私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな

  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591136201

感想・レビュー・書評

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  • タイトル通り、自称未婚のプロが、未婚になる(なってしまう)方法について、書いた本。内容は、先の見えない話なので、とっても暗いはずやのに、ここまでコメディタッチで書けると、もはや芸術的。
    ほんま、これにも書いてあるけど男女がうまくいかないのはおたがいの性差と、プライドが八割くらい占めてるんじゃないかと思う。
    ちなみにわたしは男やけど、女のひとのほうが、無駄なプライドがないので好きです。

  • すごいエッセイストが現れた気がする。頭の回転早!戦闘力50万くらいありそう(しかも変身を二回残してるよ!)。これはスペックが高すぎて、結婚できないのも頷ける・・・。というよりも、40で独身の女性はやっぱりまだまだ「負け犬だ!ぷぷぷ!」と中傷される事も多いと思うのですが、それを明るく「そうだよ〜!だって私たちこうなんだからそりゃ無理だよ!」ってぶった切る爽快感が素晴らしい。結局、女性で独身でわりと年齢重ねてる人はどこか「うん、負け犬だよ?でも人生楽しいよ!」って開き直って爽やかな気がする。そうなの、結婚しなくても子どもいなくても幸せなんだよ。結婚して子どもがいても不幸な人がいるように。
    男性で、こういうエッセイ(文章)書ける人も現れたらいいのにね。

  • 本当は新刊の『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』が読みたかったのですが、その時に在庫が無かったので…ノリを知ろうと既刊のこちらを手にしてみたのでした。

    三十路に入ってしばらくした頃、独身の女友達数人とファミレスに集い、仕事の愚痴や恋愛話をしていた時。
    流れで「私たちはなぜプロポーズされないのか」と盛り上がり、皆が挙げた理由をリスト化したもの。
    それを元に、改めて解説を加えてできた本書。
    「ここに書いてあることをやり続けていると未婚のプロになるぞ!」というジェーン・スーさんからの警告書です。

    どちらかと言うと「こうなるな」って警告よりも「シングルって楽しい」って印象が強いかな。
    しかし濃くて、読んでて後半で疲れたよ-
    私も当てはまる-、ってのと、わかるわー、ってのと、それはないわ…、がありました。
    このアグレッシヴさが愉しげで眩しくも疲れるな-と。
    昔より外圧が減って、高齢独身でも生きやすくて良い時代なのかもね

  • あらやだー、読んじゃったわー。読まないほうがよかったんじゃない?私。


    うーん。読み終わってみて率直に「結婚、めんどくせ。一人でいいや。」と思ってしまった私は未婚のプロ予備軍なのかもしれません。っていうか、確実に「自分ジャンキー」ではあります。


    とは言え。101の理由を読んでみて、「あわわ、やばし!」って思った理由も結構あったのも確かなんだけど、「私もう少し『女』寄りかなぁ。」とも思う。
     まぁ、まだどこかしらにかすかな希望を捨てきれずにいることと、自分と言う人間を美しく仕立てあげていたいという下卑た考え方がまだ心の内に蔓延っているからではないかと思われます。


     少なからず、昨年別れたつもりの彼氏に対して、「あぁ、別れてよかったのだ。」と思いました。私の思いやりの足りなさも、性差への不理解も、プライドをメッタメタにする言動も、「申し訳なかった。」と思ったことは確かですし、「もっといい人がいるかもしれない」と傲慢な考え方があったことも否定しません。…でも、結婚どうこう言うよりも、お互いにもう、お互いのことを好いていなかったのだ、ということをまざまざと思い知らされた感があります。

    わたしは、一人で生きていく。一人で生きていくんだ。そのために、傲慢にならないように、謙虚さを忘れずにできるだけ誠実に、生きていく術をみにつけていきたいです。

  • 愉快愉快。www
    ジェーン・スーさんを全然存じ上げず、タイトルに惹かれて
    読みましたがこの人超面白いです。。www
    今後の活躍に期待!!!!

  • さすがジェーンスーさん、とてもテンポよい文章で
    サクサクと読めました!
    101の理由のうち、私があてはまるのは
    8個位!なのになぜ私は未婚のセミプロなのか???
    中には、「こんな女性本当にいるの?」みたいなのもあって
    とっても面白かったです!

    • なつみかんさん
      nyancomaruさん、この著者は
      ラジオとかで結構有名な方なのです!
      この101の理由は厳選して101になったそうです(笑)
      実際...
      nyancomaruさん、この著者は
      ラジオとかで結構有名な方なのです!
      この101の理由は厳選して101になったそうです(笑)
      実際もっとあるらしい。。。恐ろしい。。。
      2014/03/06
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「実際もっとあるらしい。。。」
      思わず、唸ってしまいそう、、、
      「結構有名な方なのです!」
      ラジオを聞かれたのですか?日本の方?(あっ...
      「実際もっとあるらしい。。。」
      思わず、唸ってしまいそう、、、
      「結構有名な方なのです!」
      ラジオを聞かれたのですか?日本の方?(あっ、、また質問しちゃった)
      2014/03/27
    • なつみかんさん
      nyancomaruさん、こんにちは。
      ちなみに私は101のうち、
      あてはまるものが8個位しかなかったのに
      大絶賛未婚のプロです!残念...
      nyancomaruさん、こんにちは。
      ちなみに私は101のうち、
      あてはまるものが8個位しかなかったのに
      大絶賛未婚のプロです!残念!

      ジェーンさんは日本人ですよ!
      爆笑問題さんのラジオに出てたりします。
      私はブログで彼女を知ったのですが
      まあ、しゃべりも達者で面白い方です♡
      2014/03/28
  • タイトルとあおり文句で充分面白い。プロポーズされない最大の原因はこんな本を書いているからだ!と言いたい。
    いや、でも、これは女子全般の生態であって、特に未婚の特徴というわけでもないでしょう。わたしもこの本の項目当てはまりまくりだけど、既婚者ですし。周りのママ友達も、こんな感じですよ、みんな。

  • 独身は麻薬!までの境地に自分が至っていないということもあり、ジェーン・スーさんの何にも代え難い絶妙な表現のパンチに只々笑った一冊でした。なんにせよ、この本を読むと人生を最大限に謳歌しているスーさんが、かなり羨ましいくも思えてくるのです。でも私はやっぱり離婚しても一回はやってみたいかなぁ…。結婚というなの儀式を。

  • 「未婚のプロ」の筆者が、「結婚したければ私みたいになるなよ」と教えてくれるありがたい本。 と思いつつ、私のようなアラサー女性が陥りやすい、「結婚」という幼い頃から植えつけられた大イベントへの、漠然とした憧れから来る漠然とした焦燥感を、一歩引いてその要素を一つ一つ紐解いて解説してくれるような内容。 「結婚したければ、女友達にしない事は彼にもしない」。でも、「結婚が全員にとっての幸せではない」。 私は結婚したいけどな。 ジェーン・スーさんの本は初めて読んだけど、言葉の選び方すごく好き!タイトルからして、好み!

  • p29
    当時の私たちの大きな失敗は、不安定な自分の城から、男の安定した城に移り住みたいと考えていたことです。結婚とは不安定な城を持つ者同士が、一緒に自分たちの城を作っていくことなのだと~
    p52
    鉄が熱くなるまで叩かないのが、いい鍛冶屋。
    熱くなる前からガンガン叩くのが未婚のプロ。
    p61
    そして、無理をしている以上は、必ず見返りがほしくなる。
    p95
    尋ねられる前に、決してアドバイスを口にしてはいけない!女からのダメ出し気味の的確なアドバイスに、余裕をカマせる男はそうはいません。
    p149
    女の甘えを無条件に受け止める、男のマチズモな対応は、フェミニンな態度と等価交換。
    p154
    彼女たちの特徴は、最終的に自分の望む方向に物事を持っていければ、その過程で起きる勝負にはいくら負けてもまったく問題ないと考えらる事です。
    p156
    「ホレ見たことか!」は、人の失敗を手ぐすね引いて待っている、不快な印象を与えます。「だから言ったじゃない!」も道義なのであれば、避けたほうが賢明ですね。
    p160
    あなたの彼、別名スポーツニュース何度も同じシーン別のチャンネルで見るの大好きマン
    p161
    男性は一点集中型のシングルタスク方式。いくつものことを同時進行するのが苦手な傾向がある代わりに、集中したら強い。
    p163
    女が持っていると男が唸る特性とは、「いざというときに俺より肝が据わっている」の一点です。普段のどうでもいい判断を男に任せ、それでいて男がオロオロするようなシーン、たとえば旅行先でパスポートを失くしたなどの場面では、どーんと構えて動じません。
    p171
    ヒーロー願望をバカにするなら、男にヒーローたることを求めるのは筋違いでした。
    p209
    稼ぐことも家事も、得意なほうが主導でやればいいと思うけど、苦手なことは一切やらない態度は、私は受け入れがたい。

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著者プロフィール

1973年、東京都出身。作詞家、コラムニスト、ラジオパーソナリティー。『ジェーン・スー生活は踊る』(毎週月~木曜午前11時TBSラジオ)に出演中。『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎)で講談社エッセイ賞を受賞。著書に『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』(ポプラ社)、『生きるとか死ぬとか父親とか』(新潮社)、『これでもいいのだ』(中央公論新社)、『ひとまず上出来』(文藝春秋)、『きれいになりたい気がしてきた』(光文社)など。

「2022年 『OVER THE SUN 公式互助会本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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