- Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784572003331
感想・レビュー・書評
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子供の頃に親に読み聞かせてもらって大好きになった絵本。
単純な逆転ではなく、最後は優しい気持ちになります。
ストーリーは面白く、最後はみんなハッピーで絵も優しい。
声色を変えて何度も読み聞かせてくれた母を思い出す、大切な絵本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
3歳10ヶ月。子供にとって初パロディ。こいう楽しみ方もできると知ってくれれば良いな。
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絵本だけれど、人が愛し愛され生きていくために大切なことをこれ以上ないくらいわかりやすく伝えてくれています。
ヘレン・オクセンバリーの温かく優しい絵を眺めるだけでも、テンポのよいストーリーを追うだけでも楽しめますが、選択理論心理学やアドラー哲学を知っている人なら、テキストにしたいほどわかりやすい、人との効果的な関わり方のヒントが紹介されています。
アフガニスタンで亡くなった中村哲さんがなさろうとしていたのも、この絵本の最後のおうちづくりだったと思うと、奪うこと、争うことでは幸せにはなれない、と改めて思います。 -
すごいよ。
ダイナマイト使ってまで家壊したいんかいブタよ…どんだけ性格悪いんだ(執念って怖いね)
笑い転げながら読んだ。
3びきのオオカミが可愛い♥ -
中学年から高学年の子が喜んでくれそう。
小さな子には「3びきのこぶた」が良いけど、少し大きくなってきたら
このパロディも理解できるだろう。
オオカミさんたちが弱く大人しく、ぶたさんがとにかく悪い。
その悪いことといったらもう・・
淡い色彩の優しい挿絵が、このお話しに良く似合う。
レンガの家は大きなハンマーで壊され、コンクリートの家は電気ドリルで
壊され、有刺鉄線を張り巡らした鉄の家はダイナマイトで吹き飛ばされる
暴力的なぶたさんの前では、手も足も出ないオオカミたち。
家の作り方を変えようと、花でいっぱいの家を作ってから運命が変わる。
この変化がとにかく笑える。
息を吸うたびに入り込む花の香りで、ぶたさんの豚格が劇的に変わるのだ。
さんざん苛められたのに、いっしょに住もうとぶたさんに言うオオカミの寛大さがいいね。
展開の面白さとラストの意外な幸福感、それを表情の豊かな挿絵が盛り上げる。
大人が読んでも楽しめるかも。 -
読み聞かせ鉄板。
わたしは3年生に。
まず最初に、
「今日の絵本は、3匹の…、なんでしょう!」
と声かけすると、大人しいクラスでも1人2人は「こぶた」と言ってくれる。
元気なクラスなら、クラスのあちこちから「こぶた!」「こぶた!」
とても元気なクラスなら、たまに「こやぎ!」って言う子もいて、「それは7匹のでしょ!」とツッコミも入れられる。
おもむろに「3匹のかわいいオオカミです!」と絵本を出すと、ほんとうに興味津々に見てくれる。
悪い大ブタは思いっきり悪く、顔も悪い顔して演じるとおもしろい。
最後に、北風と太陽のお話と似てるよね、って話して、みんなもなにかうまくいかないことがあったら、やり方を変えてみるとうまくいくことがあるかもしれないよ、って締めくくる。 -
単なる立場逆転の話ではなく、思考の転換から、相手に良心が芽生えるストーリーが良い。何度読んでも飽きない本。