- Amazon.co.jp ・本 (466ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488291075
感想・レビュー・書評
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下品な冗談も勘頼みの捜査も芋兄ちゃんのダメっぷりも何もかもパワーアップして、分厚さを感じさせない面白さて一気読み。読み終わってから、あれ終わっちゃったと寂しくなる始末。覚えきれない数の事件を並行捜査し、それを全部解決するフロストは、実は凄腕刑事なのではなかろうか。なによりそれをししっかり書ききる作者の腕と訳者の技量が際立つシリーズも、あと一作。心して待とう。
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後半になってもドタバタ続き。それがなんとなく終息していくのが面白い。怪盗マクラカヴァーはちょっとあっさりすぎだけど。結局モード警部代行の病欠は何か意味があったのだろうか。初め思わせぶりだったけど、結局そのままだったような。
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なんやかんやで、いつもきっちりおわります。
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私の評価基準
☆☆☆☆☆ 最高 すごくおもしろい ぜひおすすめ 保存版
☆☆☆☆ すごくおもしろい おすすめ 再読するかも
☆☆☆ おもしろい 気が向いたらどうぞ
☆☆ 普通 時間があれば
☆ つまらない もしくは趣味が合わない
2014.4.26読了
上巻に合わせて記載 -
読ませるんだけど、シリーズ中では平凡な出来。
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今回のフロストは後半ハラハラドキドキでした!
しかしモーガンの馬鹿野郎には腹が立つ! -
フロスト警部シリーズ第5弾の下巻。
少女誘拐、売春婦殺害、数十年前の白骨死体と、複数の事件が未解決のまま、デントン署とフロスト警部はじりじりと追い込まれていく。
保身のことしか頭にない署長や無能な部下にはさまれながらも、フロスト警部は相変わらず下品なジョークをとばしつつ不眠不休で事件に取り組むわけだが、真相に肉薄したかと思ったらまったく見当違いの方向だったことが判明することの繰り返しで、ついに最大のミスをおかしてしまう。
残りのページ数を気にしながら本当にこれらの事件が解決されるのか気をもみつつ、終わってほしくない気持ちも強まってくるのは、いつもの調子。
伏線や犯人あてよりも複数の事件が最後まで同時並行的に走るストーリーと、だらしないながらも人間味あふれるフロスト警部の不思議な魅力で毎回楽しませてくれる。今回は特に、無能な部下をかばう場面にフロスト警部の懐の深さが垣間見えた。このシリーズがあと一作しか残されていないのが非常に残念。 -
(上巻より続く)
後半も、
史上最低の部下、芋にいちゃんの活躍もあり、
フロスト警部の暴走もあり、
大混乱。
しかもここまで来て?というタイミングで、
新しい事件が発生したり、
かなりハードな展開もあり、
最後まで気が抜けない。
既刊のフロスト警部シリーズはこれが最後。
場所をわきまえない、お下品極まりない警部の冗談にも、
多くの警察署員同様、
苦笑して流せるようになったのに、
かなり淋しい。
もちろん、それでもたまにみぞおちを殴られたように、
笑いの爆弾を撃ち込まれることもあるが。
ほんとに可笑しい。
まだ未訳の作品があることが唯一の望み。
早く、出版してほしい。 -
フロスト警部シリーズ5下巻。
面白い。どこがと言われると困るが、会話のテンポとスピーディな展開が飽きさせない。全くロジカルではなく当てずっぽうなカンのみで推理し捜査するため外れて失敗する事も多いが、結果オーライ。娯楽として読書するには最適だと思う。