- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532171131
感想・レビュー・書評
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2013.8.15
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下巻で纏めてコメントの予定
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上巻なので、これだけだとまだ感想にはならないが、とりあえず、この頃の戦わない人間にとって、信長って天災みたいな人だったんだなぁ……と。
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強烈な個性で戦国の世を生き延びた一人の絵師。長谷川等伯の生涯。時の権力者にも、狩野派にも屈することなく対峙していくその姿には憧れさえ描く。誰もが彼のようには生きられない。だが、誰しも、仕方ないと諦める前に彼のように生きてみたいのではないか。
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感想は下巻で。
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能登七尾の絵仏師、等伯が四十年の歳月を経て利休や秀吉らと関わりながら一代で狩野派を凌ぐ天下一の絵師となる波乱の生涯。ラストの伏見城大広間で秀吉を前に松林図を披露する場面は感動的。(三成をあまりに悪人に仕立てているところは残念。)
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等伯の人生が波乱万丈で興味深いのだが、いかんせん長い・・orz
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主人公が成長しているようで、いつも同じ逡巡をしているのはなぜ?
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比叡山焼き討ちの生々しい描写や安土宗論、キリスト教の上陸が時代背景として描かれていていて、はらはら・ドキドキ・しみじみ・モヤモヤと思いが動かされます。信長の政策に翻弄される世の中で、絵心と仏心が重ねてセリフに反映されていく構成。メモしておきたくなるようなセリフもいっぱいでした。
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読み応えがある。長谷川等伯の故郷七尾から、京都や堺などへの逃避行が丁寧に描かれ、絵を描くときの気持ちや絵の雰囲気、関わる人たちとの関係、家族とのやりとりが丁寧に書かれている。素晴らしい絵をかくきっかけを見つける様子や家族を守ろうとする様子を、手に汗握るような臨場感をもって楽しめる。