そういうものだろ、仕事っていうのは

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
3.39
  • (8)
  • (79)
  • (98)
  • (11)
  • (3)
本棚登録 : 551
感想 : 102
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532171049

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 重松清 石田衣良 大崎善生 野中柊 盛田隆二 津村記久子 による「働くこと」に関するアンソロジー。アンソロジーで同じテーマで読むとそれぞれの著者の特徴が際立つ感じ。

  • 「働くということ」「仕事」をテーマにした
    六編の短編小説集。
    世代も仕事内容も、立場も異なる主人公。
    どれも味わいある物語となっていて、
    余韻が残りました。

  • 題名と重松さんに惹かれた。6つの短編。共感具合に差はあるが蕎麦の話は良かった。

  • 好きな作家さんばかりでとても良かった。
    特に最初の重松さんの話にはうるっときたし、やっぱ家族を描くのうまいなーって思った。不器用だけどすごいお父さんの背中かくのうますぎ。
    津村さんは相変わらず脱力系の働く女の話で、こんなんでもいいんだーってみんな折り合いつけながら働いてんだよなって思えた。
    いつもは解決しない曖昧な感じで終わるけど、こんなわかりやすいいい話は初めてかも。田上さんのノートの話にやられた。働くうえで忘れないでいたい姿勢。

  • 【そういうものだろ、仕事っていうのは】 重松清さん、他

    重松清さんをはじめ6名の作家さんが書いた
    仕事をしている社会人の仕事における様々な喜怒哀楽
    を書いたオムニバス作品。



    久しぶりの重松さんというコトで借りてきました。
    重松さんの作品もよかったのですが、石田衣良さんの
    書いた「ハート・オブ・ゴールド」がよかったです。

    彼女と別れ、仕事をにも疲れた若者が会社からもらった
    季節外れの有給休暇を利用し沖縄へ旅行をした。

    彼が泊まった宿は「ゲストハウス じんくる」といい
    この宿では世間の名前を捨ててお互いが「あだ名」を
    つけて呼び合っていた。

    彼が「じんくる」で知り合った人たちは、それぞれが
    ワケありの人たちだった。

    「じんくる」のそれぞれの宿泊客と接した彼は社会人
    としての諦観のようなモノを肌で感じ取る。


    哀愁のあるいい物語でした。

     

  • 6名の小説家の短編集。
    タイトルは、トップバッターの重松清の小説に出てくるフレーズ。どの話も「仕事」がテーマになっている。

    『ホームにて、蕎麦。』重松清と『ハート・オブ・ゴールド』石田衣良が良かった。

  • 仕事に関するアンソロジー。意味はそれぞれ違うけどよかったー。
    「ホームにて、蕎麦。/重松清」老いた父の若き日を想う。お父さーん(涙)。
    「ハート・オブ・ゴールド/石田衣良」気持ちのいいどんでん返し。お金だけじゃ。
    「きみがつらいのは、まだあきらめていないから/盛田隆二」二人静の人。メンタル的に参ってる、冷めた40代夫婦の出来事。泣いたー。少しずつでいいのだ。
    「職場の作法/津村記久子」この本の目的はこの人だった。リアルで笑える仕事本。だらしがない間宮さんの机を引っ張り出してあれこれ思う鳥飼さんにほんとに笑った。

  • たしかに、そういうものだ!

  • 人が仕事をどうとらえているのか
    知りたくなって読んでみたけど
    いい作品が多かった。参考になった。
    とくに久しぶりに読んだシゲマツがよかった。
    盛田隆二、野中柊は今後また読んでみたい。

  • 仕事にまつわる、とても贅沢なアンソロジー。特に盛田隆二の「きみがつらいのは、まだあきらめてないから」という言葉が胸に響いた。津村記久子も、初めて読んだけど面白かったな。

全102件中 71 - 80件を表示

著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

重松清の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×