ライチ☆光クラブ (f×COMICS) (Fx COMICS)

著者 :
  • 太田出版
3.99
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本棚登録 : 4502
感想 : 457
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778320171

感想・レビュー・書評

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  • 過去に実演された演劇の漫画化作品。
    中学生の閉鎖的なコミュニティで没頭するロボット作り。
    普通の少年たちが無邪気に結んだ関係性の歪みと破滅。
    卓越した頭脳をもつ中学生の思考、思春期の性徴・情動が相まってエスカレートする狂気が恐ろしい。
    狂気の秘密基地で人間性を殊更輝かせる誘拐者ライチと
    被害者少女の交流が純粋で美しい、という構図。
    誰ひとり幸せにならない、なにもよくならない、
    でも悲観も絶望も間違いな気がするようなひたすら退廃的なはなし。
    あとがきによれば細かい展開はオリジナルの割合が強いようだけど、
    各キャラクターの役割に重みが出て伏線も活かされた内容で
    複雑さを増しただけ良くも悪くも感情を刺激された。
    演劇の場合はもっとシンプルだったんだろうな。
    独特の絵柄だけど画力があり、というかエグい表現がお上手なのですごい迫力。
    内臓でまくる系が苦手な方は要注意ですが、一見の価値はあるかも。

  • 残酷と純愛の両方がよく混ざっている。読後、静かに胸に来る。

  • ライチとカノンがかわいい。育てたのはカノンとはいえ産んだのはデンタクなわけで、デンタクすごいなー。そりゃあんだけ笑って死ぬよなー。

  • 美しいよね

  • 絵は流石に綺麗だが、、

    …内容ないし、ノリが悪い。。
    正直、最後まで読むのがキツかった。

  • うーん、アングラ!!!

  • 雷蔵ベリーキュート
    かなりグロかったけど良かった

  • ロボットと監禁されている美少女のピュアな純愛と、純粋であるが故に狂っている中学生のBLがとても素敵です。

  • 4年前くらいに購入してそれ以降度々愛読していました。部屋の整理がてら、いい機会なので丸尾末広作品とあわせてまとめ読みしました。

    いや、何度読んでも素晴らしい。ストーリー良し描写良し細部のギミック良し。"漫画として面白く読め"てかつ"ガロ的なアングラ感"ある漫画を読みたい方はこれを1番に挙げますね。

    カノンがやはり息を飲むほど美しい。純粋な美しさがありますね。愛そのものだと思います。大変グッときます!
    以前読んだ時は、ゼラが好きだったんですがね。人間離れした先読みを示す彼が、裏切り者探しに奔走し処刑を繰り返すごとにどんどん人間臭くなる、焦っていく流れはやはり面白いし引き込まれます。
    でも、その更に前にとか、最初読んだ頃は、デンタクが好きだったんですよね。この漫画で唯一、ちゃっかりハッピーエンドを迎えたキャラクターなのではないでしょうか。トップの参謀役としては実にいい仕事をしてるんですよね。あとビジュアル的に好みで可愛いんす(笑)。いや、みんな可愛いよ!

    あとがきの、この漫画が出来た経緯もいいですね。「何でこの時代に生まれなかったんだ!」と悔し涙を流すレベルで。

  • グロテスク注意。

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著者プロフィール

一九六八年東京都生まれ。九四年に『月刊漫画ガロ』より「Palepoli」でデビュー。卓越した画力と多彩な画風で熱狂的な支持を集める。著書に『ライチ☆光クラブ』『帝一の國』『女子高生に殺されたい』などがある。

「2021年 『谷崎マンガ 変態アンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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