- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784494005857
感想・レビュー・書評
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『世界中のこどもたちが』や『にじ』を作曲された、「中川ひろたか」さんの絵本で、本書の扉絵から登場する、中川さん自ら教えてくれるのは、
『おおきくなるっていうことは、~ってこと』
であり、それは単純に新しく出来るようになることが増えただけではなく、年長者としての自覚や役割、自制心というと小難しそうに聞こえるが、それを、村上康成さんの丸っこい、つるっとした質感が可愛らしい絵に親しみやすさを与えながら、子ども同士が、次第に大きい数字で張り合ってしまう性質を見事に逆転させた、説得力のある言葉には、さすが保育士の中川さんだと思わせた、完全に読む時期を間違えてしまった入園祝いの絵本です。
ただ、1999年作ということで、ちょっと今の多様性と馴染まない部分もあるかなというのは、気になりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
〝大きくなるっていうことは...洋服が小さくなるってこと、新しい歯が生えてくるってこと、水に顔を長くつけられるってこと、あんまり泣かないってこと、面白いことがドンドンみつけられるってこと、小さなひとに、やさしくなれるってこと...大きくなるっていうことは、そういう事...また一つ大きくなった...みんな、おめでとう!!〟保育士の経験者<中川ひろたか>サン作、<村上康成>サン絵による、成長の喜びが伝わってくる絵本。
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おおきくなるっていうことは、こんなことができるんだということを伝えてくれる本です。お兄さんお姉さんになったような自信を持たせてくれる絵本です。絵も素朴ですが、協調性があり、わかりやすく描かれています。
☆成長☆3歳ぐらいから -
幼稚園にて
幼稚園の行事で子どもの保育をした時
保育園で働いてるママさんが読んでくれた
教育テレビの読み聞かせのように
とても優しく楽しそうな読み方で
私が読むのとは全然ちがうなーと
感心してしまった
言うこと聞かない園児たちが
全員聞き入っている
私も聞き入ってしまった
卒園間近の園児の時期的にピッタリで
大きくなるっていうことは…
こうやって教えてやればいいのかと
大人にもためになる絵本だと思う
きっと頭の中には入ってるんだけど
実行するのは難しいのかも
節目節目で読ませて
思い出させたい
私みたいに言い聞かせるのではなく
優しい口調だから
すんなり入っていくと思う
あれから半年たったけど
小学校にも慣れてきて本性が出てきている
そろそろまた読んでもいいころかな
学校の図書室にあるだろうけど
自宅にも置いておきたいな -
大きくなるっていうことは…。
洋服が小さくなるってこと
新しい歯が生えてくるってこと
水に顔を長くつけられるってこと
小さな人に優しくなれるってこと
ピーマン村はいいこと言うなぁ。
読んだことあると思っていたのに、読んでなかったっぽい? -
ちょうど一年前に大きくなるということはを読み聞かせたこどもたち。
一年たって、どぉよ?
一年前とは違う顔で、ひとりひとり考えを言っていた。
大きくなるということはね、、 やさしさや、ことばの大切さに気づけるってこともある。泳げるとか、泣かなくなったとか、大きくなったとか。実は、それよりも、勇気がいちばん大事だったりするんだな。 -
入園、卒園、また入学の季節に最適な読み聞かせの本。
ユーモアもあって挿し絵も見やすく、とても分かりやすい。
自分が大きくなるっていうことは、お兄さん・お姉さんに
なることでもあるという最後がとても良い。
5分もかからない短さながら、説得力大です。 -
とっても真っ直ぐて優しい、そしてちょっとだけ寂しい。大きくなったら小さい頃には戻れないからね。
でも楽しみを感じさせてくれる成長絵本。
村上康成さんの絵もよく、子どもの個性や表情が魅力的。 -
少し小さい本ですが、何年生でも読み聞かせに向いていると思います。