「本をつくる」という仕事 (単行本)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480815347

感想・レビュー・書評

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  • 本は美しくないといけない。

  •  本づくりに関わる様々な人を追った一冊。

     いわゆる製本としての段階から校閲まで。ものづくりとしての本については初めて知る内容だった。本用の紙のことなんて考えたことなかった。ストレスなくパラパラめくれる紙の本って当たり前過ぎるけど、落ち着いて考えてみるとすごいよね。

     本好きは一度は読まないとな一冊。

  • 「本」という形あるものが好きな人は是非是非読んでほしい。

  • 校閲がいないとミスが出るかも。色々な書体で表現したい。もちろん紙がなければ本はできない…。装丁、印刷、製本など本の製作を支えるプロを訪ね、仕事に対する姿勢や思いを聞く。PR誌『ちくま』連載をもとに単行本化。

    第1章「活字は本の声である」
    第2章「ドイツで学んだ製本の技」
    第3章「六畳の活版印刷屋」
    第4章「校閲はゲラで語る」
    第5章「すべての本は紙だった」
    第6章「装幀は細部に宿る」
    第7章「海外の本の架け橋」
    第8章「子供の本を大人が書く」
    どれも素敵なお話し。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784480815347

  • 2017年1月刊。書体・製本・印刷・校閲・製紙・装幀・輸入・執筆。様々な立場で「本づくり」に携わる人へのインタビュー。校閲と製紙の章が印象的。読後感が清々しい。

    ◆【引用メモ】1980年代初頭(中略)書籍用紙を「酸性紙」から「中性紙」へと転換する事業(中略)かつて本には物理的な寿命、それもわずか数十年という寿命があった、と言えば意外に思われるかもしれない。(中略)これにより、これまで数十年という時間で劣化していた日本の本は、初めて300年から500年という品質が保証された製品となったのである。(p.136)

  • おもしろくってケチケチしながら読んだ。
    一冊の本ができるまでにこんなにたくさんの人が関わっているって、今となっては時代遅れになりつつあるのかもしれない。そしてはしょられてしまってる工程もあるわけだけど、大切な作業の数々で。

    誰かが欲しい、と思った時にそれを形にできる技術がなくなってしまってるという事がないように、って素朴だけどそういう思いは大切にしたいなあ。

  • 紙の本が愛おしくなる。
    もう汚い手で本を触れない。

  • 出版にかかわる編集者以外の仕事。装丁から印刷、エージェント、洋紙など、コンパクトにまとまっている。新人編集者が読むといいかもしれない。

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著者プロフィール

稲泉 連(いないずみ・れん):1979年、東京生まれ。早稲田大学第二文学部卒。2005年に『ぼくもいくさに征くのだけれど 竹内浩三の詩と死』(中公文庫)で大宅賞を受賞。主な著書に『「本をつくる」という仕事』(ちくま文庫)、『アナザー1964――パラリンピック序章』(小学館)、『復興の書店』(小学館文庫)、『サーカスの子』(講談社)などがある。

「2023年 『日本人宇宙飛行士』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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