夫のカノジョ (双葉文庫 か 36-4)

著者 : 垣谷美雨

• 双葉社 (2013年10月1日発売)

感想・レビュー・書評

[yokota3716さんの感想 · 2020年7月16日]

面白かったけど意外性は無かったですね。
いい意味で裏切られたのかな。
想定内も良いですね。

[kaisakuさんの感想 · 2020年6月14日]

ドンドン引き込まれていきました。
面白い‼︎
夫婦、会社、夫、妻、不倫？、子供、家族、ありふれた設定にifが加わるとこんなに面白くなるの？最後どうなるの？
最後まで一気に読み進められました。
愛人？と妻が入れ替わるという設定は、奇抜ではないけれど、それぞれのキャラクターが際立っていて、またそれぞれのキャラクターが出来上がった背景もわかりやすく丁寧に描かれていて、そして入れ替わった時のエピソードもキャラクターをしっかり印象着ける面白くて感心するもので、面白い。結果、共感と親近感が湧き上がりました。
アンジャッシュのすれ違いネタを見ているようなオイオイとツッコミ所もあり楽しく、読了後心温まる気持ちに包まれて。
満足です。
ちょっとこの作者の他の作品も読んでみたくなりました。

[ころんころんままさんの感想 · 2020年1月31日]

ファンタジーものは苦手だったけど垣谷さんの小説ということで一読。
入れ替わってからの若い女性がPTAを荒らして行くところやいじめられている子供を持つ母親に協力して行くところは爽快だった。

奥さんの方はなんだろう、、もう少し頑張って欲しいような。。過保護な母親にならないにしようと思った。

意外と簡単に入れ替わりが終わってしまったなーというのが終わりの感想かな。

[masajichanさんの感想 · 2019年4月8日]

評価は４．

内容（BOOKデーターベース）
夫の浮気を疑った妻が、相手の女性に会いに行く。すると、言い争っているうちに、なんとふたりの身体が入れ替わってしまったのだ。平凡な日々の生活に少し不満をもっていたけれど、自分の家族や人間関係を別の立場で見てみると、いままで気づかなかったことが見えてきた。自分が変われば相手も変わるかもしれない…読んだあと、少し人に優しくなれそうな、Ifの世界をリアルに描いた長編小説。

入れ替わりファンタジー。不得手でも避けることのできない環境を変えるだけでなんとなくパズルのピーズが合う。そんな夢のあるファンタジーだった。

[ポストイットさんの感想 · 2021年6月14日]

。読み始めた早々にこれは不倫じゃないんだろうなと気がつきながら読んでいたので気楽に読めた。相手の立場になって考えて、とはよく言うものの実際にはわからない、それがストーリーの柱。入れ替わりとはよくある手だが飽きる事なかったな。他人の苦労はその人にしかわからないけど、人が変わると周りも変わるもんだと改めて思った。それと星見のおばあちゃんの言葉が沁みた。自分の存在意義、生きていることの価値。人は一人では生きられない。頼ってくれることで頑張れる。誰かへの感謝はその誰かの存在意義になるのかな。

[tokimさんの感想 · 2021年2月7日]

その人の立場・状況にならないとわからないことって多いと思う。でも、その状況や立場に囚われすぎってこともあると思う。柔軟な思考でいたい。

[pippin55joyさんの感想 · 2019年11月10日]

なんとなく、夫の不倫相手のことをクダクダ読まされるの？という気もするタイトルですが、そんなありきたりなものではなくてよかったです。
垣内美雨さんらしい、ほんわかと癒やされるストーリーでした。

[読書マニアＺさんの感想 · 2024年4月26日]

中々面白い発想のストーリーでした。
満足！

[にしどさんの感想 · 2023年12月23日]

妻は夫の浮気を知ってしまい、相手の女性に会いに行きます口論になったところ体が入れ替わってしまう。
お互いのことを理解するまで元に戻れない。
入れ替わった妻と「夫の彼女」は互いの人生を変えていく。パワフルな女性が気持ちよく人生を変えていくストーリー。読んでいてワクワク、気持ちよかった。

[びびさんの感想 · 2023年3月10日]

クスっと笑えるところもたくさんあって面白かった！
お互いを思いやっていても、思いやってるからコソ、のすれ違いも必ずあるものだと思う。
中身が入れ替わって、相手の立場になって初めて気づくこと見えることがあると思った
なんでも相手は分かってくれる！じゃなくて、ちゃんと言葉で思ってることを伝えないと伝わらないな
初めての作家さんだったので、他の本も読んでみたい！

著者プロフィール

1959（昭和34）年、兵庫県生れ。明治大学文学部卒。2005（平成17）年、「竜巻ガール」で小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。結婚難、高齢化と介護、住宅の老朽化などの社会問題や、現実に在り得たかもしれない世界を題材にした小説で知られる。著書に『リセット』『結婚相手は抽選で』『七十歳死亡法案、可決』『ニュータウンは黄昏れて』『夫のカノジョ』『あなたの人生、片づけます』『老後の資金がありません』『後悔病棟』『嫁をやめる日』『女たちの避難所』『四十歳、未婚出産』などがある。

「2023年 『うちの父が運転をやめません』 で使われていた紹介文から引用しています。」