千円札は拾うな。

著者 :
  • サンマーク出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763196804

感想・レビュー・書評

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  • すごくよい本でした。
    一般的に信じられているいわゆる常識というものが、如何に不確かなものか、またそれを根拠もなしに、疑うこともせず信じることが、どれだけリスクがあるのか。という現実を気づかせてくれる本です。
    かつてのベストセラーですが、後れ馳せながらながら読んでよかった☆

  • 頑張ってもどうにもならなないとわかると、人はがむしゃらに頑張るのをやめ、「頭を使う」うようになる。
    ⇒そこで必要になるのが「考える力」。⇒何かを劇的に変えること。=成長。

    決断と判断は似ているが決定的に違う点がある。
    それは、判断には正解があるが、決断には正解がないということ。
    ⇒即決にこそ、価値がある(p123)

    人生において最も大きなリスク、それは周囲の人の常識に流されて、本当のリスクを自覚しないまま生きていくことだ。
    リスクのない人生などこの世には存在しない。(p158)

    目次
    1章 成果を生み出す「時間」のとらえ方
       時間の常識はゴミ箱へ
     勤勉は悪、努力は報われない
     残業をやめれば給料は増える ほか
    2章 利益をもたらす「お金」の上手な使い方
       お金の常識はゴミ箱へ
     経営とは買い物だ
     「お金は血と汗と涙の結晶」という考えを捨てる ほか
    3章 大成する「いい男」「いい人材」の見抜き方
       人を見る目の常識はゴミ箱へ
     男性アイドルの頂点は髪型でわかる
     変化値は捨てられるものの量で決まる ほか
    4章 トレンドを捨て、「本質」を貫く考え方
       常識を捨てる勇気ある決断
     即決にこそ、価値がある
     大きいことはもはや安定ではない ほか

  • 良い方向に期待を裏切ってくれた本。
    思想の根本に
    個人的には松下幸之助氏を感じる。
    ためになる、ならないではなく面白い本でもあるので
    ぜひ、一読を!!

  • 「なぜ千円札を拾ってはいけないのか。それは、千円札を拾うと目線が下がり、他のものが見えなくなるから。」

    一見、千円札を拾うのは得に思えるが、大した得じゃない。そんな程度の事で満足しないで、壱万円や、百万円拾うにはどうしたらいいのかを考えなさいという事が書いてあります。
    そのほかにも、そういう視点でも考えられるな!ということも書いてあり、刺激を受けました。

    ただ、著者の安田佳生氏が代表取締役社長を務めるワイキューブは2011年3月に民事再生法適用を申請しています。

    本著書の中で、どんな投資でも、一手先で「損」と見なすか、三手先の「得」を見越すかと言っていて、確かにそうなんだとも思うんですが、三手先の得を見越しても、一手先の損で潰れてしまっては元も子もないですよね。やはりその辺のバランス感覚が重要になってくるんじゃないかと思いました。

    皮肉ですが、著者の会社が民事再生に入ったことによって、いろいろと考えるきっかを与えてくれる本になったと思います。

  • とても面白かった。普通の考え方がいかに固まった考え方だということが痛いほど分かる。こんな経営者の社員はどんなに働きやすいのだろうかと考えてしまう。
    しかし常識から外れたことをするのもこれまた大変なのだろう。
    モヤモヤした気持ちが晴れた。

  • 第一章がとにかく素晴らしい。2章以降は具体的な経営論。

    ☆1割~2割アップといった低い目標を掲げてしまうと、その分労働時間を長くしたり、がむしゃらになることで解決しようとしてしまう。
    しかし、無謀なほど高い目標を掲げれば、新たな手法を考えなければならない。そうして今までの常識を捨てていくことが成長なのでである。

  • 道端で千円札を拾ってしまったんです。
    ちょうどその後、本屋へ行ったらこの本が置いてあったんです。
    「あっ。千円札拾っちゃった」って思いながら、手にした本。思わず購入。


    どうやら一万円なら拾ってもよいよ。ってことではなかった。

    ワイキューブの安田佳生社長が書いてる本で、安田さんの本は前にも読んだことはありました。
    やっぱ、トップへ行く人はすげー考え方持ってるなって思った。

    後半の方に書いてあった、新しいものを取り入れていくときに必要なのが、今までのことを一度“捨てる”ということ。今持ってることを捨てて初めて新しいものを得ることができる。
    という考え方には衝撃を受けた。
    なるほどなって思った。でも、実際、やる決断よりやめる決断の方がしごく難しいことだし、すげー勇気がいるし・・・。

    あっと言う間に読める本です。勉強になりました。一見の価値有りです。

  • 給料を上げるために一旦仕事をやりこんだら、次はその仕事を自分から手放し、仕事がなくなるようにする=人にその仕事をやらせることで、人を育てられる人材になる。
    そうすることで自ずと自分の価値が高まり、結果収入が増える。

    やろうと思ってもなかなかできないことです。改めてやろうと思います。

    捨てることによって変化する。変化することで・・・

  • どんなにカッコイイこと書いても会社潰しちゃったでしょ…。社長の最大の役割は会社を潰さないことじゃないかと思ってます。半歩先を考えることが出来ても、5年後先のことは考えなかったのかな~。この社長がノリノリの時に書いた本なので、今じゃ千円札も拾うんだろーなー。

  • 本屋で発見し、即買いでしました。
    しかし期待していたインスピレーションは無く、
    ただただ、「目先ばかり見るんじゃない」
    それに終始した内容でした。

    著者本人に興味がない場合は
    見開き以降10ページ程を熟読すればよいと思います。
    もののおくのほう、その事象が何であるのか、
    何をもたらそうとしているのか等が書かれ、
    もし以前に類似書籍を手に取った事があるのなら
    貴方にとってもやはり類似なことが書かれているのです。

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