あい

著者 :
  • 角川春樹事務所
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感想 : 119
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758412087

感想・レビュー・書評

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  • 初めて関ご夫婦のことを知った。なんて素敵な関係なのだろう!年をとっても仲睦まじく過ごした2人のようになっていきたい。

  • 高田郁さんのファンになって六作目。実在の人物を描いた作品であることを、あとがきで知った。
    他の作品と共通する主人公像だったが、加えて、根底にある夫婦の深い信頼と愛情が暖かく、穏やかな心持ちで読み進めることができた。

  • 2019/07/25
    あいはできた人だ、
    やわらかに微笑んでって場面がとっても多い。
    多産なことにもびっくり。
    崇高な先生を本当に信頼してた。
    あいにしか支えられない
    幸せな言葉をもらったね

    2022年9月12日
    またまたまさかの再読。
    でも面白い。
    山桃を見てみたい、食べてみたい。
    蕪かじり百姓が一代でこうも立派になり、子どもらに教育させて、
    すごい。

  • 2017.8.2

  • 実話。だからいまいち暗い。けどしょーがない。
    暗いままで終わる。子どもに恵まれるも先立たれるし、最期もわりとあっけないところで逝ってしまうし。医師として生きた夫を支えた妻の物語。

  • この人の作品を読むと、いつも明るい気持ちになれる。この作品も主人公の明るい面を見るという性格のおかげであまり暗くならずに読むことができた。しかし子供たちに先立たれる場面では思わず号泣してしまった。素敵な夫婦の在り方に憧れます。

  • 幕末から明治に生きた医者・関寛斎とその妻あいの生き様、夫婦愛を謳った作品。

    百姓から身一つで医者となり藩医、明治新政府医と立身出世するが本人は、医は出世道具にあらず

    貧しきもののためにあるという信念で、役を捨て屋敷も売り最後は身一つであいと共に医療の礎にならんと北海道に渡る。

    あいの言葉「人たるものの本分眼前にあらずして永遠にあり」を想い、あいが見た山桃のある風景を瞼に焼付けながら
    そのの生き方に共鳴し感動し応援している自分がいます。

  • 2016.1.29.久しぶりの高田さん作品。読むのに最初は躊躇した。いいことばかりが書いてある作品に違いないきがして、そして、実際そうだった。しかし、心の中にじわじわ染み入るように勇気が与えられていった。土地に恵まれず「八千石こ蕪かじり」と揶揄されるほど貧しい暮らしを強いられていた農家の中で、まだ辛うじて食べていけるほどの暮らし向きである農家の三女に生まれ、のちに母方の伯母年子夫婦の養子である関寛斎と結婚したあいの半生を描いた作品。医師である夫を時に、年子から仕込まれた機織りで支え、力強く、そして優しく正直に生きたあいの姿にほぼ一気読みさせられた。関寛斎という人は実在の人物らしいが全く知らなかったので他の方の作品でも読みたいと思う。

  • 「人たる者の本分は、眼前にあらずして、永遠に在り。」  関寛斎、73歳にして徳島の蘭方医から北海道に入植し開拓に余生を捧げた男。その男を支え、寄り添い、ともに夢を抱いて生き抜いた女性、あいの物語。「逢」「藍」「哀」「愛」の4章から構成されています。読み応えがありました。各章ごと・・・4日かけて読了し深い感動を覚えています。巻末の「関寛斎の人間像」「関寛斎 蘭方医から開拓の父へ」「野のひと関寛斎」などの参考文献も読んでみたいです。 (2013.1.8発行)

  • 三歩後ろを歩きつつ、言うべきことはビシッと言える、この時代の女性と、現代の自立した生活をしている女性、どちらの要素も持っていたい。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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