夢幻花(むげんばな)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569811543

感想・レビュー・書評

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  • 以前テレビで朝顔愛好家を取り上げてる番組があり、その中で今は消滅してしまった黄色朝顔の話を見たので、興味深く読みました。
    朝顔愛好家の歯科医師のコトバが、この小説のキモだと思う。この小説のは好みだった。

  • 本屋で見て読んでみたいと思った。
    東野圭吾の本は今までにも何冊か読んでいるけど事件の解決に寄り添う人間関係に感銘した。

  • 負の遺産を引き継ぐ決意に納得できた。

  • 次が気になってどんどん入り込んだ!!

  • ただ黄色い朝顔が「夢幻花」なのかなと思いながら読んでたけど、
    殺人犯がわかり、殺害動機が分かり、ミステリが解き明かされ
    「夢幻花」の意味が、そういうことだったんだ~と。
    面白かった

  • 途中からサクサクと読みました。だんだんと真相に迫っていく感じで、手が止まりませんでした。 
    植物に興味あるある方にもおすすめです。

  • 一瞬『白夜行』シリーズかと思わせといて、全然無関係な長編。

    大阪の大学に在籍している蒲生蒼太は、父の三回忌で実家に帰っていた。兄・要介は、父の三回忌よりも仕事を優先して出かけてしまっていた。
    蒼太は、その要介を訪ねて来た秋山梨乃と知り合う。
    職業を偽ってまで梨乃に接近し、ブログから「黄色い花」の写真を直ちに削除するようにと脅迫した要介の真意は何なのか?
    謎の「黄色い花」が江戸時代に姿を消した幻の花「黄色いアサガオ」だと知り
    梨乃の祖父・秋山周治が殺害された事件に少なからず関係していると考えた蒼太と梨乃は、
    2人で「黄色いアサガオ」の謎と事件の解明に向けて行動を起こす。
    一方、西荻窪署の早瀬亮介は、息子・裕太の窮地を救ってくれた正義感の強い老人・秋山が、所轄の殺人事件の被害者だと知って驚く。
    手掛かりが少なくとも絶対に迷宮入りにはさせないと、他の捜査員が別方向に向かうのを他所に単独で犯人逮捕を目指していた。
    幾つもの道筋を描く人々の行く手に、50年ほど前の陰惨な通り魔事件が浮かび上がる。
    やがて、蒼太のひと夏とも言えぬ短い恋を踏み躙った家族と恋人の謎、幻の花とされる「黄色いアサガオ」を巡る闇に辿り着く。。。

    「黄色いアサガオ」の謎を中心とした物語。
    実際に存在するのかどうかは知らないが、個人的には今までにない話の展開だったので楽しめた。

    若干気になったのが、蒲生家と伊庭家が近すぎる点。
    「朝顔市」でチェックする必要があるから…という理由も無くはないが、
    そんなものは家族で行かなくても良いのでは。特に理由を知られたくない蒼太を無理に連れて行く意味はなかろうて。
    中学生の孝美に“負の遺産”を被せちゃう親も親である。
    あと、早瀬刑事の息子と秋山老人の絡みや、秋山梨乃の過去あたりも若干蛇足だと感じてしまった。
    物語の後味を良くするためだけに存在するフィーチャーのような。

    とはいえこれは久々にちゃんと面白い東野圭吾作品。さすが。


  • 授業の一環で読みました。
    少しずつ謎が明かされていくのが面白かったです。

  • 読み始めると止まらなくなってしまった。
    またしても、あっちこっちで繋がりまくっていて
    放射能や水泳なども 絡んでくるのだろうかと考えたけど、
    そこは関係なくて、深読みしすぎだった。

  • 面白かったです。他の作品に比べると謎解きしやすいかもしれません。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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