バレットジャーナル 人生を変えるノート術

  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478102671

感想・レビュー・書評

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  • 会社からの課題図書で、春休みの間に読むようにと言われた。バレットジャーナルという言葉を初めて聞いた上に、普段ノートを書くような習慣はないので中身は気になった。とにかく読んでみた感想。

    [before]
    デジタルな世界の上に、24歳という年齢では字を書くことがほとんどない。ましてや日記やタスク、予定は携帯で済ましてしまうのがほとんどである。一方で、不安なときややることが多い時に、いっぱいいっぱいになってしまうのも事実で、そんな自分を本書で変えられるかもしれないと期待した。

    [要約]
    やることが多い人や、イライラする人、不安な人の共通点は自身の思考を嘔吐プットできていないから。そして「いま」ではなく未来や過去、他人といったコントロールできない事象について考えていることが共通点である。
    そこで本書で紹介しているバレットジャーナルは、自身の思考や気持ちをノートに写し、自分自身、いまを表すものであると綴っている。バッレトジャーナルを活用することで、するべきことをするべき時に確実に行える自分を築きあげることが出来る。
    本書では、前半部分にバレットジャーナルについてや、簡潔な作成方法を述べた後、バレットジャーナルを用いることで人生がどのように好転して行くのかといったある種の自己啓発本的内容になっている。最後に実用例を載せている。

    本書は、ノートという習慣を作ることで自分自身を見つめ直し、いまにエネルギーを全て注ぐといったエッセンシャル思考を追求しているように感じた。

    [after]
    久しぶりに自己啓発本を読んだが、バレットジャーナルを軸にして展開してるので、新鮮な気持ちに慣れた。明日から社会人として生きる上でこの本励まされたのは紛れもない事実である。
    実際にバレットジャーナルを作成するかは悩ましいが、このノウハウを知り、いまに集中する大切さに気づいた点は非常によかった。
    とにかくアウトプットを行い、思考を整理し行動することを意識しよう。

  • ※ただの長々とした自分語りです。

    子どもの頃から、ノートを使うのが下手くそだった。
    とりわけ新しいノートが苦手で、1ページ目の一行目が完璧に書けないと、何度も何度も納得できるまで消して書いて消して書いて消して書いて消して書いて。
    ノートは消しゴム跡や紙のヨレで理想の美しさからはかけ離れていき、しまいにはどうしようもなくなってページを破りさる始末。
    小中高の間は、課題提出の関係もあって教科ごとにノートを作成しなければならなかったから、上の苦痛が教科ごとに用意されていた。
    大学に入ってようやく、どの科目も授業も同じノート(それも、A4サイズ!)にとることで新しいノートとの出会いを避けられるようになり、「1ページ目」のストレスともおさらば!
    …はずだったのだけれど。
    親から自立したことで、私は新たな「1ページ目」と額を突き合わせることになった。
    そう、スケジュール帳である。
    ほぼ必ず毎年変えざるをえないそれは、私の新しい「1ページ目」となり、毎年、それどころか毎月のように私を苦しめるようになった。
    多分、「新たな1ページ」というのがトリガーなのだろう。
    年が変わり、月が変わるごとに、「1ページ目」は私に完璧を求めてきた。
    しかし、運良く「1ページ目」をやりすごしたとしても。
    予定とは、変わるものである。
    修正テープ、書き直し、黒塗り、書き直し、汚い、綺麗じゃない、毎日見るのがストレスになる、新しいのを買い直す、また「1ページ目」に遭遇する。
    装丁がかわいければかわいいほど、おしゃれであればおしゃれであるほど、それに見合った字を書けないことに憂鬱になり、書き直し…エンドレス。
    幸運にも、トラベラーズノート(リフィルはシンプルなので、ストレス値も低め)やデジタルスケジュール(これはこれで、整った分かりやすい見た目になるまでiPhoneに張り付いてしまうという難点もあるのだけれど)に出会ったお陰で、最近は大分落ち着いてきていた。
    とはいえ、「1ページ目」のコンプレックスゆえなのか、書店で「ノート術」なるものを見かけると、気にならずにはいられなくて。
    とうとう買ってしまったノート術ノウハウ本の一つが、この「バレットジャーナル」だった。
    「バレットジャーナル」なる言葉、この公式解説本で初めて触れたのだけれど、実践を始めてから、心底、前知識がなくてよかったと思った。
    「#」をつけてSNS検索なんぞしていたら、多分、いや、絶対に手を出していなかった。
    なんだ、みんなデザイン系出身なのか、なんでそんなにすてきな絵を描きたがるんだ、そんなに美しい字体を使うんだ、私は美術本を探しているわけじゃないんだぞ、参考になるのを調べようとしてめくるめくデザインの世界を見せられたこっちの身になってみろ、ちょっとやってみたくなるだろう、テンプレートはないんですか!自分で書かなきゃダメですか!?
    …と、まあ、コンプレクッスを盛大に刺激されて、また「1ページ目」のスパイラルにハマるところだった。
    でも、公式本に基づいて順を追って「バレットジャーナル」に取り組み始めたことで、そうはならなかった。
    スケジュールも、TODOリストも、将来の目標も、日記も、この方法で一冊のノートにまとめてしまえば、「1ページ目」とのエンカウントは減らせる。
    そして、これが何より重要なことなのだけれど、この手法、1ページ目が、実質「1ページ目」じゃないのだ!
    基本原則は、「インデックス」「フューチャーログ」「マンスリーログ」」デイリーログ」の4大コレクションなのだけれど、164ページのセットアップに沿って最初に取り組むことになるのは、まあ、当然ながら「インデックス」だ。
    でも、何も書かれていないノートに、インデックスなんて付けられない。
    なので、ここで書くのは「1」「2」というページ数と、「インデックス」のトピックだけ。
    このバレットジャーナルが本番に入るのは、実質的には3〜4ページ目のフューチャーログから。
    つまり、3ページ目こそが、「1ページ目」なのだ。
    「子ども騙しというか、その程度でどうにかなるストレスだったのか」と言われるかもしれないけれど、本当に、たったそれだけのことで、ページを破りさることなく、ノートを作ることができた。
    だからもう、たったそれだけのことで、「バレットジャーナル」は私にとってかつてない最高のノート術となった。
    万人に勧められるかどうかは、もう少し続けてみないとわからないけれど。
    私と同じように、「1ページ目」に苦しんできた人は、(#バレットジャーナル は検索せずに)このノート術を試してみて欲しい。
    目からうろこだから!!!

  • バレットジャーナルの公式ガイドブックとのことで読んでみたよ!
    公式ガイドと言うよりは、読み物な感じだった。
    「能率手帳の流儀」とかと同じ系統の本。
    *
    自分をアップデートして行くために、1冊のノートを使って毎日・毎月を振り返り、頭の中を整理して今後の目標を立てたり、それをこなして行くための方法が詳しく書いてある。
    著者のライダー・キャロルさんは注意欠陥障碍(ADD)と診断されて、幼少期大変だったことからこの方法を編み出したらしい。
    そして、これをみんなにシェアしてるのが素晴らしいよね!
    *
    *
    今まで手帳を有意義に使えて無かったんだけど、バレットジャーナルのやり方を見てちょっと真似してみたら私の手帳もだいぶ使いやすくなった。
    まぁ、転職したのも大きいんだけど(^v^;)
    *
    バレットジャーナルを試してみたいと思ったらMarieさんの『「箇条書き手帳」でうまくいく』や平和堂さんの『ロイヒトトゥルム1917ではじめる箇条書き手帳術』の方が実践としての見本にはなる気がする。
    *
    今回の本読んだら、ロイヒトトゥルムを買ってきてまた試してみたくなったんだけど…悩み中。
    私は毎日やることのタスクが少ないから、そんなに書くことがないんだよね。
    色んなタスクがあったり、同時進行で色んなことやってる人には、絶対役立つやり方だと思う!
    とりあえず、今使ってる手帳でまた応用できる所は取り入れていきたいな。

  • 2021/05/12 追記
    マイノート、ますます進化中!
    デジタルメモも上手になってる気がする。メモは技術だ。

    =====

    2019/10/31 追記
    もう、マイノートがないと仕事ができないと感じるほどにどっぷりハマる。
    2019年度最良の1冊かも。

    =====
    GTDとマインドフルネス本を読んだことがあって、何となくでもその概念を持っていると、効果倍増。

    この本を読むまで、タスク管理は「デジタル化=効率化」だと考えていたが、「柔軟性」こそがキモなのかもしれない。

    本を読みながら1週間、考えながら自分なりのノートを構築している。
    これが1か月、1年と続いていけばいいなぁと思う。

  • ■感想
    以前に読んで、再読。前回はバレットジャーナルのやり方について見た
    今回は、手帳術以外の要素を特に熟読した
    思ってたよりマインドに関わる良いことが書いてあった驚いた
    今後もバレットジャーナルを続けて良い習慣を継続したい
    ■意見
    5,4,3,2,1エクササイズはとても実践的だと思った
    書いて、自分だけの記憶装置とするのが最高
    以前はデジタルツール最高!!ってなっていたが、今では手書き最高!になってしまった
    考えことをするときには手書きが最適だと強く感じる
    ■気づき
    「幸せになろうと努力すると、幸せになれない」→何をすれば幸福になるかは誰にもわからない
    これは本当にそうで、幸せになろうとするのではなく、自分がなりたい姿や自分にとって大事なものを具体化し、行動を伴わせることが幸福につながると経験した
    ■ToDo
    今後もバレットジャーナルを継続する
    5,4,3,2,1エクササイズのコレクションを作成する

    https://self-methods.com/rn-bullet-journal/

  • 1 どんな本?
      注意欠陥障害と診断された著者が自己管理の為
    に編み出したバレットジャーナル。そのバレット
    ジャーナルを使って内省を促進し自己成長を促す
    方法と考え方を紹介する本。公式本はコレだけ。

    2 何で読んだの?
    (1) ADDと診断された著者の自己管理の方法と
      人生の向き合い方を学びたい。
    (2) バレットジャーナル(以下BJ)のやり方
    (3) BJの要素を日々の手帳に落とし込んだ状態。

    3 著者の問題提起
      外部に自分の問題解決の糸口を探そうとしてい
    ませんか?

    4 命題に至った理由
    ADDと診断された著者が試行錯誤して己と向
    き合った結果導き出された答え。

    5 著者の解
      自分の問題は自分で解決するしか無い。貴方に
    は大きな力が備わっている。

    6 構 成
    前5パート403頁構成
    自分の幼い頃のノートが実家から郵送された描
    写から始まり、「『私は勇気を持って挑戦している
    』と自信を持って進んで行けるようになるだろう」
    と終わる。始め方〜作り方〜使い方〜カスタムの
    仕方〜終わりに(Q &A)と言う構成。各パート内
    省を軸にした自己啓発の重要性と方法が散りばめ
    られていてハウツー本とは一線を画す構成。

    7 重要な語句・文
    (1) 成果を書き出す。
    (2) 結果と過程を分類する。結果はコントロール
      出来ない。
    (3) whtat +how=why +何故×5のテンプレ
    (4) 分析麻痺
    (5) タイムボクシング
    (6) 時間、場所、費用等の軸を入れて分析
    (7) トラッカーで因果関係を分かりやすくする。
    (8) ラピットログ

    8 感 想
    自分がADHDだと思うので(検査中)しっかり
    向き合っている著者の経験に触れてこうなりたい
    と思った。
      刺さったのは解決方法を外部に求めない事。自
    分の問題は自分で解決するしか無い。
      深く知りたい事はカスタムコレクションの作り
    方。人生の目的を考える上で応用したい。とりあ
    えずやってみよう。
    人に勧めるなら分析麻痺。そればかりに時間を
    使ってはなりません。
      図説でBJの書き方はわかりやすかった。
    内省で人生を変えるノート術なのでタイトル通
    りの内容だった。

    9 TODO
    (1) 人生の目的、目標を(3)を使って考える。
    (2) 現在のトラッカーをの目的をハッキリさせ
    る。
    (3) カスタムコレクションを一つ作る。(GWの
    家族旅行)

    10 問 い
      解決策は?

    11 答 え
      自分自身

  • 自分の頭の中を整理できる本。これは長く継続していくことが大切。そして、ただ書くだけではなく、見返して反省をし改善を加えていくことが大切。自分がこれまで書き記してきたことの中からパターンを見つけ、自己改善を図っていくことが大切。

  • 「!」(気づき)と「♡」(感謝)のログをやってみようと思います。

  • いろんな手帳を使っても、なかなかしっくりこないので学んでみた。

    ラピッドロギングとハビットトラッカーはとても有用な方法だと思う。

    とはいえ、マンスリーがないと大変なので、マンスリーも作っておいて、小さめのシステム手帳を絡めて、並び替えしやすくすると管理しやすそう。

  • 思考の整理法が学べる良書。

    つくりかた(システム)

    使い方(実践)
    が、ある

    よりシンプルに時短と効率化を意識して
    記号などを効果的に使う

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