ライチ☆光クラブ (f×COMICS) (Fx COMICS)

著者 :
  • 太田出版
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本棚登録 : 4495
感想 : 456
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778320171

感想・レビュー・書評

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  • 少年少女、秘密基地、ロボット。もっと狂っているのかと思いきやわりと王道なストーリー展開。期待せずに読んだけど見応えはあった。あっさり手のひらを返していった仲間達は今まで何を根拠にゼラを盲信していたんだ…?

  • グロいんだけれどエロスと美しさがある。そして残酷さ。

    標本のようにときを止めて美しくあり続けようとした、あり続けたかった少年少女たち。
    秘密基地。閉鎖空間。自分たちの規則。そこに漂う耽美さ。
    不思議な魅力や魔力がある作品だった。

    きっと古屋兎丸さんの観た東京グランギニョルの舞台もそうだったのだろう。基本グロ苦手なわたしは目を覆いたくなるんだろうなーでも観てみたい。

  • ヴィレヴァンに常備してあるイメージ

  • 本当に劇を見てるように思える作品です。永遠の美を求めた少年達が愚かで美しいです。
    一人ひとりのキャラクターが個性豊かで好きになります。

  • 古屋兎丸の代表作の1つ。

    昨夜(2016 2/20)劇場版を観賞しての久々の読み返し。

    劇場版も良かったが、やはり、原作の方が好きだなぁ。劇場版のジャイボのラスト近くの台詞(原作にはナイ)にはヤラレたけど……。

    そぅです。自分のブクログアイコンは、イイ年して、カノンちゃんですがなにか?

  • ただひたすらに耽美で退廃的で狂ってる話
    なんかもうエロいとかグロイとかいう次元じゃない
    大人になりたくない気持ちもジャイボの気持ちも分からなくはないけどこれほどまでに人を狂わせるものなのか、って感じ
    元ネタの劇がとても見たかった、このストーリーを考えついた飴屋さんは天才というか奇才だと思う

  • エロ、グロ、怪奇、昭和レトロのお耽美な世界。この様式美を堪能できないのなら、この漫画を読む意味はないだろう。
    人生を狂わせたという元ネタのアングラ演劇を見たくなりました。

  • 久しぶりに読みたいなーと感じたため再読。やはり話の構成がとてもいいです。まるで劇を見ているかのような空気感で物語が進行していき、話は陰惨ながらも心は高揚してしまいます。改めてみるとゼラも完璧ではないただの人間なのだということ、なんやかんやで一番の裏切り者はデンタクだという事を感じました。そして初めて巻末の古屋兎丸のコメントを読みましたが、劇の中から泣く泣くカットしたという鉄のペニスとTVファックがとても気になりました

  • なぜか突然、読みたいと思ってたことを思い出して購入。
    結果、すぐハマりました。

    原案の舞台も見たかったなぁ。ミーハーな私にはこれくらいのサブカル感がちょうどよかったんだとも思うけども。

    ゼラでもジャイボでもなくタミヤが好きな私は普通。彼だけ世界線がジャンプですね。

  • 過去に実演された演劇の漫画化作品。
    中学生の閉鎖的なコミュニティで没頭するロボット作り。
    普通の少年たちが無邪気に結んだ関係性の歪みと破滅。
    卓越した頭脳をもつ中学生の思考、思春期の性徴・情動が相まってエスカレートする狂気が恐ろしい。
    狂気の秘密基地で人間性を殊更輝かせる誘拐者ライチと
    被害者少女の交流が純粋で美しい、という構図。
    誰ひとり幸せにならない、なにもよくならない、
    でも悲観も絶望も間違いな気がするようなひたすら退廃的なはなし。
    あとがきによれば細かい展開はオリジナルの割合が強いようだけど、
    各キャラクターの役割に重みが出て伏線も活かされた内容で
    複雑さを増しただけ良くも悪くも感情を刺激された。
    演劇の場合はもっとシンプルだったんだろうな。
    独特の絵柄だけど画力があり、というかエグい表現がお上手なのですごい迫力。
    内臓でまくる系が苦手な方は要注意ですが、一見の価値はあるかも。

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著者プロフィール

一九六八年東京都生まれ。九四年に『月刊漫画ガロ』より「Palepoli」でデビュー。卓越した画力と多彩な画風で熱狂的な支持を集める。著書に『ライチ☆光クラブ』『帝一の國』『女子高生に殺されたい』などがある。

「2021年 『谷崎マンガ 変態アンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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