- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569704104
感想・レビュー・書評
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一昔前の経営者にはやはり人徳が備わっていた。それに比べて今どきの経営者は金儲けはうまいが、尊敬には足らない人物だらけ。節税のうまい孫正義、ブラック企業と揶揄される柳井正などは、世間に教訓じみた言動を発するたびに「お前がゆうな」と思う。
さて、本書の松下幸之助は松下政経塾でも有名ですが、彼の野望は経済発展のみならず、日本のかじ取りを任せられる人材育成にまで気を配ります。いわゆるリーダーとはこうあるべしという基本が本書には書かれています。
この中で、今一度政治家が心すべき言葉がありました。
「商売や経営では相手を腐すことをしない。ライバルのいいところを見てそれを頂戴する。政治も同じく相手の良い政策を取り入れ、その上で味付けすればいい。そうすれば日本の政治も良くなる」
翻って今の野党は政府の足を引っ張ることが彼らの政治目的化している有様。国民にとって何を優先すべき課題かという視点が欠け、相手を打ち負かすことが勲章かの如く振舞う自己陶酔的破廉恥さに気づかない。もちろん、与党の政治家も威張れたものではない。国民が選ぶ代表者の劣化は、そのまま写し鏡ではあるが、今の財界のご意見番が金の亡者ばかりなのと無関係ではあるまい。 -
リーダー論の定番ですね。
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結論:リーダとして成功するためには、固定概念をもたずに何事も受け入れて、熱意を持って考えぬいて答えを出していき、感謝を持って人と接する。
前提として、松下政経塾での講話の一部であるため、リーダ=政治家あるいは経営者になるであろう人に向けた言葉である。
感想:
本自体は読みやすくまとめられている。
ただし、他の自己啓発本と類似している点も多く、新たな学びは少なかった。
その中で気になった所として、固定概念を無くして物事を見るというところ。人間は、固定観念がある故になかなか成長できない。リーダが成長できなければ、組織などの周囲も成長せず、しかも時代にも付いていけなくなると感じた。 -
常に協調し合い、学ぶ心を忘れない事。
読みにくかった。 -
松下政経塾での話をまとめている
リーダーになる人が知るべき本質的な話
ハウツー本ではない -
近頃、気になっていて、けど、どう考えていいかいまいちよくわからなかったことの糸口を見つけたような気持ちになったのでメモ。
・素直な心を持つと本質が見えてくる。
・自己観照
・知識は道具。縦横無尽に使いこなす。知識の奴隷になるな。
・人の機敏を知る。
・自習自得。
・誰の言うことも私心をなくして素直に聞く。意見をいう人にとっては言いがいがある。僕の言うこと聞いてくれた。あの人を応援してあげよう。と、こうなる。
・掃除を極める。このやり方がきれいになる。水を松にやった方がいい、とか。 -
素直であること
謙虚であること
何事も修行と考えること
掃除の大切さ
箇条書きのように短く、わかりやすく書かれている本 -
●成功する人は、運と愛嬌。そのうえでの賢さと勤勉さ。
●鳴かずんば、それもなおよしホトトギス
●成功した時に自分の人生を語る上でも、苦労の物語があった方がいい。
●悲しいことは誰にでもある。ただそれに執着するしかないか。とらわれていたら、人生の無駄である。