- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480429117
感想・レビュー・書評
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10月新着
東京大学医学図書館の所蔵情報
https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_search/?lang=0&amode=2&appname=Netscape&version=5&cmode=0&smode=0&kywd=4311443834詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
当然、斉藤先生の理解するラカン像。実際的で妥当な気もする。ラカンに取り組むきっかけにはいいんじゃないかな。
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斎藤環という人がどうとかではなく、ラカンの入門書としてとても優れていたと思う。
何より、現在の臨床との噛み合わせについての言及が所々にあったことがとても良かった。
これから精神分析についてもっと勉強したいと思う。 -
想像界、象徴界、現実界
の概念と位相性
こころが
プログラムされていなくて良かった.
言葉を
持っていて良かった.
ラカンで面白そうなSFがありそうな気がする. -
「日本一わかりやすいラカン入門」をめざすと著者が述べているように、文学的修辞を排してざっくばらんにラカンの思想を整理しています。もともとウェブ上に公開された記事だったとのことで、かなりくだけた調子で読者に語りかけています。
たとえば、想像界・象徴界・現実界の三界を説明するにあたって、映画の『マトリックス』を例にとり、想像界は偽物のイメージの世界、象徴界はプログラムのコード・システム、現実界はコンピュータのハードに相当するという説明など、ラカンをわかりやすくしようとする著者の思いが伝わってきます。
たしかにわかりやすいのですが、わがままをいわせてもらえれば、ラカンの精神分析が現実の事象を説明するのに有効であることを示すような例を、もう少し多く挙げてほしかったように思います。 -
ラカンはわかりにくい。訳書も古い訳が多くて入手も困難、ジジェクの解説なんて、余計に難解になってるだけじゃん、と言いたくなる。著者はおたくやひきこもりの大家?でこの手の人の中にはそれなりに意味のありそうな言説にするためにラカンの用語をちりばめる人もいるけど、この本ではストレートに彼なりのラカン解釈を示してくれてわかりやすい。ラカン解釈の王道かどうかは知らないけれど確かに入門書としてはまず第一に勧められると思います。