そういうものだろ、仕事っていうのは

著者 : 重松清

• 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2011年2月1日発売)

感想・レビュー・書評

[わをんさんの感想 · 2012年4月30日]

しょっぱなの重松清さんの立ち食いソバの話と、最後の津村さんのお話が印象的。

[asahappyさんの感想 · 2012年4月24日]

作家さん6人の短編集。

「ホームにて、蕎麦。」重松清
「あの日。この日。そして。」野中柊
「ハート・オブ・ゴールド」石田衣良
「バルセロナの窓」大崎善生
「きみがつらいのは、まだあきらめていないから」盛田隆二
「職場の作法」津村記久子

ぼちぼち・・・ってとこですかね。
初めて読んで、結構好きだったのは津村さん。
石田さん、盛田さんは微妙・・・。
重松さん、野中さんは読みやすい。
大崎さんは、また熱帯魚かっ。

って感じです。
★はほんとは2つ半。

[shino224さんの感想 · 2012年3月26日]

一番心に残ったのは重松清さん、安定感のある筆致で出来過ぎでは？という疑問もこんなことがあってもいいかも、と納得させられる。野中柊さん、いつもは好きだが、こういう中に入ってしまうとかすんでしまう感じ、というか仕事という単語がピンと来ないと思う、この作家さんには。大崎善生さんのはロケーションがよく父と仕事という関連で読める話。石田衣良さんも沖縄にありそうな話だが、出来過ぎ、の感は否めない。申し訳ないが、津村記久子さん、盛田隆二さんのはあまり好きとはいえない。

[モリゾウさんの感想 · 2012年2月13日]

重松清、たちぐいそば。盛田隆二、中年メンヘル。津村記久子、自己啓発ノート（←俺は少数派でいいが、こういうの「うざっ」と思う。皆さん共感してあげてください）。野中柊、現代細雪。石田衣良、うさんくさなんちゅう。だってはなしができすぎだもの。大崎善生、スペイン、ガウディ、熱帯魚。
よし、これで覚えた。

[r00shimizuさんの感想 · 2012年1月27日]

重松清さんは、いつもの感じでした。

[kizallhさんの感想 · 2012年1月24日]

勤め人の日常をぎっしり詰めた、アンソロジー。石田衣良氏の『ハート・オブ・ゴールド』のバックグラウンドが“沖縄”という、私の少し苦手なものだったので、それだけ読めず。ただの食わず嫌いかもしれないけれど、どうしても読めなかった。
津村女史、重松清、大崎善生――の御三方のお名前と、テーマに魅かれて衝動買いしたものだったが、期待を裏切らずとても素晴らしかった。
重松氏は、相変わらずだなあ、と思いながら、熱中していた中学？　以来、久々に重松節を堪能した。テーマを与えられてそれから逸脱する事なく物を書くのはプロでも至難の業ではないかと思うのだが、見事にやってのける重松先生はさすがといったところ。このアンソロジーのタイトルもまた重松先生に重きを置いているというか、現代文学の大御所なんだなあ、と改めて思う。
大崎先生は外国の風景をほんとうに美しく描かれる。この方の本を読んで旅に出たくなるのは私だけじゃない、筈。
津村女史の描くオフィスと、大崎先生の外国の風景が、まったくの別作品なのに、どちらも等しく“勤め人”の立つ地であって、それが返歌のようできれいだった。

[mahieさんの感想 · 2011年12月26日]

「ホームにて、蕎麦」…私は仕事が休めないタイプ。そう、いいか悪いかわからない。

[さとさんの感想 · 2011年12月18日]

仕事で生き生きと働いている人の姿ではなく、その裏のプライベートが描かれ、そんなもんだよな、と思わせてくれます。

重松清さんの本をもっと読んでみたくなりました。

[miyarieさんの感想 · 2011年12月4日]

仕事もそうだけどやっぱ人間、誰かに助けられて成り立ってるんだなぁ。。。

[gaigai1020さんの感想 · 2011年11月26日]

仕事をテーマにした短編集。中でもよかったのは、やはり重松清氏の「ホームにて、蕎麦」。親父さんのサラリーマンと退職後の蕎麦屋のバイトの対比がまさにそういうもんだろと思わせる。

著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンＦ』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」