- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479794776
作品紹介・あらすじ
仕事と家庭を両立して、家も買って、運動もして、流行も追って…それができる人はそうしたらいい。でも、そういうのが「うまくできる人間」ばかりじゃない。本当はしなくてもいいことを手放して、「自分の人生」を取り戻そう。
感想・レビュー・書評
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著者の作品、ブクログ登録は4冊目になります。
著者の作品を時々読みたくなるのは、慌ただしい現実生活に疲れを感じるからかなあ。
著者、phaさん、どのような方かというと、某所に、次のように書かれています。
---引用開始
1978年大阪府生まれ。京都大学総合人間学部を卒業後、国立大学の職員に。数年後に退職してからは「ニート」を自称。2008年にギークハウスプロジェクトを開始後、定職につかずシェアハウスで長年暮らす。2019年にシェアハウスを出て、一人暮らしに。現在は文筆業が収入源。著書に『持たない幸福論』(幻冬舎)、『しないことリスト』(大和書房)などがある。
---引用終了
で、本作の内容は、次のとおり。
---引用開始
仕事と家庭を両立して、家も買って、運動もして、流行も追って…それができる人はそうしたらいい。でも、そういうのが「うまくできる人間」ばかりじゃない。本当はしなくてもいいことを手放して、「自分の人生」を取り戻そう。
---引用終了詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おもしろかったー。
これはオレにとって「幸せに生きる方法」だ。
あまりに面白いので、PCで、メモしながら、読んだ。
以下、自分なりに分かりやすいように言葉を変えたりしてるから、引用ではなく、メモ。
今の世は「これしなきゃ!」で溢れてる。
テレビも、ネットも、CMでも、いつも「これしなきゃ」と潜在意識に強迫観念を刷り込んでくる。
p1p2 (電通的な広告戦略によって無意識のうちに)
しかし巷にあふれる「これしなきゃ」の99%は、実は、しなくても良い。
p6
よく分からないけど「しなきゃいけないからしてる」ことは、もう止めよう。
(TVでやってるから、しないと時代に取り残されてしまうから、しないと仲間に入れないから・・・・・。)
自分が「本当にしたいと実感できることだけ」を、しよう。
p7
1.世間の目を気にして行動を決めるのではなく、自分なりの価値観に従おう
2.世間のペースにムリして付いて行くのではなく、自分のペースを掴もう
p8
第1章 所有しないリスト
第2章 努力しないリスト
第3章 自分のせいにしないリスト
第4章 期待しないリスト
何かを得ようとするなら、今持っているものを捨てるといい。
p21
鬱病治療の認知療法
認知療法の基本は自分の気分や考えていることを紙に書きだしてみるだけ。
p39
ネガティヴな思考を頭から出して紙に書いてみるだけで、少し客観的に見ることができるようになって、「認知のゆがみ」に気づくことがある。
p40
「高校で習う数学や古典なんて、社会に出たら役立たない」という人もいるが、そういうものを勉強する利点は、自分で何かを調べて知識を得る方法を身につけること。
勉強のやり方さえ身につけておけば、将来何かを覚える必要が出てきた時に困らない。
p44
読みたい本は、殆ど図書館で借りる。
どうしても、手元にもっておきたい本だけ、買う。
そういう本は100冊に1冊くらいだけど。
p45
重要度なし:ブクログに記録だけして忘れる。
重要度低い:おもしろかった所だけブクログに引用しておく。
重要度中 :要点を自分なりにまとめておく。
重要度高い:知らない人にも、良さが分かるように、工夫して説明する。
人に伝える文章にすることで、自分自身の理解も深まる。
p48
単なる情報でしか無いものを、血肉化するためには、他人に読まれることを意識しながら文章化してアウトプットするのが有効。
p49
コンコルドの誤謬
イギリスとフランスの共同開発で莫大な予算をかけて開発された超音速旅客機コンコルドは、完成前にすでに「将来にわたって収益が見込めない」ことが分かっていたのに、それまでに投資した資金や労力を無駄にできないという理由で開発は継続され、結果的に、商業的に失敗に終わった。
株の投資でも「損切りが一番重要」と言われる。
間違った方向に進み続けるより、早めに方向転換したほうが傷が浅くてすむ。
p57
過去に固執しない。
人は、たとえ失敗でも、過去に積み重ねてきたものに固執するあまり、捨てることができない。損切りに失敗する投資家のように。
ましてや、成功した過去なら、余計に捨て去ることが難しい。
だが、成功であっても、積み上げすぎると息苦しくなる。
時々は、捨てたり壊したりして、リセットしてみる。
p63
昔のドイツの軍人ハンマーシュタインの言葉。
「
有能な怠け者は指揮官にせよ。
有能な働き者は参謀にせよ。
無能な怠け者にはルーティンワークンをやらせよ。
無能な働き者には一切責任を与えるな。
」
面白いのは、有能な働き者よりも、有能な怠け者を最高責任者に選んでいるところ。
有能な怠け者は、他人にできることは他人に任せて、些細なことは気にせず、自分がやるべき大きな決断だけをする。だから人の上に立つのに向いている。
逆に、一番悪いのは、無能な働き者。
何もせずにじっとしておけば良いのに、やらなくて良いことをやって、事態を悪化させるから。
p68
仕事をするために人生があるわけじゃなくて
人生を充実させるための一つの手段が仕事であるに過ぎない。
p69
だるいときは積極的に「だるい」と言う。
口に出すことで、だるさが、少し和らぐから。
昔は、炭鉱に入るときにはカナリアを持って行った。
有毒ガスに触れると、グッタリして鳴き止むから。
人間社会も同じで、体力や忍耐力がある人間は、会社がおかしくなっても、がんばってしまうが、ストレスに弱い人は、すぐに状況の悪化を素早く察知する。
p72
他人に対して、自分を大きく見せようとしない。
他人から期待されないほうが、自分の好きなように行動しやすいから。
他人から「こいつはダメだ」と思われてるほうが、楽。
p78
特に、ネットでは、自分を大きく見せないこと。
「オレはダメだ」「何も分からん」と言ってるほうが、炎上を、回避できる。
p79
能ある鷹は、
「海外旅行が楽しい」「こんなに幸せなことがあった」というのを、友人だけが見れるフェイスブックなどクローズドなSNSに書いて
「仕事が行き詰まった」「財布を落とした」などのつらいこと、イヤなことは、ツイッターやブログなど不特定多数が見れる場所に書く。
(そのほうが、好感を持たれるし、妬みや恨みをかわなくて済むから。)
p79
関西人的なコミュニケーションでは、ネガティヴなことから言って、他者との壁をできるだけ低くする。
自分のことを「俺ほんまアホやわ」
身内を紹介するときに「こいつほんまアホやし」
「最近どう?」「どうもあかんなあ」
それは、ほんとうにダメなのではなく、自分を低く見せることで、相手をリラックスさせるワザなのだ。
p80
自慢しない方が、他人の反感や妬みをかわないので結果的に得する、という計算。
p80
他人から見下されることを恐れる必要はない。
Aさんから見れば、世界の中心はAさんだから、自分と関係ない人の存在など取るに足らないものに見える。
誰にとっても、世界の中心はその人自身だから、他人の存在は、自分より下に見える。
だから、自分が、他人の世界の中で、下の存在であっても、取るに足らない存在であっても、気にする必要なんかない。
他人の評価なんかどうでもいい。
自分が自分の世界の中で評価できる存在であれば、それで良い。
p81
睡眠が大事。
手塚治虫と石ノ森章太郎がパーティーで話していた。
「私は徹夜2日めです」
「僕なんか3日めです」
その2人に向かって、水木しげるが言った。
「自分はどんなに忙しくても10時間は寝てます」
「そりゃあ、うらやましいなあ」
という2人に対して、水木しげるは
「睡眠こそが長生きや幸せの全ての源だ」
と力説するけど、2人はあまり真剣に取り合おうとはしない。
結局、手塚と石ノ森は60歳で死亡。
水木は93歳まで生きた。
p83
眠りを大事にしよう。
できるだけ、自分でしないで、他人にやらせる。
p86
人は、意外と、何かを頼まれたがっている。
よっぽど余裕がないとき以外は、誰かに声をかけられたり、頼りにされたがっている。
頼んだり頼まれたりすることでコミュニケーションが広がる。
①低姿勢でお願いする
「やってくれたら、助かるし、とてもうれしいんだけど」みたいに柔らかく頼む。
②やってもらったら、お礼を言う。
お礼を言うのはタダだから、必ず、丁寧に、お礼しよう。
③自分が頼まれた時には、引き受ける。
直接の見返りがなくても、「なんとなく貸しを作った」というだけで人は満足する。
p89
いやなことはしない。
p94
土日だけを特別視しない。
平日に行動すれば、空いてるから、楽。
旅行だって、オフシーズンで行けば、安くて楽。
世間の休日とズラして行動するのは快適。
朝晩の満員電車や正月お盆ゴールデンウィークの渋滞は地獄。
p99
1箇所にとどまらない。
大前研一の言葉
人間が変わる方法は3つしかない
①時間配分を変える
②住む場所を変える
③つきあう人を変える
p102
何かに行き詰まったり、何かを変えたいと思うときは、「キモチを入れ替えて頑張ろう!」と精神論で頑張るより、まわりの環境を変えたほうが良い。
p103
家から離れた場所へ行くと、自分の普段の生活について、ちょっと客観的に見れる。
普段からモヤモヤしてた何かがはっきりと浮かび上がる。
人は、何かを考えるとき、自分がどこにいるのかという地理的な条件に、結構左右されているものなのだ。
ひとつの場所に留まらず、ときどき、移動しよう。
p104
人の発言はすべて、その人の立ち位置からの意見に過ぎない。
立場によって、見え方、考え方が異なってくる。
物事なんて、目線の位置によって、丸にも四角にも三角にも見える。
それぞれの立ち位置から見た、それぞれに偏った見方を、肯定的に捉える。
それが他者の存在を肯定することだ。
p113
孤立しない。
phaさんが会社員のときは、会社で仲の良い人がいなかったし、仕事が忙しくて、会社以外の人と合う機会も少なかったので、毎日、孤独を感じていた。
会社を辞めて、ネットで知り合った人と会い、オフ会にも参加してるうちに、趣味が合うひとをたくさん見つけることができて、会社勤めの時よりも、友達が増えた。
p122
ダメなやつでも集まっていれば、少しだけ死ににくくなる。
p124
少数派の感覚を持つ人は、自分と話が合う人に出会うためには、ネットなどのツールを利用するのが一番良い。
社会のシステムやルールの多くは、多数派のために作られている。
でも、力のない人間でも集まっていれば、互いのダメな部分を補い合える。
弱い人間や少数派の人間こそ、孤立せずにつながりを作るようにしよう。
p125
感情を殺さない。
すごく気分が落ち込んだとき、「もう何もかもダメだ」「死にたい」という気分になったとき、床に寝転んで手足をバタバタさせたり、髪の毛を両手で掻きむしったりしながら「ウオーゥ、俺はもうダメだー、どうすれば良いんだー」と何回も口に出す。
泣きわめくことを、時々やったほうが良い。
ツイッターで、メインのアカウントとは別に、「疲れた」「もうダメだ」とネガティブなことばかり書き込むアカウントを持っている。誰も見てないかもしれないけど、見てるかもしないアカウント。「王様の耳はロバの耳」みたいに。
p146
できるだけ正確に現実を認識して、妄想を膨らませすぎないようにしよう。
ブッダの話。ひとり子を亡くした母親の悲劇の話。
でも、みんながブッダ並に悟ってしまったら、人類が滅びる気もする。
ただ、人生の中で、少しだけ諦めを取り入れると、ラクになる、という効果がある。
p157
家族とか宗教とか、閉じた人間関係が嫌い。
閉じた人間関係はおかしくなりやすい。
閉ざされた空間では、外から見たらおかしな行為が、その中でだけは普通に行われたりする。いじめや、カルト教団や、家庭内暴力や。
外部の人が、出入りするようになれば、風通しの良い健全なコミュニティになるのに。
p161
ただし、「流動性が高い」にも一長一短がある。
家族は流動性が低いコミュニティであるがゆえに10年も20年も、絆が切れないという効果が期待できる。
p163
何かをするときは、「それが何に役立つか」よりも、そのこと自体を楽しむことが健全。
p165
タルコット・パーソンズの提案したコンサマトリー。
目的のために何かを犠牲にしてそれをする、のではなく、それをすること自体を楽しむ。
p167
三田紀房『インベスターZ』
投資部の新入部員が、一人で映画館に入らされる。
ところが、その映画は、つまらない内容だった。主人公は途中で映画館から出る。
すると、先輩たちが待っている。
それは「つまらない映画をいかに早く見限って、出てこれるか」というテストだった。
投資における「損切り」がいかに早くできるかを試したわけだ。
失敗した場合、今までにつぎ込んだ時間やお金を惜しんで、惰性でそこに留まってしまってはいけない。できるだけ早く切り上げて、被害を最小限に抑えることが大事。
p171
ネットでは「大好きな人と結婚できてうれしいです」と素直な気持ちを書き込んでも「結婚したくてもできない人がそれを読んだらどう思うか考えてみてください」とか「結婚制度で無視されている社会的マイノリティの問題について考えたことがるのでしょうか」とか、妬みや予想外の銃弾が飛んで来ることがある。
「ファミレスのゴハンがおいしい」と書いたら、「ファミレスしか行けない貧乏人は可哀想」という中傷や「ファミレスに行けるなんて贅沢で、ほんものの貧しさを知らないのだ」という中傷など、両方向から銃弾が飛んできたりする。
だから、他人の意見は気にしない。
p177
モーツァルト36歳
Phaさんは30歳位から「もうこれからは余生」と思って生きている。
知人は「義務教育を終えたら、もう余生」と思って生きている。
「よく、こんな年まで生きたものだ。偉い」というカンジで生きている。
p189
「いつ死ぬか分からない」と思えば、意識がクリアーになる。
「もっと早く死んでたはずだった。今の人生は、オマケのようなものだ」と思えば、どんなに厄介な出来事があっても、心に余裕が出てくる。
人はどうせ必ず死ぬし、宇宙や地球の何十億年という時間から見れば、長生きしても早死しても、変わらない。
p190
突き詰めない。
妥協とか、仕方ないとか、適当さをある程度導入した方が良い。
p194
人間は、出来事に、意味や理由を求めてしまいがちな生物だけど、本当は、出来事に意味などない。他の動物みたいに、なぜだか分からないけど生まれてきて、何かの拍子に死ぬ、という、そうだけだ。
だとすれば「これしなきゃ」とか「あれしなきゃ」とかコマーシャルやマスメディアから垂れ流される脅迫じみた「しなきゃリスト」に囚われず、自分の正直な気持ちに従って、好きなように生きた方が良い。
人生の「したいことリスト」は自分で作っていこう。
p196
福本伸行p60とか三田紀房p170とか、呼び捨てなのに、大前研一さんp102だけ「さん」づけなのが気になる。マンガ家をナメてる? -
私は、全ての人が明るく陽気でアツい必要は無いと思っている。
それぞれに落ち着く(魅力的にみえる)温度が誰しもあるのではないだろうか。
タイトルから感じとれるように、
この本、そして著者には「ガツガツ感」が無い(と私は思う)。
だからと言って、この本には絶望感や卑屈さ、暗さは無い(と私は思う)。
なんだか上品ですらあり、満ち足りた印象を受けた。
それは著者が自分の適温、自分らしい生き方を確立しているからだと思う。
本の内容よりもそちらの方が私には印象的で新たな気づきだった。
また、本の中で著者が影響を受けた本がいくつか紹介されていて、
読書を習慣化したい私にとってありがたかった。
読みやすい構成のため、読書の入り口としてタイトルにピンと来た人は
読んで損はないと思う。 -
《「しなきゃいけないこと」に追いかけられずに心に余裕を持って生きていくには、どうしたらいいのだろうか。
結局、自分の頭で「それは本当に必要なのか」を一つ一つ考えていくしかない。
評価基準を自分の外に置いている限り、他人に焦らされるのは避けられないからだ。
1. 他人や世間で行動を決めるのではなく、自分なりの価値観を持つこと
2. 他人や世間のペースに無理に付いていこうとせず、自分のペースを把握すること
この二つのポイントが大切だ。》
「独占しない」
《僕が何か新しいことを始めるとき、気をつけていることが二つある。それは「自分のやりたいことを自分のペースでやる」ということと「ゆるく外に開いておく」ということだ。》
「デジタルにしない」
《ただ知っているだけじゃなくて、その知識や情報を自分の血肉のようにして、自由自在に使いこなせるようになりたいときは紙の本で読む。何か身につけたいこととか、何か深く考えたいことは、紙とペンを使って書きながら覚えたり考えたりしていく。》
「人生をラクにする 期待しないリスト」
《ただ、自分一人の頭の中で理想や思い込みを膨らませすぎると、理想と現実のギャップで苦しくなる。
だから、できるだけ正確に現実を認識して、妄想を膨らませすぎないようにしよう、ということだ。》
「何かのためにしない」
《人生ではときどき「今を犠牲にして先のためにがんばる」というのが必要なときもあるけど、基本はコンサマトリー(何かの目的のためにそれをするのではなくそれ自体を楽しむ)的に生きるのが幸せに生きるコツだ。》
「最後まで我慢しない」
《一人でふらふらと会場の周辺を散歩したり、コンビニで雑誌を立ち読みしたり、缶コーヒーを買って公園で一服したりして、またイベントに出る気力が回復したら会場に戻る、という感じだ。
飲み会を抜け出して繁華街で道端に座って、微妙に酔った頭で通行人を眺め続けるのも妙に楽しい。
(…)何かをサボって別のことをするのはそれだけで楽しさが増すものだ。
ちょっと気分転換してからイベントに戻ると、また新鮮な気持ちで人と話せる。》
《「なんかビミョー」と思ったら、早めに抜け出そう。
他人のペースに合わせる必要はない。惰性に流されず、自分に必要な部分だけつまみ食いするようにしよう。》
「突き詰めない」
《どんな素晴らしい思想でも、原理主義は行き詰まりやすい。》 -
人生をラクに生きるための考え方を提供してくれる本。
この社会が生きづらいなーと思ってる人にはぜひ読んでほしい。
そうじゃなくてもこの本は程よいバランスで世界を眺める感覚を養ってくれるんじゃないかと思う。
作者は社会に対する適応能力が低いらしく、そうしたマイノリティの視点で世界を捉えている。自分はありがたいことにたまたま割と社会に適応できる人間に育ったので、そうした視点からの意見を改めて知れたことは大きかった。これからは他者にもう少し寛容になれるような気がする。
また、普段なんとなく感じていることを納得できる形でうまく言語化してくれるところがあり、共感もできた。 -
仕事や生活に疲れた時に読むと気持ちが軽くなる本。
自己啓発本は気持ちが高まる一方、さらにしなければいけないことが増えて余裕がなくなるが、この本では自己肯定感を少し高めることができて心の余裕が生まれる。
・無理に「〜しなければ」をしなくていい
・他人を気にし過ぎない。合わない人の話はよく喋るテレビだなと1割程度聞けばOK。理解ある人のも7割程度で、平均5割くらい聞き流すくらいで良い。
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多数派の「こうするのが一人前、幸せだ」という考えに乗れない人が、自分なりに生きるための考え方を載せた本。小さな考えの羅列に過ぎないのだけど、読んでいて頷くこと多数。「あれもこれもしなきゃ」という固定観念を手放して、残った物について考えよう。読了後は、自分が本当にしたいことに集中したくなった。
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〇〇しなければ!というのが溢れてる中で
しないことを教えてくれる本はなかなかないので
読んでいてすごく楽しかったです。
私はイヤなこともがんばっちゃうタイプ。
口癖は「がんばります」
でも人生ラクして楽しく生きていきたい。
がんばることをがんばらないって胸に響いた。 -
いろんなことに悩みを抱えている人は、これを読めばすっきりするはずです。
胸のつかえが降りていくような感じで。
もっと楽に考えて、きっちりきっちりしなくてもいいのだと思います。
いくつか、とても共感できるところもあったので、やっていこう(いや、やらないでいこう)かと思っています。 -
死ぬまでに「すること」「したいこと」の本も沢山出ているけど、「しないこと」も改めて自問しておくと生きやすくなるのかなと思う。する、しないの選択の連続が新たな喜びも悩みも生むのかなー。なるべくなら悩みや不安を少なくしたい。本書の「二択にしない」で他者に対する寛容さが自分自身のラクにつながるというのは腑に落ちた。