奇談蒐集家 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
3.27
  • (32)
  • (116)
  • (188)
  • (48)
  • (13)
本棚登録 : 1228
感想 : 138
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488490096

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 確かに綺麗にまとまってる面白い小説でした。感想としては日常ミステリと蒐集家の欲を満たす為の作品、そしてそれに振り回される人々、って感じでしょうか?

  • 水色の魔人と、金眼銀眼邪眼が好き。ひとつひとつが短い話で登場人物が少ないためか、ある程度推理にアタリをつけることができてしまうのが残念。でも最後の章でうまいことオチがついていたのは面白いと思った。

  •  ファンには怒られるでしょうが、自作品とどことなく被る設定が滅茶苦茶多くて、すご~~~~~く悔しい思いをしました(真顔/しょうもねぇ) ちなみにトリック(ネタ?)は九割方見当がつきましたが、ラストの話の括り方は粋で好みでした。

  • 1話1話がさらっと読めた。
    最後は、えっ?という感じだったけど…^^;

  • 目次
    「自分の影に刺された男」
    「古道具屋の姫君」
    「不器用な魔術師」
    「水色の魔人」
    「冬薔薇の館」
    「金眼銀眼邪眼」
    「すべては奇談のために」

    解説 井上雅彦

  • 酒場で待ち受ける奇談蒐集家とその助手に語られる人々の“奇談”、現実に起こったかどうかも曖昧な不思議な話を追っていく連作短編。
    一人称の語りの違いに気を遣って書かれていて、それぞれの視点の違いが面白い。ミステリーだけど、幻想文学、かな?

  • 良くできた話でした。
    連作短編の積み重ねのような話なのでとても読みやすい。

    ただ、深みがあまりありません。

  • 体験者には奇談だけど見方を変えると実は…という連作集。

  • ジャケ買いというのはあるが…。
    この作品はタイトルの音の響きで衝動買い。

    奇妙な話を蒐集って…妄想家としては放って置けない。

    何処かの路地の奥にある、strawberry hill。

    店内奧で待ち構えるのは奇談蒐集家の恵美酒一とその助手氷坂。

    広告に惹かれて訪れる者達が語る奇談の数々。。。
    その奇談を冷静沈着に一刀両断する氷坂さん。。
    たいそう好みです。

    太田さんの他の作品も読んでみたい。

  • 7編からなる短編集。
    読み進めるうちに、内容がブラックになっていく。
    それぞれが味わい深い内容。
    そして、それぞれの物語の冒頭が頭に浮かんで、じんわりする。
    スコッチ片手に読みたいかも。

全138件中 61 - 70件を表示

著者プロフィール

1959年名古屋市生まれ。名古屋工業大学電気工学科卒業。81年「星新一ショート・ショートコンテスト」で「帰郷」が優秀作に選ばれる。その後、会社勤めをしながら「ショートショートランド」「IN★POCKET」にショートショートを掲載。1990年、長編ミステリー『僕の殺人』を上梓してデビュー。2022年『麻倉玲一は信頼できない語り手』が徳間文庫大賞2022に選ばれる。

「2022年 『喪を明ける』 で使われていた紹介文から引用しています。」

太田忠司の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×