東京日記2 ほかに踊りを知らない。

著者 :
  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582833799

感想・レビュー・書評

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  • 電話が壊れたらからってなんで踊ってしまうん…?
    しかもそれしか知らんからって東京音頭…?
    表題の件だけを取り上げたけれど、全編を通してそんな感じ。
    なんにも考えたくない時に。

  • のほほんさ加減がなんとも言えず、いいですねぇ。 でも、ときどき、とても鋭いです。 いやぁ、正にそのとおりって思ったのはこれです。『・・・おかゆ、おかゆ、と繰り返し言ってみる。言っているうちに、一つの言葉が繰り返し発音した時に必ずやってくる「世界が突然ばらばらになった感」が襲ってくる。』

  • 2004年3月から2007年2月までの日記を収録。原稿を書き、散歩をし、マーケットに行って夕食を作り、免許の更新をして、耳鼻科に行き、くぜさんの訃報に写真を撫でて、居酒屋で飲んで、怒ったり笑ったり泣いたり東京音頭を踊ったりする、たんたんとして、時にでこぼこ、どこかシュールな、そんな日常。川上さんのこどもがお母さんに対してどこか温かくも醒めた目線でおもしろい。「少しずつ食べ過ぎ」にはワタシも当てはまるからぞぉっとするけれど、川上さんは1kgしか太らないんだなぁ。羨ましい。

  • ほんわかしていい感じ。
    天然でかわいくて、こんな人になりたい。

  • この力の抜け具合。すばらしい。

  • 27頁で作者は男性かぁと思い込み53頁でえ、女性? となった

  • カワカミさんの、嘘みたいなほんとの日常シリーズ2作目です
    116pの男の子2人の会話にいつも声を出して笑ってしまう
    ことあるごとに読み返してしまう、独特の可笑しみがたくさん含まれている1冊です

  • ふくふくと面白い♪川上さん、好きだなぁ。。。

  • 変なひと.
    おもしろい

  • 再読。
    やっぱりおもしろいのです。
    やっぱり、次の日記読みたいなぁ。『ナマズの幸運。』

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著者プロフィール

作家。
1958年東京生まれ。1994年「神様」で第1回パスカル短編文学新人賞を受賞しデビュー。この文学賞に応募したパソコン通信仲間に誘われ俳句をつくり始める。句集に『機嫌のいい犬』。小説「蛇を踏む」(芥川賞)『神様』(紫式部文学賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞)『溺レる』(伊藤整文学賞、女流文学賞)『センセイの鞄』(谷崎潤一郎賞)『真鶴』(芸術選奨文部科学大臣賞)『水声』(読売文学賞)『大きな鳥にさらわれないよう』(泉鏡花賞)などのほか著書多数。2019年紫綬褒章を受章。

「2020年 『わたしの好きな季語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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