失踪日記2 アル中病棟

著者 :
  • イースト・プレス
4.09
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784781610726

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で。
    失踪日記も大層な内容だと思いましたがこちらも壮絶。入院している患者さんたちも一癖もふた癖もありそうな人たちで…良くも悪くも普通じゃないな、と思いました。が。人間何が起こるかわからないし他人事じゃないなぁなんて思いながらも読みました。

    それにしても一番わかりやすいのは漬物のきゅうりが生のキュウリに戻らないのと一緒、というたとえは非常にわかりやすい。自営業というか創作で食ってくって大変なんだろうなぁとしみじみしてしまいました。やりたいことと生きがいを見つけること。簡単なようで難しい。とりあえず吾妻先生、頑張れ、という気持ちです。(だったら図書館で借りないで買ってやれ、って感じですね)

  • 失踪日記から引き続き。
    割と重そうなテーマだが、漫画というスタイルのせいかコミカルに感じる。
    退院直後の「不安だなー、大丈夫なのか?俺…」って
    何かわかるなぁと感じた。

  • 2014.10.8読了

    前作失踪日記にすっかりはまって手に取ったが、
    個人的には前作のほうが好みだった。
    多様性と意外性に起因するものだろうと思う。
    本作はアル中に特化しており、前作でも一部取り上げられていた分、新鮮味が薄れているから。
    とはいえ、濃ゆいアル中の話にクラクラしたことは確かである。

  • 描写が非常に克明に描かれており、ためになる本であったと思います。

  • すごい本だ。アルコール依存の実態って本当にすごい状況なんだけれど、淡々として吾妻さんらしい描写が続く。そして登場人物皆が濃い。アルコール中毒になってしまったら、死ぬまで飲めなくなるんだな。それは単純につらい。ほどほど飲んで細く長く生きたいものである。できることであれば。

  • アル中治療という非日常をユーモラスに克明に描き記している。あまりの淡々とした描写に恐怖すら覚えるのは著者らしい。1つ1つのエピソードにパンチがあり最後まで飽きさせない。

  • 当事者の立場で描かれているので、アルコール依存症の人はもちろん、家族や周囲の人が読んでも勉強になる本。
    ミステリアスな御木本さんが素敵。

  • 失踪日記のその後。
    二度目の失踪後、強制入院させられたアル中病棟での日記。

    ある意味全くの未知の領域での出来事。
    だけど、すべての人が陥る可能性と、鬱の発症は同じかなぁ…

    ちょいと前の年代の人達から見れば、鬱もアルも大差ないんだろうな…
    そういう系列の病院に入院したという事が『恥ずかしい』って言われちゃう。
    いきなり死なれてからよりもマシだと思うのは、私だけではないと思う。

    アルも、鬱も寛解しても、完治はしないんだなぁって。
    ある意味物凄いもん見せられた感は否めない。
    鬱は…結構書けないと思うんだよね。
    ほら、そのまま自分責めて絶筆される人が多いから…
    だから、吾妻氏のほぼノンフィクションって凄いって脱帽です。

  • 噂に違わぬ面白さ。しかし吾妻ひでおの、女性のをかわいく描く才能は図抜けてますね。

  • へぇ

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著者プロフィール

漫画家。1950年、北海道生まれ。1970年代に『ふたりと5人』『やけくそ天使』などで人気作家に。その後、不条理漫画や自費出版の同人誌「シベール」でおたくの教祖的存在になるも、80年代末から失踪やアルコール依存症を繰り返す。その体験記『失踪日記』で、日本漫画家協会大賞、文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、手塚治虫文化賞マンガ大賞、日本SF大会星雲賞ノンフィクション部門を受賞、話題に。

「2015年 『文庫 逃亡日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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