テレビは見てはいけない 脱・奴隷の生き方 (PHP新書)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569699936

感想・レビュー・書評

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  • 著者の著作に興味があったので読んでみた。61ページの「社会的コスト」の話、83ページの著者が飲食店のオーナーにしたアドバイス、94ページの「テレビ放送枠をオープン市場化」するというアイディア読んでいて参考になった。テレビ業界の内情の話が読んでいて面白かった。

  • すでに自分は成功していると思ってはいけない。という言葉が一番残った。未来のなりたい自分を思うことが大切。

  • たまたま本屋で見かけて手にとってみた本。
    大学の講義の「メディア概論」を思い出し、当時もう少し掘り下げて勉強すれば良かったと思った。なんとなく似ていることを講義で聞いた記憶しかなかったので。

    ・プロダクトプレイスメント
    ドラマの中でひそかに製品を効果的に使い、消費者に「その製品はいい」と無意識に思わせること
    ・ストックホルム症候群
    人質ですら犯人を警察からかばい、人質の1人は結婚するにいたった事件からちなんだ、人間が臨場感を共有することによって互いに対する親近感が高まること
    例:テレビに出た人は選挙の当選率が高い
    ・莫大な広告費を払ってくれる企業や宗教団体の悪いことを大手メディアはうたない
    ・経営者と編集者を完全に独立させる
    ・大手メディアしか入れない記者クラブシステムはやめるべき。そこには、権力側に都合良い情報が流れている。
    ・ニュースをみたら、反対の意見も考える。「どうしてこのニュースが報道されたのか?」を考える。その報道によって得する人は誰か?反対にダメージを受ける人は誰か?

  • マスコミの発する情報が人に与えてきた、与える影響を催眠を中心に論じている。
    洗脳されている現状と、それを打破するために行うべきことが記述され、考え方としては集合的無意識に通じるものがある。

    苫米地氏らしい論調、文体で書かれ、コーチングが必要な理由も理解させられる。

  • 天才、苫米地 英人(とまべちひでと)博士のPHP新書

    タイトルにある「テレビは見てはいけない」は僕にとっては既に実践されているのだけども、なぜか?というところが重要。(僕の場合はタイギイだけなのだが)

    苫米地 英人のメディア論のみならず、「お金」を中心とした価値観や、ある種の洗脳から解き放つための指南書といえる。

    「アファーメーション」や「洗脳言論」などにある知識も具体例を交えて登場してきており、いくつか苫米地本を読んできた者としては親近感が湧いた。

    ----------------
    【内容(「BOOK」データベースより)】
    日本人はなぜテレビに洗脳されるのか。CMに映し出される魅力的な商品、芸能人が着ている華麗なファッション、著名人が住んでいる高級マンション、有名店の豪勢な料理…それらはホントにあなたが欲しいモノですか?幸福な生き方ですか?「空気を読め」と画一的な価値観を強制してくる最強の洗脳装置を前に、知らぬ間に自分の心が書き換えられる原理とは。だれもが放送局になれる「キーホールTV」の開発・運営にも携わる希代の脳機能学者が、日本のマスメディアの危険性と裏事情に鋭く斬り込む。奴隷解放の人生指南。
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    【目次】
    第1章 テレビは見てはいけない
    ・視覚情報は最強の洗脳媒体
    ・テレビはつくり手と受け手がともに「進化」してできた
    ・脳の中の「臨場感空間」
     ほか

    第2章 脱・奴隷の生き方
    ・敵のパットを「入れ」と願ったタイガー・ウッズ
    ・無意識が「理想の自分」を追いかける
    ・犯罪者は子どものころから自己評価が低い
     ほか

    第3章 日本人はなぜお金にだまされやすいのか
    ・麻原がイケメンに見えていたオウム信者
    ・物理世界も目に映った情報にすぎない
    ・臨場感を感じる三つの要素
     ほか
    ----------------

  • 脳機能学者、計算言語学者、認知心理学者、分析哲学者である苫米地英人氏の著書。オウム真理教信者の脱洗脳なども手がけ、その活動は多岐にわたる。
    「テレビは見てはいけない」理由からはじまり、「脱・奴隷の生き方」そして「日本人はなぜお金にだまされやすいのか」と続く。
    テレビメディアの現状をいろいろな方面から追求し、見る価値が無い理由を解説し、それよりもっと価値ある事を行う事を推奨する。
    特に、自分の頭で考え、ほんとうにやりたい事をやる事の大切さを説いている。
    そして「一人ひとりが当たり前のように偉い」「一人ひとりの価値は自分で決めてよく」「だれが上でだれが下でもない」そんな価値観を述べている。
    もう少しテレビ、新聞などのメディア論について知りたかったけど、まあまあ現状認識は正しいと思う。
    そしてあるべき人間性についても共感できた。

  • 前回の一冊を読んで。
    苫米地さんの考えをもっと理解したいと思い、この本を手にとりました。


    内容的には重複するものがありました。いかに僕らが社会から操られ洗脳されているかをいろんな例をもとに紹介されています。

    洗脳について彼の本を2冊読んだいま、自分の中で人生に懐疑的であった部分のいくらかがほどけてくれたような気がしています。

    そういうこんがらがったやるせなさこそを表現したいのであり、そのために読書を始めようと思っていた僕には何か示唆的なものがあるように感じました。


    ぼくらの世界が見せようとしてくれないものを苫米地博士は伝えようとしてくれているんだと思います。


    自分という正しさをもって進んでいきたい、改めてそう考えることができた啓発書でした。

    ありがとうございました。

  • 著者の主張は他の本と同じで、テレビによる印象操作の危険性について、著者の考えを説明しています。

  • テレビが自分の中に何を作っているのか。自分の人生を生きるために、何をしてゆくか。

  • メディアにもかかわってる脳機能学者の筆者が述べてるメディア論。

    彼の業績を元に斜めに読んでいたけれど、洗脳などについてはさすがに専門家だけあって、中々勉強になった。

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著者プロフィール

認知科学者(計算言語学・認知心理学・機能脳科学・離散数理科学・分析哲学)。
カーネギーメロン大学博士( Ph.D)、同 CyLab フェロー、ジョージメイソン大学C4I&サイバー研究所研究教授、公益社団法人日本ジャーナリスト協会代表理事、日本外交政策学会会長、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO 兼基礎研究所長。マサチューセッツ大学を経て上智大学外国語学部英語学科卒業後、三菱地所へ入社、財務担当者としてロックフェラーセンター買収等を経験、三菱地所在籍のままフルブライト全額給付特待生としてイェール大学大学院計算機科学博士課程に留学、人工知能の父と呼ばれるロジャー・シャンクに学ぶ。同認知科学研究所、同人工知能研究所を経て、コンピュータ科学と人工知能の世界最高峰カーネギーメロン大学大学院博士課程に転入。計算機科学部機械翻訳研究所(現 Language Technologies Institute)等に在籍し、人工知能、自然言語処理、ニューラルネットワーク等を研究、全米で4人目、日本人として初の計算言語学の博士号を取得。帰国後、徳島大学助教授、ジャストシステム基礎研究所所長、同ピッツバーグ研究所取締役、通商産業省情報処理振興審議会専門委員、早稲田大学研究院客員教授などを歴任。また、晩年のルー・タイスの右腕として活動、ルー・タイスの指示により米国認知科学の研究成果を盛り込んだ最新の能力開発プログラム「 TPIE」、「 PX2」、「 TICE」コーチングなどの開発を担当。その後、全世界での普及にルー・タイスと共に活動。現在もルー・タイスの遺言によりコーチング普及及び後継者として全世界で活動中。一般財団法人サヴォイア王家諸騎士団日本代表、聖マウリツィオ・ラザロ騎士団大十字騎士。近年では、サヴォイア王家によるジュニアナイト養成コーチングプログラムも開発。日本でも完全無償のボランティアプログラムとして「PX2」と並行して普及活動中。

「2023年 『新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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