- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478374221
作品紹介・あらすじ
大企業デルモアの戦略企画部門で働くスティーブは、自社の業績落ち込みに悩んでいた。そんなとき「ビジネスで利益が生まれる仕組みを知り尽くした男」デビッド・チャオと出会い、その教えを請うことになる。深い洞察と豊富な経験を持つチャオは、利益を実現する23の方法をひとつずつスティーブに語りはじめる。生徒の探求心を徹底的に引き出すチャオのレッスンが回を重ねるに連れ、利益発生の秘密、現実に行なわれている戦略の問題点が解き明かされていく-。
感想・レビュー・書評
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【どんな本?】
本書では、「利益モデル」と呼んでいる「ビジネスの具体的なケースにきっちりと当てはまる企業が利益を生む23通りの方法」を物語形式で学ぶ。
この利益モデルは、方法が似通っていたり、生まれた時代が似ていたり、いくつかの類似性でグルーピングできるが、本書ではわざとごちゃ混ぜにして紹介している。そのため、ただ読むのではなく考えながら読まないと混乱してしまうので注意が必要。
また本書は初版が2002年なので全ての利益モデルが現在では古い。日本が得意としてきた利益モデルがいくつか新しいものとして紹介されている。
【まとめ】
考え方を学び、「現在ではどんな利益モデルが世界を席巻しているのだろうか?」と思考しながら読むと勉強になると思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
現実のビジネスが実際どのように収益を出しているかを小説形式にわかりやすく書かれている。ビジネスモデルを考える際に、最適な本であり、必読書だと思う。本書の章毎はとても短く読みやすく、一つ一つの収益モデルを網羅的に扱っている。今まさに目の前にあるビジネスはどのようなモデルかを確認することができるだろう。
本書の中の課題図書も読むことでさらに理解を深めることができると思われる。 -
23のビジネスモデルを解説している。インストール型がうちのビジネスモデルに近く感じられたが、その他ディファクトスタンダードなど、初めて知りえるが身近なビジネスモデルを知ることができ、しっかり読み込みたい一冊。
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今までの経験則の中で知っている利益構造が抽象化され体系化されている。知識としては持っていたものが多いのだが、抽象化し並べて比較などができるようにはまとまっていなかったため自らの思考整理に非常に役にたった。
知識としては整理されたものの、それを実際の事業にどう活かしていくか。大きな大きな課題ではあるが、事業モデルを思考する際には本書の知識は非常に役に立つのは間違いない。以降、事業としてプロフィットを得られるかは個人のその他の能力となる。がんばります。 -
とても読みやすい本でした
ビジネス書という感じではなく、2人の登場人物による物語調で実際にビジネスモデルの講義を受けている感じでした。
ビジネスモデルの講義の中で必読本なども紹介されており、また時間をかけてじっくりと読みたいです -
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様々な利益モデルを描いている良書。
いくつものモデルを見ることを通じて、そもそも「利益モデル」という概念を理解することが出来たことがファーストステップとしての学び。
あとはパターンがより立体感や肌感覚を持って理解することが出来ればなお活用が進むはず。
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ビジネス(利益)モデルのパターンカタログ。
(図書館で借りた本だけど)後でパターンを図にしておきたい。 -
利益の追求について書かれた、ビジネス小説。
大企業でも中小企業でも、役に立つ内容満載。
ある意味、究極のビジネス書の1つと言えましょう。 -
20年ほど前の本ですが現在でも使えるスキルがたくさんあります。
ホンダ、トヨタ、富士山など日本版にアレンジされているようにも見えます -
とてつもなく惹き込まれた本だった。授業形式進んでいくため、一緒に学んでいく形で、どんどん読み進められた。今にも通ずるところもあるので、勉強になった。顧客に聞くというのは、カスタマーサクセスに通じるものがあると感じた。