東京日記2 ほかに踊りを知らない。

著者 :
  • 平凡社
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感想 : 121
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  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582833799

感想・レビュー・書評

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  • 2009.06.30. もう、どうしようもなく、好き。

    2008.04.21. ここのとこ、集中力が全然なくて本を最後まで読みきれず、今月に入ってやっと2冊目。貴重な本は、川上さんの日記。肩の力が、ゆるりと抜ける。なんか、「人生を満喫してる!」とかそういう風じゃないんだけど、川上さんらしく毎日をゆるゆる過ごしてるんだなあと思うと、幸せになる。東京音頭、知らなくて残念。★★★★★

  • どこまで本当なのその2

  • 川上女史の見ている不思議な世界に一瞬触れられるエッセイ。
    どうして川上さんはいつもこんなシンプルで不思議な言葉遣いをするんだろうと思います。
    帯にもあった、恋人に別れのメールを出す女性の話が一番ぞくりとしました。

    何でもない日常を凄く不思議な言葉で書かれるので、こちらもほわほわとした不思議な気分になります。


  • なんて和やかに描かれる日常。

    別の話のあとがきで「うそばなししか書けない」と書かれていました。
    これは、多分エッセイのはずなんだけど、全編に渡ってやんわりとうそばなしっぽい。

    「ぬる」の話とか、表題の「ほかに踊りを知らない」とかが、すごく柔らかい感じで書かれています。
    柔らかいんだけど、確固とした感じ。

    いたずら書きみたいなイラストが可愛らしい。

  • これすごくいい。

    ていうかなんで私、2から読んだんだろう。


    川上さんのエッセイは、なんだかすごくいい。
    優しくて緩くて、ちょっとずるくて、ほっとする。
    そういう空気を持っている。

    この本もそう。
    なんか、いいなぁ、って思う。
    ほっこりした気持ちになる。
    素直になれそう、とすら思う。

    そんで川上さんのような文章を書きたい気持ちになる。

    赤ちゃんが素敵だった。

  • 図書館

  • たしか、(1)も読んだはず、たしか、コメント記事も書いたはず、また、図書館でヒョッコリ見つけて読み出した。このぐらいのチカラのヌケグワイがいい…川上さんの小説を、まともに読んだことがないのに…わかったような事は書けないが…子どもにも夫にもベッタリの文章ではなく…でも、笑えるところもあり…川上さんは『東京音頭』くらいしか、踊りは知らないそうだ。ワタクシの知っている踊りは何だろう…盆踊りの輪に入らなければ、思い出せないが…『名古屋ばやし』でよっさ、よっさ…『炭坑節』なら、わかりやすい…『郡上おどり』は、徹夜踊りに過去2年参加した事は、あるけど、忘れちゃったなぁ(1種類くらいはわかるけど、たくさん、種類あるもんね…)関西の河内音頭は、好きな人は、好きだもんね…(今東光さんの小説・悪名に河内音頭は出てきますよね…)…あれっ?ぜんぜんこの本と違うはなしか…

  • 川上さんの毎日はきっと私達のと大きく変わらないのだろうけれど(変わるかもしれないけれど)謎めいている。この第2弾も。

  • このひとの淫夢は大量のひよこにぎゅうぎゅうのしかかられる夢だそうで。。

    それってきもちいい。。のかな?

  • 川上さんの人生が特別なわけじゃなくて、見方が特別なんだと思う。気付くかどうか、というか。

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著者プロフィール

作家。
1958年東京生まれ。1994年「神様」で第1回パスカル短編文学新人賞を受賞しデビュー。この文学賞に応募したパソコン通信仲間に誘われ俳句をつくり始める。句集に『機嫌のいい犬』。小説「蛇を踏む」(芥川賞)『神様』(紫式部文学賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞)『溺レる』(伊藤整文学賞、女流文学賞)『センセイの鞄』(谷崎潤一郎賞)『真鶴』(芸術選奨文部科学大臣賞)『水声』(読売文学賞)『大きな鳥にさらわれないよう』(泉鏡花賞)などのほか著書多数。2019年紫綬褒章を受章。

「2020年 『わたしの好きな季語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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