世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478068441

感想・レビュー・書評

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  • マインドフルネス瞑想についての入門書。

    ストーリー仕立てで書かれているのでとても読みやすい。マインドフルネス瞑想の科学的な効果を知り、やってみたいと思えた。

  • この本を読もうと思ったきっかけは、ぼーっとしている時でもデフォルトモードネットワークというものによって、脳は働いているというのを他の本で読み、それならば、頭を真に休めるにはどうしたらいいのだろうかと、気になったのがきっかけだ。

    別に忙しくない時でもなんとなく疲れている
    どれだけ休んでも眠ってもなんだかだるい
    集中力が続かない、色んなことが気になってしまう
    これは、脳の疲れが原因なんだとか

    瞑想、いわゆるマインドフルネスによって脳を休憩させることでこれを解消し、さらには長期的に疲れづらい脳に変えていけるのだという

    瞑想の重要性、有効性をすごく実感できる本だった。本書の内容自体は、ストーリ形式でとっつきやすく、本書の冒頭には6つの瞑想法がパッと紹介されていて、読んでから実践するのに、すごくやりやすい構成になっているなと感じた。

    瞑想とは結局のところ、意識が「今ここ」にない状態から現在に意識を向けるための方法だったのだと分かった。
    マルチタスクなんて言葉がよく聞かれるように、いかに自分が、普段効率を意識して今この瞬間を意識せずに、別のことに意識を向けているかをよく実感させてくれた。
    やはり、今この瞬間を楽しむ、味わうことは何よりも大切だし、それを普段から実行するために、瞑想は欠かせないなと思った。
    自分は、その日1番行いたい、集中力の必要なタスクの前に、瞑想をしてから取り組むようにし始めた。正直、かなり深く集中できる実感がある。間に挟む休憩中も、スマホをいじるのではなく、目を閉じて、呼吸に意識を集中させることで、脳を休める。しばらくして目を開けると、なんと頭がスッキリとすることか。
    瞑想を、これからの自分のライフスタイルに組み込んでいくことを決めた、自分の人生を変えてくれた本になった。

  • マインドフルネスを知らない人でも、瞑想の初歩から実践できる。
    宗教的要素を極力排除して、脳科学アプローチをしているので、なんとなく敬遠していた人にもオススメ。

  • ストーリー仕立てになっていて分かりやすい。
    瞑想、マインドフルネスの効果や必要性が理解できた。
    読みながら毎日3分続けてみたが、始めは雑念がどんどん浮かんできたが、続けていくうちに呼吸や体に集中して、気持ち良くなってきた。
    心にゆとりができてくるのがわかる。
    続けていきたいと思ったし、もっと瞑想を知りたいと思う。

  • 脳のアイドリング状態の時に浮かんでくる雑念が脳を疲労させる。雑念を抑えることで脳は休まる。

    呼吸に注意することで「いまここ」に。

    過去未来に思考が動くと休まらない。自動操縦になっているときにそういう傾向にある。今やっていることに注意をむける。

    「いまこれをやっているのは他でもない私」という考えこそ、フローの対極にある状態。

    呼吸にあわせて「1から10まで」数える。ラベリング。ラベリングによって「いまここ」に戻れる。

    マインドフルネスの3段階。
    ⒈いまここに注意を向けるために躍起になる。
    ⒉心がさまよったとき気づいていまに戻る。
    ⒊努力せずとも心がいまここにいる。

    考えに対して傍観者であること。
    考えと自分は一緒ではない。

    繰り返し現れる雑念は自分のなかの満たされない願望。

  • 入院中に読了。わかりやすくて読みやすかった。瞬間への集中やモンキーマインドの排除はとても勉強になった。眠れないことが多いので、本書のポイントから睡眠の質の向上へと繋げていきたい。2回目読了。最後の方の店での出来事は感動した。読み物としてもいい感じ。

  • ■ひとことで言うと?
    脳の休息が心身の「疲労感」を緩和する

    ■キーポイント
    - マインドフルネス
    - 脳とココロを休ませるための技術群
    - 呼吸法、ボディ・スキャン、ムーブメント瞑想、、、
    - 解決すべきは 肉体疲労 < 脳(ココロ)の疲労
    - 脳の休息が心身の「疲労感」を緩和する
    - 脳の疲れは過去・未来から
    - DMNの過剰活性が原因
    - 「現在(いまここ)」に集中することでDMNの活動を抑制する
    - マインドフルネスの究極系は「社会貢献」
    - 他者・社会への感謝の気持ちがネガティブな感情を和らげる

  • ・ポイントは前半の脳の休息法
    ・中盤のストーリーは不要。マインドフルネスのコツなどを充実させて欲しかった
    ・後半の5日間の〜も実用性が乏しく不要
    →買わずにに図書館で借りて正解

    ・DMNを抑える脳構造なしに真の休息はない
    ・瞑想こそが科学的に正しい脳の休息法
    ・マインドフルネスの継続で疲れにくい脳になる
    ・自動操縦を脱して心のふらつきを減らすには日常行為に注意を向けて、今を取り戻すことが有効
    ・休息には休息の方法論がある。マインドフルネスは知る人ぞ知る「最高の休息法」

    ◆脳の休息法 ※メモに詳細記載
    1.マインドフルネス呼吸法
    ・脳が疲れているとき、意識を現在に向ける
    ①基本姿勢
    ②体の感覚を意識
    ③呼吸を意識
    ④雑念が浮かんだら意識を呼吸に戻す
     呼吸は「意識の錨」

    2.ムーブメント瞑想 
    ・脳を疲労させる自動操縦状態から脱却
    ①歩行瞑想
    ②立ち姿勢
    ③座り姿勢
    ④立ち/座りに限らず日常動作に応用

    3.ブリージングスペース
    ・ストレスで体調不良なとき、気付き解放する
    ①ストレスの影響/反応に意識
    ②呼吸に意識
    ③身体全体を意識

    4.モンキーマインド解消法
    ・脳に繰り返し現れる雑念を解消/認知を変える
    ・雑念という電車に乗らず見送るイメージ
    ①捨てる
    ②例外を考える
    ③賢者の目線で考える
    ④善悪で判断しない
    ⑤由来を探る

    5.RAIN
    ・RAINのスキームで扁桃体の暴走を止める
    ①Recognize
    ②Accept
    ③Investigate
    ④Non-Identification

    6.優しさのメッタ
    ・メッタはDMNを抑え、前向きな感情を育てる
    ①マインドフルな意識状態を作る
    ②その人を思い浮かべる
    ③心の中でフレーズを唱える

    7.ボディスキャン
    ・体の痛み/疲れを脳からリフレッシュする
    ①横になってマインドフルネスな意識状態を作る
    ②左足の爪先に注意を向ける
    ③身体をスキャンし、痛みに意識を向ける

  • 脳は意識的に活動していない時も常に動いている。この脳のアイドリング中に浮かんでくる雑念こそが脳疲労の原因。
    脳疲労=疲れが取れない、燃え尽き症候群など

    ぼーっとして休んでると思っても脳は動き続けているから、休息にならない。
    瞑想には脳のエネルギー消費を抑え、脳を休め、脳と心を整える効果がある。
    瞑想を続けることで疲れにくい脳に変わっていく。自分の脳を自分で整えることができる!

  • 物語形式で大変分かり易い。マインドフルネス瞑想を試してみたくなりました。

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著者プロフィール

医師(日・米医師免許)/医学博士。イェール大学医学部精神神経科卒業。日本で臨床および精神薬理の研究に取り組んだあと、イェール大学で先端脳科学研究に携わり、臨床医としてアメリカ屈指の精神医療の現場に8年間にわたり従事する。そのほか、ロングビーチ・メンタルクリニック常勤医、ハーバーUCLA非常勤医など。2010年、ロサンゼルスにて「TransHope Medical」を開業。著書にベストセラーとなった『世界のエリートがやっている 最高の休息法』『脳疲労が消える 最高の休息法[CDブック]』 (以上、ダイヤモンド社)などがある。

「2021年 『脳を最大限に活かす究極の運動法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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