チェンジ・ザ・ルール!

  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478420447

感想・レビュー・書評

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  • ERPのソフトウェア開発メーカーとソフトの導入を行なうSIerが、急成長を遂げ、成熟期に入りつつあるERPソフト業界での生き残りを賭け、葛藤する様子が面白い。考え方なども参考になることが多々あった。

    「単にテクノロジーを売るのではなく、バリューを売る」
    「システムを導入しても、ルールを変えていなければ、十分に効果を発揮することはできない。」(⇒原題の”Necessary But Not Sufficient"の意)

    このようなセリフはカッコいいし、本当にやっていくべき事なんだろうとは思うけど、そうそう簡単にできることではない。それでも、企業が競争に勝ち残りを賭けるためには徹底してやるべきなんだろうな。自分の仕事と重ね合わせて色々と考えさせられ、楽しく読めた本。

    TOC(制約条件)の考え方についてももう少し知りたいと思った。

  • ゴールドラット博士本の第3段。この本に出てくるBGソフト社のモデルはゴールドラット博士が博士が設立したクリエーティブ・アウトプット社なのだろうか。システムを変えたら仕事のスタイルを変えなければ意味がないという指摘はもっとも。

  • 考え方が変わった

  • ・TOCの考え方としては、前作のゴール、ゴール2から、目新しいモノはなかった。
    ・おさらい?、まとめ?

  • 2010年3月30日読了

    ザ・ゴールの続編。
    今回は、システム開発の現場を中心としたストーリー。
    自分の職場でも、システムを入れることが必ずしも労働生産性の改善になっていない場合がある。
    システムを入れてそれで終わりというものではなく、古くから使っていたルールそのものを変えないとシステムを入れた効果が全く出ないということがありうる。

    自分の職場では関係のない話かと思っていたが、自分の仕事でもシステムが変わったにもかかわらず、ルールが変わっていないということはよくあった。
    最大のアウトプットをできるよう、ゼロベースで考え直す必要がある。

  • <感想>
    楽しく読めたけど新しい発見は特にない感じです
    というか結論がカバーに書かれていたのでちょっと物足りない感じ
    ■結論■
    「システムを導入しただけでは利益につながらない。なぜなら何もルールが変わっていないからだ」
    うんその通りなんですねこれが

    システムを導入し会社のバージョンアップをはかっても、前のバージョンのルールで会社を運営しちゃったら効果がないよねっていう

    でも、本書ではERPの効果をいとも簡単にはかっているけど、利益にどう貢献したかを測るのはほぼ無理だと思う


    <要約(今回は要約になっていませんが)>
    投資家は成長企業に対し、毎年同じ程度の成長率を期待する。その期待値が株価としてあらわれる。しかし、長期的に成長率を確保することは不可能である。その要因はいろいろある。マーケットの規模の限界、人材の限界などである。

    ITシステムは複雑になるほど、改修に時間がかかる。1つの改修が他のプログラムに影響を与えるからである。しかし、便利なシステムとは複雑なものである。


    言葉には3つある。
    ①コンピュータシステム用語(スキーマ、オプションなど)
    ②生産管理用語。マネージャーレベルが使う(リードタイム短縮、スループット向上)
    ③経営者がつく用語(純利益、投資収益率など)
    これらの異なる言葉をそれぞれ置き換えて考えることが大切

  • IT編

  • システムを変えてもルールが変わらなければ、何も変わらない。ということ。前2作が良かっただけに超えるのが難しかったのかと感じた。

  • ザ・ゴールに比べて読みやすい。システムの導入がいかに利益につながるか。効率化だけではない、人件費削減だけではない、明確な何かがつかめそうな気がする。(でも自分でやるとなると別なんだけど。効率化が目的ですっていっちゃってるし)

  • ■概要
     ERPソフトの開発販売で毎年40%の成長を遂げるBGソフト社。大手市場が飽和するなか、中小企業を開拓検討するも、彼らの関心事は、利益への貢献。他社の追随を許さない優位性を得るべく、提携システムインテグレータのKPIソリューションズ社とともに模索するなか、得られた示唆は、TOC理論に基づき、業務を変え、カルチャーを変えることだった。DBRを実現するために、いかに機能拡張するか、誰と組むか、顧客のカルチャーを変える前に、いかに自分たち、顧客に接する営業やSIのルールを変えるか。
     必要だが十分ではない-という原書のタイトルが示すように、どんなに最新鋭のコンピュータシステムを導入しても、組織のルールやカルチャーが変わらなければ、その恩恵を十分に享受することはできない。どこかで聞く話を、ストーリー仕立てで解説されると、身につまされる。

    ■仕事に活かせる点
    ・大企業の市場飽和、それを打開するための中堅市場開拓、リプレースのためのリリースタイミング早期化
    ・中小企業を相手にするには利益が増えることを示さなくてはならない
    ・企業活動が一元把握できる、は、利益に換算すると?
    ・顧客の利便性を考えた簡素化と市場のニーズに応えるための複雑化との板挟み
    (千)

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著者プロフィール

岸良裕司氏(監修)
1959年生まれ。株式会社Goldratt Japan CEO。全体最適のマネジメントサイエンスであるTOC(Theory Of Constraint:制約理論) をあらゆる産業界、行政改革で実践し、活動成果の1つとして発表された「三方良しの公共事業」はゴールドラット博士の絶賛を浴び、07年4月に国策として正式に採用される。
青木健生氏(脚色)
コミックストーリー作家(漫画原作者)、シナリオライター、(日本脚本家連盟会員)、劇作家、『ザ・ゴール コミック版』『ザ・ゴール2 コミック版』の脚色を担当
蒼田山氏(漫画)
広告・ビジネス系漫画家。漫画向け背景素材サイト「背景倉庫」制作統括。専門学校非常勤講師。 代表
作は『ザ・ゴール コミック版』『ザ・ゴール2 コミック版』(ダイヤモンド社) 『ブラシ素材集 モノクロイラスト/マンガ編』(ホビージャパン) めちゃコミックで『地雷婚カツ!』連載。

「2023年 『コミック版 ザ・ゴール3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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