3びきのかわいいオオカミ

  • 冨山房
4.17
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本棚登録 : 2024
感想 : 261
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  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784572003331

感想・レビュー・書評

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  • 有名な3びきのこぶたとは真逆のお話。3びきのかわいいオオカミが悪いおおぶたから逃げるため知恵を振り絞っておうちを作ります。3びきのこぶたとは異なるラストシーンは必見です。(ゆっきー)

  • 大好きな絵本の中の1冊です。
    かわいい三匹のオオカミとわるいブタの話。
    せっかく頑丈な家を作るのにとんでもない方法で破壊するブタの悪役っぷりに子どもだけでなく大人も笑ってしまうと思います。
    同じ文章を何度か繰り返しているんですが、その中でも
    「わるいのなんのって もう とんでもない わるブタ」
    というのが何度読んでも笑ってしまいます。
    タイトル通り、オオカミはとても可愛くて、三匹で仲良く遊んでいる様子もオオカミとは思えない可愛さです。
    ちょっと古いですが、オススメの絵本です。

  • タイトルのとおり、「三びきのこぶた」の逆転版。
    しかも、おおかみ、もとい、ぶたは
    「それはないだろう」という家の壊し方。
    そしてエンディングは…。
    大人でも子どもでも楽しめそうです。

  • 愉快で笑える本ですが、最後はこんなことでわかりあえちゃうところが深いです。

  • 5歳娘と9歳息子に読み聞かせ。

    昔話の悪い狼を知る前に、羽村動物園のかわいらしいオオカミを知っていた息子は、幼い頃、怖い狼が出てくるおはなしを初めて読んだときショックを受けてたなぁ、と思い出したよ。

    はむどうのオオカミも、おっきなわんこって感じで、優しい目をしていて、おっとりしていて、ほんとにかわいいけど、この3匹のオオカミもほんとにかわいらしい。
    黒いのなんてうちの真っ黒わんこそっくり!

    3匹のこぶたのおはなしの真逆で、豚が悪者。しかも、3匹のこぶたの悪いオオカミよりも何倍も悪いやつ。極悪非道。レンガのおうちもぶっこわす!

    だけど、最後は、優しい気持ちになってハッピーエンド。
    オオカミたちも、ブタを退治したりしない。ほんとにいいおはなしでした。

  • 得てして悪者と描かれるオオカミを、3匹のこぶたを下地にした逆転パロディにより「いいやつ」として描いた絵本。もちろん、「悪者」はブタ。この逆転は単にキャラクタだけには留まらず、きちんとオチにも繋げられていて、良質である。

    実際、なにかにつけステレオタイプなラベルを貼りたがる人はよく見掛けるし、残念なことに、自分もうっかりやってしまうことがある。そんな悪意なき過ちの責任の一端は、いつでもオオカミを悪者にしたがる絵本作家にもあるのかもしれない。

    一見して低年齢向けに見える仮名書き絵本ではあるものの、内容としてはこのように強烈な風刺なので、きちんと理解するのは少し大人になってからでないと無理かもしれない。
    それでも、ぜひ小さな頃から触れて欲しい絵本だなぁ。

    かわいいオオカミたちの土木知識の高さに笑わされ、悪者・大ブタの上を行く暴れっぷりにまた笑わされ。こういう点でも、対象年齢は少し高めで、むしろ大人の方がツボに入るのではないだろうか。

    映画「おおかみこどもの雨と雪」の劇中、絵本を読んで『おおかみって、どうしていつも悪者なの?』と涙していた雨くんに、この作品を。

  • 言わずもがなの「3匹のこぶた」のパロディ。
    3匹の心優しいオオカミと悪い大ブタさんのお話。

    10歳頃に大好きだった絵本。
    読書に関しては背伸びをする子供だったので、当時は「4年生にもなって絵本なんてダサい!」みたいに絵本を馬鹿にしていたんだけど、この本だけは別格だった。
    オオカミとブタの逆転した関係がひたすらおかしかった。

    数年前に、ある日ふと思い出して、バイト代で購入。
    今になって読み返してみると、
    ひたすら近代的に武装するよりも良い香りのお花の方が勝るという
    なかなかメッセージ性の強い良い本だったんだなぁ、と改めて魅力を実感。

    いつか自分に子供が出来たら読んであげたい一冊。

  • こぶた、ではなく、おおかみ。

    「三匹のこぶた」につながる話として読めるのですが、笑いの後に「ああ」と思える着地点がありました。

    単なるパロディではない、面白く読める一冊でした。

  • ☆題名からも分かるように、「3びきのこぶた」の逆のお話。
     悪い豚が吹いても倒れないレンガ造りの家を、ハンマーで壊すのにはビックリ!!
     コンクリートの家も電気ドリルでぶち壊し、更に丈夫に建てた家もダイナマイトでドッカーン!
     かわいい3匹のオオカミたちが思案して建てた最後の家は…??
     思わず笑いがもれる、たのしい絵本です。

  • あるところに、ふわふわの毛皮に、ふさふさのしっぽの
    かわいい3びきの、オオカミがいました。
     ある日、お母さんオオカミが言いました。
    「そろそろ広い世界に、出て行きなさい。
     でも、悪い大ブタには、気をつけるのよ」

     早速、3びきのオオカミたちは、レンガを持った
    カンガルーに会い、レンガをもらって
    レンガの家を建てました。
     立派なレンガの家が出来、3びきのオオカミは
    楽しく暮らしていました。

     「おいおい、ちびオオカミ。中に入れろ ! 」と、
    怒鳴りながら、大ブタが現れました。
     「いやだ。嫌だよ。入れないよ」と、
    オオカミたちが応えますと
     「そんなら、おれさまが、ふぅ〜っと吹いて
     ぶぅ〜っと吹いて、お前たちの家を
     ぶちこわしてやるぞ ! 」
    と、大ブタが言いました。そして、ふぅ〜ぶぅ〜。と吹きましたが
    レンガの家は壊れません。
    そこで、大ブタは、大きなハンマーを持ってきて
    レンガの家を打ち壊してしまいました。

     3びきのオオカミたちは、あわてて逃げ出しました。
    次の新しい家は、コンクリートで建てました。
    今度は大丈夫。
     
     ところが…。大ブタの悪さったらピカイチ。
    電気ドリルを持ってきて、コンクリートの家も
    壊しちゃいました。

     「もっと丈夫な家を建てなくっちゃ」と、
    3びきのオオカミは心に誓い、鉄骨と鉄板で家を建てました。
    でも、でも、やってきました悪い大ブタ。

     さてさて、大ブタは、どうやって、鉄骨・鉄筋の家を
    壊したでしょうか…。

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