ハーバードでいちばん人気の国・日本 なぜ世界最高の知性はこの国に魅了されるのか (PHP新書)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569827278

感想・レビュー・書評

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  • 読了。知らない話が多く面白かった。テレビの世界一受けたい授業でも紹介されていた。先日読んだホリエモンの本には、最近変に日本を褒め称えるテレビなど多すぎると批判していた。それに部類するかもしれないが、世界を知らない私のような内向き日本人にはちょうど心地良かった。

  • ・注目されたのが日本人経営者の謙虚さ。
    ・日本のメーカーの経営者は下からの意見を聞いて一緒に考える。それが学習する組織を形成し強さの源泉となった。
    ・日本の強みは日本人である。

  • 日本の金剛組は最も古い企業

    テッセイ=新幹線の掃除。英語版ビデオ7分間の奇跡

    トヨタのプロブレムファースト、成功よりも失敗を先に報告する

    オペレーションの目的は普通の人が力を合わせて偉業を成し遂げること

    世界初の先物市場=堂島米会所
    武士は損得感情で考えない。ヨーロッパでは領主が儲けるために制度を作った。
    堂島米会所がなければ成功しない

    日本だけが近代化できた理由=都市化が進んでいた=参勤交代のおかげ。識字率の高さ。武士の危機感
    タイのチャクリー改革は日本ほど成功しなかった

    日本経済は悪くない=インフラが荒廃していない=メンテナンスを考慮している

    ホンダのアメリカ進出=偶発的な成功
    スーパーカブをスポーツ店に置いた=販売店がなかった
    素晴らしき人々ホンダに乗る=大学生が考えた

    楽天の社内英語
    役員はTOEIC800点以上

    日本の強み=インフラの技術が高い=居心地が良すぎる=ローカル志向=世界に挑戦しない=日本のジレンマ

    イノベーションは逆境から生まれる

  • 日本の強みは日本人である。

  • ハーバード大学経営大学院、ケースと呼ばれる教材をもとに議論するスタイル。そのケースとして日本の事例がどれだけ取り上げられ、人気であるか、そしてそこから何を学ぼうとしているのか。
    新幹線お掃除劇場、トヨタ、堂島米市場、日本経済とアベノミクス、ホンダ、六本木ヒルズ、グリー、ANA、ワールド、楽天、原爆投下、福島第二原発。
    研修旅行先として日本が人気なのは、ホスピタリティーであり、快適さであり、ミステリアスさによるものだろう。ケースとしての人気も日本の馴染みのなさが、それなりの理由になってはいるだろう。しかし、日本の長い歴史と文化、自然観や価値観、教育のレベルなど、日本人の特質に大きな成長力があることが分かる。世界にも学びつつ、日本らしい素晴らしさもきちんと生かし、同時に世界に向けて共有していくことが大切だと感じた。
    16-199

  • ハーバードで押さえてるケーススタディの紹介とは思わなかった。

  • 図書館で借りたが、タイミング的に読書に気が乗らず、返却直前に目次を改めてみて、興味深い最後の見出しを読み書き写しておく。

    ・「快適な国」でありすぎるというジレンマ
    日本の課題は、ほぼ次の三つに集約される。
    ①グローバル化
    ②イノベーションの創出
    ③若者と女性の活用

    アメリカからなぜ多くの新興企業やテクノロジーが生まれるのかといえば、「アメリカが問題だらけの国だからだ」…

    ・高齢化社会は千載一遇のチャンスだ

    手放しで日本を賞賛する本でないことはわかった。
    機会があれば、再度しっかり読んでみたい。

  • ハーバード大学という世界最高峰の大学で、日本の事例が数多く紹介され、教授や学生たちの中で日本という国が参考とされ、憧れを持たれているという内容の本。
    日本がハーバードの学生や教授から人気であるというのは、やや大げさに書かれている印象もなくはないが(当然、ハーバードの授業など受けたこともないので真偽のほどはわからないが)、著者の言いたいことは終章に集約されている。要は、日本人は日本人が思ってるよりもずっと素晴らしいし、尊敬されている。ただ、日本があまりにも住みやすい国になった結果、現状に満足し、かつての輝きはなくなってしまった。しかし、素晴らしい人材やインフラ等があるので、少子高齢化という難問に直面した日本が、また戦後復興期のような輝きを取り戻してほしい、というのがこの本の言いたいことだと思われる。日本人はなぜか自国を卑下する傾向があるが、そうではなくもっと自国に自信を持っていい、という本著の主張には大いに賛同す

  • レビュー省略

  • 単なる日本上げの本かと思いきや、ハーバードの講義で取り上げられている日本企業等の事例の要約で、面白く飽きずに読めた。

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著者プロフィール

1998年3月 一橋大学法学部卒業
1999年8月 マールブルク大学(ドイツ)法学部公法・国際法専攻(LL. M)修了
2000年3月 一橋大学大学院法学研究科公法・国際関係専攻修士課程修了
2003年8月 マールブルク大学法学部公法・国際法専攻博士課程修了(Dr. jur)
外務省勤務,明治大学法学部専任講師・准教授等を経て,
2021年10月 明治大学法学部教授(現在に至る)

「2021年 『EU海洋環境法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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