哄う合戦屋

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 596
感想 : 144
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575236644

感想・レビュー・書評

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  • 2010/2/23

  • 時代小説はめったに読まないけれど、たなぞうの評判が良かったので読んでみた。石堂一徹の戦略家としてのすごさがとても面白かった。戦いものになじみがなかったので勉強になりました。そんなわけで面白かったけれどのめり込むほどではなく☆3つ。ラストの展開、のびやかな一徹に感動!ぜひ続編を!

  • 戦国の甲信越、まだ織田信長は興らず、武田信玄と上杉謙信が頭角を現しはじめた時代の小さな豪族の館に、武弁で知られた浪人者が現れる。
    名を石堂一徹。
    希代の軍才を持つ男は、その才能ゆえに孤独な修羅として生きていた。
    忠義でも情でも褒章でもなく、ただ自分の才能を余すところなく活かして主に天下を取らせることが目標の一徹の生き様は、他の武士とは相いれない。
    どれほど功績を残そうとも次第に疎んじられ、それでも信念を貫こうと刻苦する男に、安寧の日々は訪れるのか。
    ザ・男の美学、といった趣の話だが、男臭さは薄く、よくも悪くも読みやすくてわかりやすい。

  • 戦国時代、武田晴信(のちの武田信玄)の侵攻が噂され始めている中信濃で、3800石の領主であった遠藤吉弘が、信州で武勇を轟かせ一度も負けたことがないといわれている石堂一徹が客人として招くところから物語がはじまります。遠藤吉弘の下で軍師として腕を振るい領地を広げていく一徹の狙いは、途方も無いものであった・・・少しずつ国が広がっていく描写にリアリティがあって面白かったです(2010.1.2)

  • 小説のラスト,一徹の生き方が気持ち良い。

  • 主人公の一徹と若菜姫との会話が好きです!

  • 時代物のわりには読みやすく、エンタメ性が高いと思う。
    武骨な合戦屋が最後に情にほだされるあたりはあっぱれな爽やかさを感じるところ。
    殿の器量が良ければ、というかせめてもう一人片腕足り得る人物がいれば一徹も報われた気がする。一人で抱えるには過ぎた人物だったかも。

  • 文章もわかりやすく、最後まで楽しんで読めた。いつ笑うのかと思っていたら、最後に...一徹カッコよすぎ。

  • 2010年1月9日読了

    2010年の最初の読了。
    装丁買いの1冊。

    自分の目標、「天下取り」の為に主人を探す主人公。

  • 地方豪族の興亡史にロマンス少々。
    マンガだったらもっと楽しめたかもと思うのは、
    表紙のせいかもしれない。
    主人公が天下人を目指してる理由って何だったっけ?
    妻子の敵討ち?武士の本懐?
    読みながら忘れていっちゃったよ…。
    あー、でもこのラストはなぁ。
    せっかくここまできて最後がこれか~。

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著者プロフィール

東京都生まれ。東京大学工学部卒業。会社員生活を経て、2009年に『哄う合戦屋』でデビュー。その後刊行された『奔る合戦屋』『翔る合戦屋』と合わせて、〈合戦屋シリーズ〉は50万部超のベストセラーになる。

「2019年 『天下奪回  黒田長政と結城秀康の策謀』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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