日本人のためのピケティ入門: 60分でわかる『21世紀の資本』のポイント

著者 :
  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (77ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492444146

感想・レビュー・書評

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  • 経済に関しては全くの素人で、最近よく出てくるピケティの考え方を少しでも知識として知ることができればと思い読んでみたが、やはり細かい経済理論の話になると、いくら入門と言えども何が言いたいかよくわからない。この本に関していえば、本当にこの内容がピケティが主張している内容なのかというくらい内容が薄っぺらい気がする。わかったことは「世界で資本と労働の所得格差が拡大している。」ということと、「それを解消するにはグローバルな規模での資産課税をすること」の2点だけである。ページ数も少ないし、いくら入門とはいえ物足りない気がする。また、ピケティの主張とは関係ない著者の独自の主張がやたら書かれているのも気になった。

  • どんな理論なのか興味があったが、読んでも私には無駄ってことがよくわかりました。

    ・r > g
    資本収益率が成長率を上回る

  • 2015/10/27

  • なんかわかったような,わからないような。。
    資本主義によると貧富の差が広がるのね。

  • ピケティが、話題になった時に、書店で、本を眺めてみたが、数式や、経済専門用語が、一般人に分かりにくいぐらいの、分厚さのほんが、並んでいた。

    東洋経済新聞社から、本の厚さも薄く、字も大きく、それでいて、60分で分かるという21世紀の資本のポイントだけを、分かりやすく書いてあるのが、出ていた。

    今までの経済学では、資本主義が発展するに伴い、富は皆に配分され平等化となると、夢の様な話であった。
    しかし、ピケティは、歴史的データを解明すれば、それは、例外では、あり得るかもしれないが、資本すぎでは格差が、拡大して行くと、、、。
    書くさが、拡大し、今後も不平等が、拡大して行くと、予想した研究発表である。

    遺産相続が、格差を生み出している。
    多くの資産を持つものは高いリターンを取る事が出来るからであると。
    大富豪は、資産が最上位の富豪に集中するようになり、創業者の子供は、働かなくても大富豪に成れる。

    教育問題で、アメリカのエリート大学は、日本の国立大のように思っていたが、学費は、高く、低所得層の子供が、大学に進学する比率は1970年以降10~20%であり、上位の1/4の子供の進学率は、40%→80%へ。
    それは、親の所得で、出来るのあり、学費の他に、最高権威ある大学に入学スrには、親の社会的地位、大学への寄付等も考慮されるとか、、、
    ハーバード大で、親の収入は45万$が、平均だとか、、、、、に驚かされた。
    アメリカとは、アメリカンドリームの言葉が、あるように、能力主義の社会と、思っていたのに、それは理想であり、建前だったのかと、思い知らされた。

    累進課税をめぐる論争も、書かれてあったが、今、マイナンバーで、10%の消費税を、どのように、低所得者に、負担が無いようにするか議論されているが、、、、小売業や、レシートの出さないような店は、機械自体導入出来ないのでは、、、、と、思うし、個人情報は、どうなるのか?とも、不安だらけである。

    この本のQ&Aは、とても分かりやすかった。

    そして、今の社会では、とても不合理だということも理解出来た。

  • 経済論は難しいのです。

  •  停滞した社会、過去に蓄積された富の比重が大きくなり、富の分配に影響を与える。庶民は、消費税増税・福祉切り捨てなど、貧富の格差が今後益々生まれるのではないか。

  • 欧米諸国のマクロ経済データをもとに、資本主義では歴史的に所得分配の格差が拡大する傾向があり、それは今後も続くだろう、という内容。
    資本収益率r>国民所得成長率g:資本家の儲けが一般国民の所得の伸びより大きく増えるので格差が拡大する。
    ピケティが提案するのは、グローバルな、累進的な資本課税。

  • 2015.05.24

  • 格差がどんどん教育によって開いていく!!

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著者プロフィール

1953年生まれ。東京大学経済学部卒業後、日本放送協会(NHK)に入局。報道番組「クローズアップ現代」などを手掛ける。NHK退職後、博士(学術)取得。経済産業研究所上席研究員などをへて現在、アゴラ研究所代表取締役所長。著書に『イノベーションとは何か』(東洋経済新報社)、『「空気」の構造』(白水社)、『「日本史」の終わり』(與那覇潤氏との共著、PHP研究所)、『戦後リベラルの終焉』(PHP研究所)他。

「2022年 『長い江戸時代のおわり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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