹介してくれる内容になっていて、かなりインスピレーションをいただきました。

    キーワードは

    『フリー・エージェント』

    なんだかプロ野球選手みたいですが、彼ら曰く

    (以下引用)

    個人の成果が低ければ年俸は下がり、高ければ上がる。しかし、個人の成果の前にまずチームが勝たないといけない。選手はチームが優勝するという共通の目的を持っていて、個人のプレーヤーでありながら、チームが優勝するためにがんばるのだ。

    志賀個人の法人もこんな組織形態で動いていますが、過去の組織体系を疑いながらの運用なので、なかなか思い通りいかないところが多いです。どちらかと言うと、自分の洗脳を解いていくのに時間がかかると言ってもいいと想います。

    彼らの規律の決め方や報酬体系など、ものすごく参考になるところが多く、世の中、こんな組織を実現されているクールな方々がいらっしゃるんだなと、かなり勇気をもらいました。

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著者プロフィール

1968年生まれ。現在、Open A Ltd.代表、東京R不動産ディレクター、東北芸術工科大学教授。主な著作に『エリアリノベーション:変化の構造とローカライズ』(学芸出版社 、2016年)、『都市をリノベーション/The City Conversion』(NTT出版、2011年)などがある。

「2016年 『リノベーションプラス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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