3びきのかわいいオオカミ

  • 冨山房
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本棚登録 : 2035
感想 : 261
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  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784572003331

感想・レビュー・書評

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  • 3匹のこぶたの、おおかみと豚の立場が逆転したお話です。だんだんおうちのグレードが上がっていって、ブタをギャフンといわせるのかな?と思って読んでいたら、まさかの終わりかたでした。子供たちと一緒に楽しく読めました。

  • さんびきのこぶたのぎゃくの世界。北風と太陽みたいな話です。大人が楽しんで読めます。レンガ、コンクリート、鉄板とエスカレートして、考えが間違っていたと思いつき、さんびきのかわいいオオカミはステキなはなのおうちに行きつきます。さあわるいブタはどうするでしょうか

  • 悪いブタが衝撃!

  • 「三びきのこぶた」の反対のお話です!

  • 三匹の子豚……ではなく出てくるのは三匹の可愛い狼と,そして悪い豚!
    逆転してるやん?

    お母さんに「そろそろ独り立ち(三匹だけど)しなさい」と言われた三匹は,1番目の子が藁で家を造るかと思いきや,三匹で最初から煉瓦で家を造る,が豚もさるものどこからかハンマーを持ち出し破壊の限りを尽くす.

    2番目の子が木で家を造るかと思いきや,三匹でコンクリートの家を造る,豚もさるものどこからかドリルを持ち出し破壊の限りを尽くす.

    3番目の子が煉瓦で家を造るのではもちろんなく,三匹で鉄骨や鉄板,鉄条網を用いて頑強な家を造るも,豚もさるものどこからかダイナマイトを持ち出し破壊の限りを尽くし,狼達は這々の体で逃げ出す.

    三匹は思いました,「これはアレじゃね? そもそもが間違ってんだよ,多分.ここは発想の転換だよ」と綺麗なお花で家を建てました.そうしてまたまた悪い豚がやって来て,ふうーっとぷうーっと吹くために息を吸い込んだ瞬間……

    豚「うわぁこれはなんてきもちがいいんだ,すんごくあまいかおりで,なんだかこころがやさしくなってきたなぁぁうひゃひゃひゃひゃうえへへへ……」
    狼『うわぁ,やべぇ,この花なんかやべぇ花だったんだぁ!?』
    と,そんなお話です.

    まんま『三匹のこぶた』をそのまま逆にしたお話でした,おおまかには.
    しかし,カンガルーにビーバーにサイにフラミンゴよ……「少し分けてくれませんか?」ときかれて「いいよ」といいながら,何故家を建てられるほどの量をあげるか!? そして,狼よ「すこし」では家は建たんだろう!?

    ツッコミは無しで.

  • 三匹の子豚を基盤にした新しい絵本です。
    三匹の子豚のように、三匹の狼が実家を出て、新しい家を作る所から始まります。
    三匹の子豚では皆それぞれに違う家を作っていましたが、この本の主人公である狼達は表紙で分かる様に、三匹仲良しで非常に温厚です。そして滅茶苦茶可愛い。
    逆に豚は出始めからすごく意地悪そうな顔つきをしているし、オマケにすごく威張ったわがままさで不躾に家にあがらせろと要求します。嫌だというと壊すという乱暴者です。
    この絵本の面白い所は豚の容赦なさと、狼達の心の強さに笑ってしまいます。
    レンガの家を作ればハンマーで砕かれ、もっと頑丈な家を作る為にコンクリートで作ったコート付の家を作るも工事の人が使うドリルで砕かれ、有刺鉄線を張り巡らした鉄製の頑強な鍵付の家を作るもとんでもない事にダイナマイトで爆破され・・。
    私は呼んでいて笑いながらも「この豚野郎!」と言いたくなる程、豚が滅茶苦茶悪い奴です。そして泣き出したり実家に戻らない狼達は心が強い。
    最終的に、狼達は「頑丈な家ばかり作って来たけれど、違う家も作ってみよう」という事で、頼りないけれど、美しく良い匂いの花で出来た家を作る狼。
    ブタはまた吹き飛ばそうとするのですが、大きく息を吸った時に花の香りに感動して、荒んだ心を落ち着かせて豚が改心します。
    そこからは皆で仲良く一緒に暮らす・・狼達が余りにも寛大過ぎると嫌な大人な私はおもってしまいましたが、非常に今風の良い絵本です。
    他にも面白いのは、ブタは兎に角身勝手な乱暴者な上に失礼な物言いしかできないし要求が通らないと家をぶっ壊す酷い奴、でも狼達は家を作る時、家を作る何かしらの材料を持っている色んな動物に「すみません、少し分けてくれませんか?」と丁寧にお願いしています。当然頼まれた動物達も大変快く資材を分けてくれます。
    命令する豚とお願いする狼達、非常に対象的で、「頼み事をするときはこうするといいし、こうしたら嫌な奴に見えるよ」と分かりやすいのが良いと思いました。
    三匹の子豚はどちらかと言うと知恵に視点を利かしていますが、こちらは頼み事に視点を利かしているのがただ豚と狼を入れ替えているだけではないというのが分かって非常に良い本でした。

  • ぶた、こわい。

  • 息子が小学生の頃に、ブログの読友さんから教えてもらって読んだ本を思い出して借りてきました。
    単純に、ただ単純に面白い(笑)
    こういう本もたまには、息抜きにいいよね。

  • 病院にあり読めた!
    なんて悪い豚!!笑
    ドリルで家壊すとかかなりの悪。
    だけどこれが絵本のいいとこで最後はなごやか。
    いやーこの絵本欲しいー!

  • 3匹の可愛いオオカミが作った、
    レンガのお家も、
    コンクリートのお家も、
    鉄板の家も、
    本気で壊しにやってくる相当悪い大きいブタ。
    ハンマーもドリルも、ダイナマイトまで持ち出す始末。

    悪いブタが心を入れ替えるきっかけが、
    「そうきますかぁ」という感じ。
    あー、面白かった。

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