ハイブリッド・リーディング 新しい読書と文字学 (叢書セミオトポス)

  • 新曜社
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784788514867

作品紹介・あらすじ

◆読むこと、書くこと、そして書物の未来に向けて
 かつてあらゆる書物が消滅し、電子情報に置き換えられる、と危惧された時期もありましたが、SF的空想にすぎないことも明らかになってきています。ただ、「メディアはメッセージ」だとすれば、デジタルメディアの進展とともに、「読書」という行為も以前の「サラブレッド」な読書とは変わってこざるをえないでしょう。スティグレールなどの「デジタル・スタディーズ」をも援用しつつ、「読むこと」がもともと持つハイブリッド(混淆)性を解き明かしていきます。さらに、1970年代からずっと書物のかたちをラディカルに問い、ブックデザイン界をリードしてきた杉浦康平氏に、書物と文字についての考えと実践活動をお訊きします。新時代のハイブリッドな「読書」から、新しい図書館計画、文字学などまで、「よむ/かく」をめぐる冒険的思索満載の特集です。

感想・レビュー・書評

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  • ハイブリッド・リーディングは読書の未来? « マガジン航[kɔː]
    https://magazine-k.jp/2014/06/03/hybrid-reading/

    【メディア掲載】「週間読書人」(叢書セミオトポス11) – 日本記号学会ウェブサイト
    https://www.jassweb.jp/?p=355

    新刊 日本記号学会『ハイブリッド・リーディング』: 新曜社通信
    https://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/post-751c.html

    ハイブリッド・リーディング - 新曜社 本から広がる世界の魅力と、その可能性を求めて
    https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b455517.html

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784788514867

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著者プロフィール

杉浦康平(すぎうら こうへい)
1932年、東京生まれ・東京芸術大学建築学科卒。グラフィックデザイナー。
現在、神戸芸術工科大学名誉教授、同大のアジアンデザイン研究所所長を歴任。2011年秋、それまでの半世紀余にわたるデザイン作品の寄贈先である武蔵野美術大学美術館・図書館が「杉浦康平・脈動する本」展を主催。ブックデザインの集大成といえる作品群が一堂に会した。引き続きデザインアーカイブ特設サイト「デザイン・コスモス」が構想され、2021年に公開。主な受賞に、1997年の毎日芸術賞および紫綬褒章、2019年の旭日小綬章がある。
主著に、万物照応劇場シリーズ『日本のかたちアジアのカタチ』(三省堂)、『かたち誕生』(日本放送出版協会)、『宇宙を叩く』(工作舎)がある。また、本書『本が湧きだす』を含む「杉浦康平デザインの言葉」シリーズは、2010年『多主語的なアジア』(工作舎)から刊行をスタートした。2014年には、ダイアグラムと時間をテーマに『空間のシワ・時間のヒダ』(鹿島出版会)ほか、多くの著作がある。

「2022年 『本が湧きだす』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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